ドローン搭載型赤外線カメラによる、都市ガスを可視化する実証試験を実施
災害時など、緊急を要する都市ガス配管の点検への活用を検討
赤外線カメラによるガスの可視化技術は、様々な業界での活用が広がっています。
ガスに接触することによりガス漏れを検知していた従来のガス検知器と比べ、離れた場所から映像でガスを可視化できるため、ガスの漏洩箇所を発見することが可能となります。その技術を生かし、様々なプラントでガス漏洩点検の効率化や安全性の向上、カーボンニュートラルの促進に役立てられています。
本実証では、災害などの際にガス漏洩の疑いがある地域での緊急点検への活用を視野に入れ、カメラをドローン搭載することによる上空からの都市ガス検知の可否を評価しました。
都市ガスの可視化
国内の某施設にて、実際に使用されるのと同じ配管を固定設置し1mm径ほどの極小さな穴から実験的に放出された都市ガスを上空から撮影しました。非常に少ない漏れ量に関わらず、上空最大30mほどからの可視化に成功し、実用化に向けて価値ある成果を挙げることが出来ました。
今回の試験で確認された課題についてさらに議論を重ねていくことで、ドローンによる上空からのガス漏洩点検の実現を目指していきます。
IRSでは、この他にも二酸化炭素や一酸化炭素、アンモニアなど様々なガスの可視化を通して、カーボンニュートラルへの貢献をしていきます。
【製品概要】
名称 | LinkedAll Products社製「OGI 640」 |
対応ドローン | Matrice 300 RTKなど |
検知可能ガス | 主にメタン、プロパン、ブタンなどの炭化水素系ガス |
寸法 | 幅71×奥行148×高さ73mm |
重量 | 約1,150g |
画素数 | 640×512 |
焦点距離 | 25mm |
検知波長 | 3.2~3.42μm |
【会社概要】
商号 | 株式会社アイ・アール・システム |
代表者 | 代表取締役 藤井葉子 |
所在地 | 〒206-0041 東京都多摩市愛宕4-6-20 |
設立 | 1993年5月25日 |
事業内容 | 赤外線を主とする光学機器・測定器および部品の輸入販売 光学機器の設計開発 光学機器を用いた測定サービスおよび機器レンタル |
資本金 | 1,000万円 |
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