Monotype 日本語書体「Shorai Sans」2022年度グッドデザイン賞受賞のお知らせ
2022年10月7日――米国Monotype Imaging Inc.の日本法人Monotype株式会社(東京都千代田区、以下Monotype)は、日本語書体「Shorai Sans」が2022年度グッドデザイン賞を受賞しましたことをお知らせいたします。
Shorai Sans 特設サイトURL: https://shorai-sans.net/
Shorai Sans 特設サイトURL: https://shorai-sans.net/
■ Shorai Sansの概要
Avenir® Next[*1]の造形的要素を持つ日本語書体「Shorai™️ Sans」は、たづがね®角ゴシック、たづがね角ゴシック Infoに続き、約3年の開発期間を経て完成しました。幾何学的でシンプルな美しさと読みやすさが特徴の書体です。付属欧文には和文にあわせてサイズや位置を調整したAvenir Nextを採用し、和欧混植に最適化しました。たづがね角ゴシック同様、和文と欧文を別々の書体から選ぶ必要がなく、Shorai Sans単体で美しく読みやすいテキストを組むことができます。
■審査員による評価コメント
「和文と欧文のバランスに優れた、非常に汎用性の高いフォントである。欧文フォントのAvenir Nextとマッチするよう最適化されているため、和文と欧文の混在するグローバルな情報発信で活躍するだろう。バリアブルフォントの幾何学性と、繊細な手書き感の組み合わせも絶妙である。極太から極細まで10ウェイトと、幅広いファミリー構成でありながらも統一感を失わないデザインが素晴らしく、太いウェイトでも高い視認性が保たれている点も高い評価となった。」
■グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/54351?token=i7duioIYqj
■Shorai Sansの特徴
文字の線をできるだけ整理し、骨格を極限まで単純化。線を均一に保つことで、すっきりと読みやすい明快な形を目指しました。シンプルで見やすい文字は、印刷物のほか、スマートフォンやタブレット端末などのデジタルデバイス、建物や標識のサインまで、幅広いニーズに対応しています。
文字の太さは超極太から極細までの 10 種類。最も太いウェイトの Heavy では、複雑な輪郭線を整理し、Monotype初の超極太の日本語書体を実現しました。
通常の単体ウェイトに加えて、文字の太さや幅などをユーザー側で自由に調整できるバリアブルフォントを採用し、ウェイト間の太さも調整できます。ウェブサイトや映像などのスクリーン上で動きのある文字表現も可能です。
デザイン開発はMonotypeの小林章、土井遼太、そして書体デザインの第一人者、中村征宏氏によって行われました。基本となる漢字400字ができる頃、Monotypeの日本、香港、ドイツオフィスの書体デザイナーとエンジニア、そして中村氏が香港に集まり、1週間ほど一緒に書体制作をしました。日本語書体の制作では、書体デザインを終えてからエンジニアにバトンタッチするのではなく、両方を同時に進めた方が効率的であると過去の経験から学んだためです。将来の字種拡張も考慮し、最初から多国籍メンバーで開発を進め、世代や文化を超えたコラボレーションとなりました。人間らしい自然な筆の動きをイメージしたたづがね角ゴシックに対し、Shorai Sansは「何も足さない『素』のかたち」をテーマに、読みやすくクリーンで理知的な印象の書体に仕上げました。
書体名の「Shorai(ショウライ)」は、松の枝を吹き抜ける風やその音の意味である「松籟」に由来しています。茶道では茶釜の湯がたぎる音を意味し、日本的で優雅な響きのある名前です。誰でも発音しやすく、世界中の方々にお使いいただける日本語書体です。
[*1] アドリアン・フルティガー氏と Monotype クリエイティブタイプディレクターの小林章が共同制作した書体ファミリー。オリジナルの Avenir を改刻、ウェイト数を大幅に増やし、OpenType フォントとして 2004 年に発売。
■製品情報
製品名称 :Shorai Sans(ショウライ・サンズ)
発売日 :2022年2月22日
価格 :1ウェイト$179、ファミリーパック$999
デザイナー :小林章、土井遼太、中村征宏、Monotype Studio
見本帳ダウンロード:https://shorai-sans.net/pdf/samplebook.pdf
Shorai Sans Heavy 無料ダウンロード:https://www.monotype.com/jp/resources/download-shorai-sans-heavy
商品販売ページ
MyFonts:https://www.myfonts.com/fonts/mti/shorai-sans/
MyFonts バリアブル版:https://www.myfonts.com/fonts/mti/shorai-sans-variable/
販売店各社(Aflo Mall、designpocket、Font Factory、Font Garage、SDG)からもご購入いただけます。
和文書体Adobe-Japan 1-3(OpenType StdN)/和欧混植対応/10ウェイト(Ultra Light、Thin、 Light、Regular、Medium、Demi、Bold、Extra Bold、Black、Heavy)/バリアブルフォント/デスクトップ、Webフォント、ePub、HTML5を使用したデジタル広告などの各種ライセンス
■グッドデザイン賞とは
1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みです。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。これまでの受賞件数50,000件以上にのぼり、受賞のシンボルマークである「Gマーク」は、よいデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。
グッドデザイン賞: https://www.g-mark.org/
■本プレスリリースに関するお問い合わせ
Monotype株式会社
03-5275-6251
contactmtj@monotype.com
担当:雨下(あました)
Shorai Sansご購入に関するお問い合わせ
Monotype株式会社
03-5275-6251
Nobuo.Matsuzaki@monotype.com
担当:松崎
■Monotypeについて
Monotypeは、書体、技術、専門知識を通じて、ブランドの表現力とエンゲージメントを強化する書体のリーディングカンパニーです。デザインリソース、フォントテクノロジー、専門ノウハウを活用し、ブランドの美しさや信頼性、インパクトを創造するサービスを提供しています。
詳しくはwww.monotype.com をご覧ください。以下SNSでも最新の情報を発信しています。
Twitter:https://twitter.com/Monotype_KK
Instagram:https://www.instagram.com/monotype_kk
Facebook:https://m.facebook.com/monotype.japan
Avenir、FontShopおよび、Linotypeは、米国特許商標局に登録されているMonotype GmbHの商標であり、その他の国や地域で登録されている場合があります。Fontsmithは、米国特許商標局に登録されているFontsmith Limitedの商標であり、その他の国や地域で登録されている場合があります。Monotypeは、米国特許商標局に登録されているMonotype Imaging Inc.の商標であり、その他の国や地域でも登録されている場合があります。MyFonts.comは、米国特許商標局に登録されているMyFonts Inc.の商標であり、その他の国や地域で登録されている場合があります。Shoraiは、Monotype Imaging Inc.の商標であり、特定の国や地域で登録されている場合があります。たづがねは、日本で登録されているMonotype Imaging Inc.の商標であり、その他の国や地域でも登録されている場合があります。
その他、記載されている商標は、各社の登録商標または商標です。
© 2022 Monotype Imaging Holdings Inc.
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像