人協調AIクレーン安全支援システムの販売を開始
鋼板取り扱い作業の安全対策の高度化と熟練作業者の技能伝承を実現
株式会社リグニオ(本社・福岡県福岡市、代表取締役・中野雅俊)は、豊鋼材工業株式会社(本社・福岡県粕屋郡、社長・平澤一介)、株式会社東研機械製作所(本社・大阪府交野市、社長・矢原肇也)と共同で開発した「人協調AIクレーン安全支援システム」について、東研機械製作所より2026年4月に販売を開始いたしました。
■概要
「人協調AIクレーン安全支援システム」は、クレーン作業にAIを活用し、安全対策の高度化や熟練作業者の技能伝承につなげる安全作業支援システムです。3社は実用化に向け、約3年間にわたって共同で開発を進めてきました。2025年2月からは豊鋼材工業・苅田工場のレベラーラインで実証試験を行い、実用化に向けた検証を重ねてまいりました。
クレーン上部に搭載したカメラと3次元センサー「LiDAR(ライダー)」により、クレーンの動作や地上作業の状況を取り込み、端末(エッジ)側で直接処理・解析します。AIは作業者や吊り具(ハッカー)、鋼板など製品の位置をリアルタイムで検知し、巻き上げや搬送、「地切り」と呼ばれる吊り荷を地面からわずかに持ち上げて一時停止する安全動作などを判別します。地切りの際には音声によるカウントダウンや段階警報を行い、適切なタイミングと手順で安全に作業が進められるよう支援します。危険を検知した際には光と音声で即時に通知します。
本システムは警報を発するにとどまらず、作業評価も行います。地切り時のカウントダウンなどを通じて現場作業の安全確保を支援するとともに、クレーンの現場作業を解析してスコア化し、安全予防や人材育成にもつなげます。

■業界における課題
製造現場での鋼板など重量物の取り扱いは完全自動化や無人化が難しい一方、人手不足や高齢化が進んでおり、後進育成が業界の課題の一つとなっています。私たちは、人を単純にAIへ置き換えるのではなく、人とAIが協調しながら、より良い現場作業を実現することを目指しています。本システムを通じて、現場の安全強化と熟練技能の伝承を同時に支援してまいります。
■本システムの5つの特徴
本システムは、音声・光・スコア化・リアルタイムフィードバック・AIエージェントを組み合わせた、「人協調型」の新しい形のシステムです。

■今後の展開
本システムは、既存のクレーンにカメラ、3Dセンサー、エッジ処理端末を組み込んで導入します。現場の作業内容に応じて各種カスタマイズでき、クレーンを設置している鋼材加工流通業界を中心に、コイルセンターをはじめとする鋼板加工工場など製造業向けでの展開を進めてまいります。
■株式会社Regnio
所在地:福岡県福岡市中央区警固2-2-23 ウイングコート警固 601
代表者:中野雅俊
お問い合わせ:info@regnio.co.jp
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