腸管神経節細胞僅少症を対象として乳歯歯髄幹細胞を投与する臨床研究がAMEDに採択
当社グループの株式会社S-Quatre(エスカトル)は、有効な治療法のない小児疾患や希少疾患に対する新規細胞治療薬(再生医療等製品)の創出を目指して、乳歯歯髄幹細胞(SHED: Stem cells from Human Exfoliated Deciduous teeth)を活用した研究開発に取り組んでおります。
このたび、九州大学と共同で応募した研究課題、「ヒト乳歯歯髄幹細胞を用いた腸管神経節細胞僅少症治療に対する新規治療法の開発」が、日本医療研究開発機構(AMED)の「令和8年度 成育疾患克服等総合研究事業」に採択されました(※1)。本課題の研究開発代表者は九州大学病院小児外科の吉丸 耕一朗講師であり、S-Quatreは研究分担者として参画します。
本研究では、腸管神経節細胞僅少症(※2)の患者様に対し、自己由来のSHEDを投与し、その安全性および有効性を検討します。SHEDは神経成長を促進する作用が期待される成長因子やサイトカインを豊富に分泌することから、本疾患に対する新たな治療アプローチとしての可能性が期待されています。なお、本疾患に対してSHEDを投与する臨床研究は、これまでに例のない初の取り組みとなります。
S-Quatreは本研究において、SHEDの製造および品質管理を担うとともに、これまでに蓄積してきた細胞製造および臨床開発に関連する知見を提供します。
当社グループは本研究を通じて、これまで有効な治療法が限られていた本疾患に対して新たな治療の可能性を切り拓くとともに、患者様とご家族にとって意義のある選択肢を一日でも早く届けるべく、引き続き研究開発を推進してまいります。
※1:令和8年度 「成育疾患克服等総合研究事業」の採択課題について
https://www.amed.go.jp/koubo/03005/02/C_00004.html
※2:腸管神経節細胞僅少症(指定難病 101)は、生まれつき腸管の神経節細胞が不足していることにより腸管の蠕動運動が著
しく障害され、重篤な腸閉塞症状を来す難病であり、現在までに確立された有効な治療法はありません。
ご参考:難病情報センター https://www.nanbyou.or.jp/entry/3949

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