カンデラ、「Candera Studio」フィーチャーパック2に 「Super Sets」機能を追加 HMIの作成プロセスを大幅にスピードアップ

株式会社カンデラ ジャパン

カンデラが提供するHMI開発ツール「Candera Studio」のフィーチャーパック2に「Super Sets」機能を追加しました。「Super Sets」機能では、ユーザーがHMIの特定のニーズに合わせて作成したロジックブロックを再利用することができ、HMIの作成プロセスを大幅にスピードアップし、簡素化することができます。「Candera Studio」のフィーチャーパック2には他にも、ステートマシンの改良、レンダリングパフォーマンスを高速化する「スマートレンダー」ステートキャッシュ、データソースエディターとフォントエンジンのアップデートなどが含まれています。

「Candera Studio」は、産業、医療、家電業界、その他高度な組み込みのHMI向けのHMI作成ソフトウェアです。アクセスが簡単で、コーディングの経験がないユーザーでも直感的に使用できることが特徴の「Candera Studio」は、ユーザーインターフェースが表示される組み込みハードウェア上に出力されるように設定されています。カンデラは、新しいユーザーや新しい市場に開かれており、これは「カンデラは、組み込みデバイスのディスプレイにおいて、人と機械をつなぐ」というカンデラのミッションステートメントを体現しているといえます。

「Candera Studio」の最初のアップデートによる新機能は次のとおりです。


Fusion Editorの「Super Sets」

「Candera Studio」のFusion Editorに、新機能「Super Sets」が追加されました。「Super Sets」とは、HMI作成プロセスを大幅に高速化し簡素化するロジックブロックのテンプレートです。これにより、ユーザーは、自らが求めるHMIの特定のニーズに応じて作成したロジックブロックを再利用できるようになります。さらに、「Candera Studio」のフィーチャーパック2では、ステートマシンの改良やレンダリングパフォーマンスの向上のためのスマート・レンダリング・ステートキャッシュ、またデータ・ソース・エディタおよびフォントエンジンの両方において進化しています。

  図1:Fusion Editor Super Sets: テンプレートノードには、金色のSuper Setアイコンが表示される


これにより、ユーザーは、複雑なロジックを使いやすいテンプレートに簡単に統合することができるようになります。この「Super Sets」を、プロジェクト内に限らずプロジェクト間において共有や再利用をすることで、「Super Sets」のインターフェースがさらに使いやすくなります。

つまり、再利用可能なテンプレートにカスタムされたFusionダイアグラムを組み合わせ、簡単に使用することができるのです。一度ロジックセットを作成すれば、同様のアプリケーションに再利用することができるため、作業がより効率的になります。

詳しくは、Fusion Super Sets film(英語のみ)をご覧ください。

https://youtu.be/48ffJ1MwkKU

図2:Fusion Editor Super Sets: 以前作成したロジックブロックを再利用できる


無料トライアル版 はこちらからご利用いただけます。

https://canderastudio.com/ja/trial-ja/


ステートマシンの改良

「Candera Studio」の改良されたステートマシンでは、スクリーンの遷移仕様を柔軟に設計することができるため、スクリーンショットやスナップショットなどの画像や注釈、色付けソリューションなどを自由に使用できます。 また、ツールをより直感的に使えるようにするためのさらなるステップとして、カンデラは、ショートカットキーの統合やズームレベルのサポートなども提供します。

               図3:ステートマシン:より直感的な使用が可能に



レンダリングパフォーマンスの向上

「Candera Studio」のフィーチャーパック2では、スマート・レンダリング・ステートキャッシュによってレンダリングパフォーマンスが最適化し、ユーザーは、ベクター・グラフィックのレンダリングと連動して、この最適化されたレンダリングの安定性を体験することができます。

図4:スマート・レンダリング・ステートキャッシュにより最適化されたレンダリングパフォーマンス



高度なデータ・ソース・エディタ

「Candera Studio」のデータ・ソース・エディタは、Vector 2、Vector 3、Vector 4、色、非同期リスト、矩形といったさまざまでかつ複雑なデータ型を幅広くサポートするようになりました。さらに、複数のシーン間でデータを簡単に共有するためのグローバル・データアイテムのサポートも追加されました。


Monotypeフォントエンジン

プロフェッショナルなMonotypeのフォントエンジンが「Candera Studio」に完全に統合され、フォントのレンダリングに使用されます。さらに、シェーピングをサポートし、最適化された2D ベーシックサンプルでは、さまざまなユースケースに対応する高品質の Monotypeフォントを紹介します。適切なフォントを選択することは、視覚的な外観の改善のみならず、重要なアプリケーションのHMIの安全要件を満たし、多言語でグローバルに統一されたブランドイメージを確保するためにも重要なことです。

その他

強力なダイナミック・リスト・コントロール(動画はこちら(英語のみ)https://youtu.be/AVDJtIFwvdE)、JavaScriptサンプル、Smart ImporterのAdobe XDインポート、そしてFusion EditorのUI/UX最適化などが改良されました。


「Candera Studio」の導入を検討されている方へ


「Candera Studio」は、産業用向けアプリケーションのHMIソフトウェアツールチェーンで、カンデラの最新イノベーションです。

直感的かつコーディングが不要であるため、デザイナー向けに設計されたHMIソフトウェアツールであるといえます。

多言語のドキュメントと詳細なチュートリアル動画を備え、より迅速な導入を実現しています。










さまざまなグラフィックツールから設計できる「使いやすさ」、オペレーティングシステムやハードウェアに統合できる「柔軟性」への対応を目指し、ロジックとビヘイビアーを直感的にビジュアル合成するための「Fusion Editor」を初公開します。コーディングのスキルは必要ありません。


「Candera Studio」には、すぐに使えるコントロール、自動化されたワークフロー、統合されたステートマシン、AIを搭載したスマートインポーターが含まれています。人工知能を利用して、ボタン、スライダー、ゲージなどの関連するコンポーネントを認識し、各要素に適切な機能を提案します。適切なコンポーネントを選択し、そのプロパティを定義するだけで、「Candera Studio Player」のシミュレーションで即座に結果を確認できます。ほんの数分で、完全に機能するHMIが完成します。



カンデラは組み込みソフトウェア開発における20年以上の実績と、幅広い顧客ベースのもとに、カスタマイズ可能な製品を提供しています。今後もHMIのニーズに沿ったソリューションを提供するために、ユーザーおよび業界パートナーと緊密に協力していきます。


5,000 万台にも及ぶ搭載実績を持つHMI ソリューション:https://www.canderajp.co.jp/candera_jisedai/
カンデラの製品・サービス・カタログ:https://premium.ipros.jp/candera/
「CGI Studio」無償体験版のダウンロード:https://cgistudio.at/ja/hmi-design/
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カンデラについて
カンデラは、自動車およびさまざまな産業における、世界の顧客向けのHMIツールプロバイダーであり、開発パートナーです。組み込みHMI設計ツール「Candera Studio」「CGI Studio」やHMIオーサリングツール「UI Conductor」などを提供し、HMI開発、および組み込みソフトウェアの分野におけるサービスの提供を行っています。

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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿4-15-7 パシフィックマークス新宿 パークサイド2F
電話番号
03-6821-3630
代表者名
前本真樹
上場
東証スタンダード
資本金
1000万円
設立
2019年06月