Visit Finland、8月9日「ムーミンの日」記念！ムーミン美術館がオープンしたタンペレのおすすめスポットをご紹介

～ヘルシンキから電車で1時間半の湖に囲まれた美しい街へ旅に出よう～

8月9日は、「ムーミンの日」です。フィンランドの国民的キャラクターであるムーミンの生みの親トーベ・ヤンソンの誕生日にちなみ、2005年に定められました。Visit Finland（フィンランド政府観光局）ではこの日を記念して、今年6月にフィンランド第三の都市であるタンペレにオープンした世界でひとつのムーミン美術館とタンペレのおすすめスポットを紹介します。

＜世界でひとつのムーミン美術館　―　最新技術を使った体験型美術館がタンペレにオープン！＞
2017年6月17日、フィンランド独立100周年を迎える記念の年に、タンペレホールに世界でひとつのムーミン美術館がオープンしました。タンペレでは、1987年から2016年まで「タンペレ美術館ムーミン谷博物館」において、トーベ・ヤンソンから寄贈されたムーミン作品や原画が展示されていました。この度、展示内容をパワーアップさせ、新たに「ムーミン美術館」がタンペレホールに場所を移し、リニューアル・オープンしました。
 

Jari Kuusenaho / Tampere Art Museum © Moomin CharactersTM
ムーミン美術館の様子

同美術館では、ムーミンの原画や、トーベの生涯のパートナーであり、グラフィックアーティストであったトゥーリッキ・ピエティラによる立体模型などが多数展示されています。このほか、最新技術を駆使したインタラクティブな展示もあり、新しいタイプの体験型美術館となっています。常設展「それからどうなるの？」では、ムーミンの小説9冊と、絵本3冊の計12冊を基にした展示で、ムーミン物語の世界を体験いただけます。展示は日本語にも対応しているため、ムーミンファンはもちろんのこと、あらゆる方にお楽しみ頂ける内容になっています。

8月9日からは、企画展　第一弾として「トーベ・ヤンソンとムーミンたち展」が開催されます。この展示ではトーベ・ヤンソンのムーミン挿絵家としての側面に加え、ムーミンのキャラクター誕生秘話やキャラクターの転換期などについて知ることができます。

Visit Finlandでは、同局が行うマーケティングならびにセールスプロモーションである「カルチャー・フィンランド」のトップ20プロダクトの1つにムーミン美術館を選出し、ムーミン美術館への観光促進をサポートしています。

●営業時間：火〜金　9時〜19時 / 土・日　11時〜18時 / 月　休館日
●場所：Tampere-talo Yliopistonkatu 55 33100 Tampere, Finland
●サイト（日本語）：https://muumimuseo.fi/ja

＜ムーミン美術館があるタンペレってどんなところ？＞
タンペレは、フィンランド南西部の湖水地方にある、フィンランド第三の都市です。ヘルシンキからは、電車で最短1時間30分の距離です。2つの湖とその間を流れるタンメルコスキ川によって作られる美しい景観はヘルシンキとはまた違った魅力があります。また、タンペレは、フィンランドの産業革命の発信地であり、現在もテクノロジーの街として知られています。かつては、紡績業や製紙業が盛んで、フィンランドを代表するテキスタイルブランド「フィンレイソン」もタンペレ発のブランドです。かつて工場として使われていた赤レンガの建物は、街のアイコンともなっています。伝統的な建築と新しい都市開発が見事に融合したタンペレで、お気に入りのスポットを発見してみてはいかがですか？

＜タンペレで行くべきおすすめスポット＞
◆カラフルな食材に出会える マーケットホール
100年以上の歴史を持つタンペレ・マーケットホールは、北欧最大級の屋内食品市場です。タンペレ市の中心に位置し、多くの市民で賑わっています。活気溢れる市場でタンペレ市民の生活を体験してみるのはいかがですか？タンペレならではの黒ソーセージはもちろんのこと、野菜やパンなど見ているだけでも楽しさ満点。また、マーケットホール内のおしゃれなカフェでコーヒータイムを楽しむのもおすすめです。
●参考サイト：https://visittampere.fi/search?type=location&tag=market-hall

