HPCシステムズ ハイバーテック製モーションコントロールボード動作確認済みモデル 公開
〜 デバイスパートナーとの協業により画像検査装置での拡張ボード互換性問題を解決 〜
HPCシステムズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 小野 鉄平)は、マシンビジョン分野で広く採用されている産業用PC『IPC-R670EA-R4』および『IPC-R670EM-SC』について、ハイバーテック製モーションコントロールボードとの互換性検証を完了し、2024年12月20日より動作確認済みモデルの新シリーズとして提供を開始します。
本製品の詳細は右記URLにてご参照ください。
https://embe.hpc.co.jp/product/hivertec/
一般的に、コンピューターメーカーやデバイスメーカーが拡張カード増設に伴う組み合わせ検証や動作確認を販売時点で行うことはありません。しかし、本製品は従来行われない事前の動作検証を完了しており、これにより装置開発時のトラブル削減や市場投入の迅速化を可能にします。
このたび当社は、ハイバーテック社との技術連携を強化いたしました。これにより、マシンビジョン分野の開発者の皆様が抱える多様なニーズに、より的確かつ柔軟に応えるサポート体制を整えることが可能となります。私たちは、この取り組みを通じて開発現場での利便性と安心感を一層高め、さらなる価値創出に貢献してまいります。
【ハイバーテック製モーションコントロールボード動作確認済みモデルの特長】
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高性能プロセッサー搭載:インテル Core プロセッサー(第14世代)
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幅広い拡張性:PCI Express + PCIスロットを装備
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優れた冷却性能:NVIDIA RTXシリーズGPUボード対応
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コンパクトな筐体設計
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高信頼電源:ニプロン社製産業用電源採用
【検証済みモーションコントロールボード】
ハイバーテック製モーションコントロールボードCPDシリーズ
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PCIeボード:HPCIe-CPD678N(8軸位置決め・補間 ボード)
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PCIボード:HPCI-CPD578N(8軸位置決め・補間 ボード)
【画像検査装置開発における市場課題】
ハイバーテック製モーションコントロールボード動作確認済みモデルは、高精度な画像処理と多軸制御を組み合わせた検査システム等の開発で起こり得る以下のような課題を解決します。
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システム構築時の互換性問題による開発遅延、コスト増加
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多軸制御のため拡張カードを複数枚搭載した構成での安定動作実現
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画像処理ボードとモーションコントロールボードの干渉リスク
【画像検査分野への適用事例】
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半導体・電子部品・ディスプレイの製造/検査装置
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医療・製薬・バイオ系の製造/検査装置
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専用加工機・組立機
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実験装置・計測器・姿勢制機器
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非接触検査・測定装置
【装置開発のためのカスタマイズにも対応】
本モデルは、標準構成での導入はもちろん、お客様が手掛ける装置開発の要件に応じたカスタム対応も可能です。これにより、多様なニーズに応じたソリューションをご提案し、開発プロセス全体のサポートをいたします。
【HPCシステムズ株式会社の産業用コンピューター事業について】
HPCシステムズは、産業用コンピューター事業において、顧客の用途と課題をヒアリングし、価格、性能、品質、高低温、防塵、防水、静電対策、過酷な環境に対する高耐久性などを考慮した製品を提供しています。工場生産設備、製造装置、検査装置、交通インフラ、自動運転、リテール店舗などのコントローラーとして、産業用コンピューターおよびエッジコンピューターの仕様提案から開発、生産、保守サポート、長期安定供給を実現しています。
【ハイバーテック社について】
株式会社ハイバーテックは、1983年の創業以来、PCベースの画像検査装置向けモーションコントロールシステムを提供する専門メーカーです。CPDシリーズは、最高6.5Mppsの高速制御や最大16軸同時制御を実現し、半導体外観検査や電子部品組立検査、医療機器などで採用されています。自社製FAデバイスを持たず、各メーカーの画像処理機器やセンサーとの組み合わせを前提とした製品開発とサポート体制を提供しています。Windows環境での画像処理・AIとの連携も容易で、豊富な導入実績に基づく技術コンサルティングにより、装置開発の効率向上を支援しています。
【本プレスリリースに関するお問い合わせ】
お問い合わせフォーム:https://www.hpc.co.jp/contact/company_form/
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