田中貴金属記念財団が、最高金額1000万円、総額2000万円を授与する「貴金属に関わる研究助成金」の研究テーマを9月2日より募集開始

貴金属に関わる新しい技術、製品開発に革新的な進化をもたらし、持続可能な未来づくりに貢献できる研究を募集、11月30日締切

 一般財団法人 田中貴金属記念財団(代表理事:岡本 英彌)は、2024年度「貴金属に関わる研究助成金」の研究テーマを9月2日(月)から11月30日(土)まで募集することを発表いたします。本助成金は、貴金属に関わる新しい研究・開発、製品開発に革新的な進化をもたらす国内の教育機関や公的研究機関を対象に募集いたします。

 第26回目となる2024年度から、「ひらめきときらめきで、今日を超える明日を創る」をキャッチフレーズとしました。研究者の創造性と貴金属の可能性で、”より良い未来” を創り続けることに貢献する研究・開発テーマを期待しています。

 本年度の受賞者には、「Umekichi Tanaka Award」にて最高金額1000万円をはじめ、新たに「Ichiro Tanaka Award」「Innovative Precious Metals Award」「KIRAMEKI Award」「HIRAMEKI Award」を設け、総額2000万円を授与いたします。「Umekichi Tanaka Award」は、貴金属の工業利用の拡大に尽力した創業者・田中梅吉の名を冠し、「Ichiro Tanaka Award」は、海外との連携に尽力した2代目社長・田中一郎の名を冠しました。

 本応募は田中貴金属記念財団ホームページ(https://tanaka-foundation.or.jp)の応募フォームから受け付け、厳正な審査の上、2025年3月末頃に同ホームページ上にて受賞者を発表いたします。

 田中貴金属記念財団では、貴金属の新分野を開拓醸成し、学術および技術と社会経済の発展に寄与することを目的に、多くの人々に対して、豊かな社会を実感いただける活動を展開しております。本制度では持続可能な未来づくりに貢献できるさまざまなチャレンジを支援しています。

昨年度は、貴金属を含んだ磁性薄膜をボンディングワイヤの表面にコーティングすることにより、これまで使用ができなかった高周波帯でのワイヤの使用が可能になることを目指した「電磁波遮蔽機能付ボンディングワイヤに関する研究」がUmekichi Tanaka Awardを受賞しています。

― 2024年度「貴金属に関わる研究助成金」募集概要 ―

【テーマ】貴金属を利用した、または貴金属に応用できる、持続可能な未来づくりに貢献する、新しい研究・開発であること。

【助成金額】総額 2000万円(上限金額)

・Umekichi Tanaka Award

1000万円

・Ichiro Tanaka Award(旧「Gold Award」)

300万円

・Innovative Precious Metals Award(旧「Silver Award」)

100万円

・KIRAMEKI  Award(旧「Young  Researcher Award」)

100万円

・HIRAMEKI Award(旧「TANAKA Special Award」)

30万円

※該当の助成金は奨学寄附金として取り扱います。

※各賞は、「受賞該当なし」の場合もあります。

【募集対象】日本国内の教育機関(大学、大学院、高等専門学校)、あるいは国公立及びそれに準ずる研究機関に所属(勤務)されている方

 ・日本国内の研究機関に所属されていれば、活動拠点は国内・海外を問いません。

 ・「KIRAMEKI Award」は、2024年4月1日時点において37歳以下の方を対象とします。

【募集期間】2024年9月2日(月)9:00 ~11月30日(土)17:00

【応募方法】田中貴金属記念財団ホームページ(https://tanaka-foundation.or.jp)上の応募エントリーフォームにて必要事項を入力の上、研究内容(テーマに関する論文や補足資料など)を送信してください。

【 発 表 】2025年3月末頃に田中貴金属記念財団ホームページ上にて発表します。

 ※受賞者へは直接ご連絡を差し上げます。

【応募条件】

貴金属を利用した、または貴金属に応用できる、持続可能な未来づくりに貢献する新しい研究・開発であり、以下のいずれかに該当する内容であること。

・ 貴金属に関わる新しい技術(新規材料、加工方法、プロセス開発など)であること

・ 製品開発に革新的な進化をもたらす研究(新規機能、プロセス開発、計算科学など)であること

・ 貴金属を利用した、新しい製品の研究・開発であること

※貴金属とは、白金、金、銀、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、オスミウムの

8元素をさします。

※他の材料メーカーと共同開発を実施しているもの(予定も含む)は、その旨を明記してください。

※すでに製品化・実用化されている、あるいは予定されているものは対象外となります。

<田中梅吉について>

創業者・田中梅吉は、東京の江島屋という質屋での修業を経て、江島屋田中商店を開業しました。創業の地である東京・日本橋区北島町(現・中央区日本橋茅場町)はそれ以降2006(平成18)年まで田中貴金属の本社所在地でした。創業当初の業務内容は、1銭銅貨や5銭白銅貨を買取り、100円単位に小分けして商家から手数料を取って交換するというものでした。後に地金商へと進出し、横浜の外国人居留地などから買取った外国の金貨を溶解・精錬して販売する事業を始めました。この時培った技術が、後に貴金属の工業利用に際し大いに役立つことになりました。

 

<田中一郎について>

2代目社長・田中一郎は、当時、世界のプラチナ産出量の約70%を占めるソ連からの直接輸入交渉を1920(大正9)年ごろから開始し、3年後の1923(大正12)年4月に販売権に関する契約を締結しました。その内容は、田中商店がプラチナ・パラジウムの日本総代理店となり、東洋における販売権を一手に引き受け、取引条件は米英と同一であるというものでした。以降、プラチナ・パラジウムなどの白金系貴金属における海外との連携に尽力しました。

【研究助成金制度に関するお問い合わせ】

「貴金属に関わる研究助成金」事務局

 田中貴金属工業株式会社 新事業開発統括部 企画推進セクション 内

 〒103-0025 東京都中央区日本橋茅場町2-6-6

 E-mail:joseikin@ml.tanaka.co.jp

 田中貴金属記念財団ホームページ:https://tanaka-foundation.or.jp

■田中貴金属記念財団

名称:一般財団法人 田中貴金属記念財団

所在地:東京都中央区日本橋茅場町2-6-6

代表理事:岡本 英彌    設立:2015年

事業目的:貴金属に関する研究への助成を行い、貴金属の新分野を開拓醸成し学術、技術ならびに

     社会経済の発展に寄与すること

事業内容:貴金属に関する学術的、技術的な研究に対する助成

     貴金属に関する優れた研究に対する顕彰及び講演会等の開催

■田中貴金属工業株式会社

本社:東京都中央区日本橋茅場町2-6-6

代表:代表取締役社長執行役員 田中 浩一朗

創業:1885年                   設立:1918年                   資本金:5億円

従業員数:2,498名(2023年12月31日)      売上高:2,172億458万1,000円(2023年度)

事業内容:貴金属地金(白金、金、銀、その他)および各種産業用貴金属製品の製造・販売、輸出入

HPアドレス:https://tanaka-preciousmetals.com

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会社概要

URL
-
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルディング22F
電話番号
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代表者名
岡本 英彌
上場
未上場
資本金
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設立
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