 ◆タンペレ市街を一望できる ホテル・トルニ・タンペレのモロ・スカイ・バー
タンペレ駅のほど近くに2014年にオープンしたホテル・トルニ・タンペレは、高さ88メートルのモダンなタワーとかつて機関車の駅舎として使われていたレンガ造りの建物が融合するクリエイティブなホテルです。タワーの25階にあるモロ・スカイ・バーは、地元の人にもおしゃれスポットとして知られており、タンペレ市内を一望することができます。晴れた日には開放的なテラス席に座るのがおすすめ。夜にはロマンチックな夜景も楽しめます。北欧らしいスタイリッシュで暖かみのあるインテリアに囲まれながらほっとするひとときを過ごしてみませんか？スカイ・バーは、ホテルに宿泊しなくても利用することが可能です。
●サイト：https://www.raflaamo.fi/en/tampere/moro-sky-bar#
●営業時間：月・火・日11:00~24:00 / 水-土11:00-2:00

◆タンペレの中心にあるタンメルコスキ川沿いをお散歩
18メートルの高低差があるナシ湖とピュハ湖をつなぐタンメルコスキ川は、その急流を利用して、水力発電がおこなわれており、昔からタンペレの人々の生活を支えています。川沿いには、昔ながらのレンガ造りの建物が立ち並び、タンペレらしい風景を楽しめるおすすめの散歩コースです。夏場には、タンペレ市民が川沿いで憩う様子もよく見られます。そんな地元の人に混じって、ピクニックを楽しんでみてはいかがでしょうか。川の音に癒されながら、気心の知れた仲間たちと過ごす最高の時間－ フィンランド流「何もしない幸せ」をぜひここで体感してみてください。

 ◆フィンランドで1番美味しいドーナツが食べられるピューニッキ展望台
ピューニッキ展望台は、1929年に建設された歴史ある展望台です。海面150メートルの世界最大級のエスカー（氷河が削り出した砂や礫が蓄積してできた細長い峰）に建てられており、塔の上からは、タンペレの美しい景観をつくり出す北のナシ湖と南のピュハ湖、そして美しい緑の森が眼前に広がります。晴れた日には、その吸い込まれるような湖の青さに思わず息を飲んでしまうことでしょう。ノスタルジックな内装のタワー内のカフェは、フィンランドで一番おいしいと言われるカルダモン風味のドーナツを求めて、多くの市民や観光客でにぎわいます。森の中をちょっとハイキングしながら、ほっこりとした北欧タイムをお楽しみください。

●営業時間：毎日9時～20時 / 9時～21時（夏季）※夏至とクリスマスイブは3時まで
●サイト（英語）: http://www.munkkikahvila.net/?page=3&lang=en

◆ノスタルジックなタッリピハ厩舎跡-フィンランドならではのおしゃれなお土産を探してみよう！
タッリピハ厩舎跡は、可愛い雑貨屋さん、北欧デザインのカフェ、メルヘンなチョコレートショップなどが軒を連ねる、女子旅では外せないエリアです。かつて厩舎だった小屋を改装し、再利用しています。お店以外にも、公園があったり、馬車に乗ることもできたりと、市民にとっての憩いの場となっています。フィンランド語のポストカードや、フィンランドのアーティストが作ったハンドメイドの小物など、掘り出し物を見つけてみてはいかがですか？

＜タンペレへのアクセス＞
ヘルシンキからタンペレまで電車で片道21ユーロ、1時間半程度です。
●アクセスについて（英語）：https://visittampere.fi/article/getting-to-and-around-tampere
●電車について（英語）：https://www.vr.fi/cs/vr/en/frontpage

＜ご参考＞
●Visit Tampereサイト（英語）：https://visittampere.fi/
●タンペレの観光案内地図（日本語）：
https://visittampere.fi/media/f919f190-8ee9-11e6-800a-97b270bd95b5.pdf　
※ムーミン美術館の場所は青の1番「タンペレホール」になります。
●Visit Finlandサイト（日本語）：http://www.visitfinland.com/ja/