コインパーキング向け埋設不要の車両検知センサ発売
~施工工期を従来の約半分に削減~
オプテックス株式会社(本社:滋賀県大津市、取締役会長兼代表取締役社長:小林 徹、以下「オプテックス」)は、埋設不要で施工性の高いコインパーキング向け車両検知センサを開発いたしました。その第一弾として、ゲート式駐車場(*1)用の車両検知センサ「ViiK Gate(ビークゲート)」を4月15日に発売いたします。
*1 ゲート式駐車場:駐車場の出入口にゲートバーを設置し、駐車場利用者や登録・許可されている車だけが入退場できる駐車場のこと
*1 ゲート式駐車場:駐車場の出入口にゲートバーを設置し、駐車場利用者や登録・許可されている車だけが入退場できる駐車場のこと
駐車場経営は、遊休地の有効活用として始められることが多く、契約期間が2年で更新されることが多いため、駐車場設備の施工と撤去において工事の簡易化が求められています。無人で車の入出庫を管理するためのセンサとして現在主流なのは、地中に埋設するループコイルです。ループコイルは電線をループ状に巻いたもので、ループコイル式の車両検知は、車両の金属部分による信号変化を利用して、車両の有無を検知し、駐車券の発行、ゲートバーの開閉、車両の満空表示に使用します。しかし、ループコイルの設置には地面を掘り起こす作業が必要で、アスファルト舗装や配線により大掛かりな工事になります。また、設置ミスや車両の圧力により電線が断線した場合、再び地面を掘り返すこととなり、メンテナンスにも時間と費用を要するため、近年、商業施設やビルの地下駐車場などにおいてループコイル埋設禁止の動きも進みつつあります。
そこで、当社が開発した車両検知センサは、埋設不要でポールに設置することができるため、工期を従来の約半分に削減するなど、施工面での省力化に貢献いたします。また、今後普及が進むと予想される炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を採用した車も確実に検知できるため、車種を選ばない駐車場運営ができます。当社の車両検知センサシリーズには3つの特長があります。
1.施工の簡略化と省力化を実現
埋設工事が不要でポールに設置できるため、従来は約6日間要した工期を約3日間の半分に短縮できると共に、ループコイル式の課題とされていた設置ミスや故障時にかかる手間を省力化できます。駐車場を1日でも早くオープンできればそれだけ収入を得られるので、駐車場を運営する会社やオーナーにとっても大きなメリットになります。また、商業施設においても、設立後に駐車場をコインパーキング化する際、駐車場を封鎖する必要がありません。
2.炭素繊維強化プラスチック(CFRP)も正確に検知
マイクロ波(電波)と超音波(音波)のコンビネーション方式を採用しており、ループコイル式のような金属を検知する検知方式ではないため、金属構成比が低い、炭素繊維強化プラスチックを車体の主材料に使用された車も確実に検知できます。車種を選ばない駐車場運営のために、今後はこの技術を搭載したセンサの使用が進むと想定されます。
3.屋外環境に強いセンシング技術で、安心・快適な駐車場運営が可能
当社の主力である防犯センサで培った屋外で強いセンシング技術を応用し、降雨・降雪・風の影響を受ける屋外環境においても、安心してご利用いただけます。
今後オプテックスは、ループコイルに置き換わる車両検知センサを、コインパーキング等の駐車場用途にとどまらず、車検知を必要とする幹線道路を中心とする交通インフラの設備導入や保守・管理の効率化や省力化に向けて、快適な車社会の実現に貢献していきたいと思います。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像