専属M&AエージェントサービスRISONAL運営のオーナーズ、約11億円の資金調達を実施。M&AにおけるLLMを用いたAI開発に着手
〜属人化していた業務をAIで自動化し、売り手の利益を守る理想のM&A実現へ〜
今回調達した資金は、LLM(大規模言語モデル)を用いた開発によるAI活用の強化、RISONAL M&AおよびRISONAL WEALTH(資産運用)の事業拡大、新規事業参入に充てる予定です。
オーナーズは、専属M&Aエージェント(FA)サービスを中小企業に広く提供するRISONAL M&Aを運営しています。RISONALは、M&A、WEALTH領域において、業界をリードするプロフェッショナルチームの知識や経験と、人工知能やデータ活用、自動化を組み合わせた次世代のプロフェッショナルサービスを開発しています。売り手の利益を守り、追求することに特化したM&Aの支援のほか、事業売却後のオーナーを対象として資産運用のご支援(含む金融商品仲介業)を提供しています。
資金の使途について
今回の資金調達により、独自の専門領域におけるLLMを用いたAI開発を行いFAサービスの属人性を減らすことで、高品質のサービスをより多くの顧客に提供できる体制の整備を進めてまいります。
<LLM活用を予定している機能>
・面談議事録の自動記録・システムへの自動登録
・買い手候補先のリストアップ
・譲渡スキーム分析・手取り額試算
・提案書ドラフトの自動生成
上記は現在PoC(概念実証)を進めており、来春に実務導入を予定しています。このほか、独自開発のナビゲーションシステムの高度化、顧客との情報授受・整理を効率化するツールの導入、AIを活用した財務データの分析自動化など、AI活用とDXにより既存機能のアップデートを実施することで、さらなる業務の効率化を推進いたします。業務の効率化によって担当者は顧客とのコミュニケーションや最適なソリューションの検討といった本質的な業務により多くの時間を割くことが可能となり、AIと人の両面でサポートの質を高めてまいります。
さらには、従来コストが見合わないことからFAサービスの提供を行うことができなかった中小企業に対してサービス提供を拡大してまいります。
日本における事業継承、中小M&Aの課題
現在、少子高齢化が進む日本において、中小企業経営者の高齢化も例外ではありません。中小企業庁によると、事業承継の第一の課題は中小企業経営者の大量引退期が到来していることで、その数は数十万人に上るといわれています(※1)。経営者の高齢化が進むと、年齢を理由に経営者は引退するしかなく、後継者難による望まぬ廃業や、好業績にもかかわらず廃業せざるを得ない例もあります。
こうした事業承継の課題を解消する選択肢の一つとしてM&Aが活用されるケースが増えてきていますが、事業売却に関して経験が豊富というオーナーは多くないでしょう。M&Aは人生のすべてを注いで育てたビジネスを引き継ぐという一大イベントです。オーナーズの調査によると、理想通りの条件でM&Aをできたオーナーはわずか半数以下であることがわかりました(※2)。
現在、中小企業に対して広く提供されているM&A仲介サービスは、中立の立場で売り手と買い手をマッチングするサービスです。売り手と買い手、両者を顧客として支援するため、交渉においては両者の妥協点を探る支援に限られます。一大イベントに臨む売り手の利益を守るサービスとしては十分とはいえません。情報弱者である売り手が自らの利益を守るためには、売り手に特化してM&Aを支援するFAの活用が有効な選択肢になります。
(※1)出典元:経済産業省「事業承継に関する現状と課題について」
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/shingikai/kihonmondai/2016/download/161128kihonmondai03.pdf
(※2)出典元:オーナーズ株式会社「M&A経験者100人アンケート」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000084898.html
RISONALの実績
RISONALの専属M&Aエージェント(FA)サービスは、2021年の創業以来、事業売却を検討する事業オーナーから高い支持を集めており、M&A仲介サービスと比較検討した事業オーナーの9割以上に選択いただいていています。当社サービスを選択肢として顧客に紹介したいと希望される大手金融機関や士業事務所は想定を超えるペースで増加しており、事業売却を検討するオーナーにとってFAサービスが選択肢として広まりつつあります。
オーナーズ代表 作田 隆吉 コメント
LLMを筆頭としたここ数年のめざましい技術革新により、プロフェッショナルサービスの領域においてもイノベーションが起きつつあります。これまで属人的なアプローチでしかサービス品質を維持できなかった専門領域においても、大きな市場を持つサービスを中心にAIが広く活用されていくことでしょう。
事業承継や企業の成長戦略としてのM&Aニーズの増加に伴い、今後中小企業におけるM&Aの活用はますます広がっていきます。当社は、金融業界や士業とも連携して売り手のサービス環境を充実させていくことで、健全なM&A市場の発展に貢献してまいります。
代表プロフィール
オーナーズ株式会社 代表取締役社長 公認会計士
作田 隆吉(Ryukichi Sakuta)
慶應義塾大学経済学部在学中の2005年、旧公認会計士二次試験に合格。現、EY新日本有限責任監査法人に入社。上場・未上場会社の監査業務を中心に従事。2011年、現・デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社に入社。2013年のデロイト ニューヨークオフィスでの勤務を経て、2015年からはデロイト ロンドンオフィス勤務。Advisory Corporate Finance チームのディレクターとして、日本企業の欧州M&A案件を多数支援。2019年からは東京オフィスにて、スタートアップ・ファイナンス・アドバイザリー事業を統括。2021年にオーナーズ株式会社を創業。公認会計士。
採用情報
オーナーズは、M&Aアドバイザー及び資産運用アドバイザーを募集しています。
詳細は採用サイトをご覧ください。
公式noteでは、社員インタビューも公開しています。
RISONALについて
RISONAL(リソナル)は、顧客の理想を追求することに特化した、次世代のプロフェッショナルサービスです。これまで大企業やそのオーナーにしか提供されていなかった高いクオリティのサービスを、中小企業に向けて広く展開していきます。
RISONALの専属M&Aエージェント(FA)サービスは、売り手オーナーの利益を守り、最大化することに特化したサービスです。M&A仲介サービスではありません。
人生の一大イベントである事業売却を悔いのないものにするために、公認会計士や投資銀行出身者などで構成される当社の専門チームが、お客様の理想を追求します。
<会社概要>
会社名:オーナーズ株式会社
代表:代表取締役社長 公認会計士 作田 隆吉
所在地:東京都港区六本木6-2-31 六本木ヒルズノースタワー16階
事業内容:専属M&Aエージェントサービス、資産運用支援サービス(含む金融商品仲介業)
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