世界で注目される「銘建工業のスギCLT」~欧州で生まれ、日本で磨かれたCLTが北米の展示会へ~
施工性と品質が切り拓く北米市場での新たな展開

銘建工業株式会社(本社:岡山県真庭市)が製造するスギCLT(直交集成板)が、ユニット建築プロダクト「CLT CELL UNIT」(出展・開発:株式会社Gate(福岡県福岡市早良区))に採用され、2026年2月~4月に開催された北米市場における実証および展示会で高い評価を獲得しました。この結果を受け、当社では海外でのパートナー連携や事業化検討を進め、日本のスギCLTの価値と可能性を世界に発信していく予定です。
スギCLTが世界で評価:日本の品質がもたらす競争力
CLT(Cross Laminated Timber:直交集成板)は、板材を繊維方向が直交するように積層した大版の木質構造材で、コンクリートや鉄に代わる新しい構造材料として世界的に注目されています。高い強度と寸法安定性に加え、工場加工による精度の高さと施工性を兼ね備えていることから、ユニット化やモジュール建築との親和性が高い点が特徴です。そのため、ADU(日本では”離れ”と呼ばれる別棟)やユニット住宅、トレーラーハウス、宿泊施設、さらにはホームセンターなどの量販流通といった幅広い用途での展開が期待されています。こうした背景には、住宅不足や価格高騰といった社会課題があり、短工期・省施工が可能なモジュール建築への関心が急速に高まる中、CLTは施工性・品質・量産性を兼ね備えた素材として評価されています。

2026年に米国で開催された国際展示会である 2026 International Builders’ Show(2026年2月開催)と 2026 International Mass Timber Conference(2026年3~4月開催)および現地組立実証において、当社のスギCLTが高く評価されました。
高い施工効率、品質
現地施工では三井ホームアメリカ社(所在:アメリカ合衆国カリフォルニア州ロダイ、以下MHA)の協力を得て初めて組み立てを行う米国の職人2名により約2時間15分で組み立て完了。CLTの特性を生かしたユニット化により、あらかじめ工場で加工・準備された部材を決められた手順で組み立てることができ、品質のばらつきを抑えながら施工効率を高められる点が確認されました。


スギならではの良さ
スギCLTの美しさや香り、そして品質の高さは、来場者に強い印象を残しました。また、株式会社Gate社開発の金物を使用しない壁接合部分の「蝶蟻」に対しても評価を得ました。
※蝶蟻:日本の伝統的な木造建築において、金属の釘やボルトを使わずに木材同士を強固に接合する技法
米国内では、スギを構造材として活用する事例はまだほとんどありません。しかし、日本のように構造材として取り入れてみたいという声が多く寄せられ、他の建材とは異なる魅力を持つ素材として、大きな関心を集めていました。


このように、ヨーロッパで生まれたCLTという技術が日本のスギと製造技術によって磨かれ、北米市場で新たな価値として受け止められています。スギCLTはこれまで北米では構造材として主流ではなかった素材だからこそ、今後の建築の選択肢として広がっていく可能性を秘めており、その活用の広がりが期待されています。
会社情報

会社名 :銘建工業株式会社
本社 :岡山県真庭市勝山1209
設立 :1966年7月(創業1923年)
資本金 :3,780万円
事業内容:
・構造用木質建材の製造(集成材・CLT)
・木質構造事業(木質構造の設計・施工)
・バイオマス事業(発電・木質ペレット)
関連サイト

銘建工業WEBサイト
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