「地域とつくる未来の学び」──環境美化教育優良校×社会に開かれた教育実践奨励賞 同時受賞校の連携実践を分析結果を、こども環境学会で発表
~地域課題・資源を活かした教育の好事例とその成功要因を明らかに~
公益社団法人食品容器環境美化協会(東京都港区、会長:田中 美代子)は、こども環境学会 2025 年大会(高知)「インクルーシブなこども環境―こどもの自由は土佐の山間より―」(主催:公益社団法人こども環境学会)で「「環境美化教育優良校最優秀校」・「社会に開かれた教育実践奨励賞」同時受賞校の 地域連携に関する分析」をポスター発表したことをお知らせいたします。研究は、学校教育と社会との連携による持続可能な学びの実践モデルを示すとともに、他校への示唆として、地域課題解決型の教育プログラム設計やカリキュラムマネジメントの三要素統合の重要性を提起するものです。
【研究の概要】
地域連携の成功事例分析として、文部科学省が2020年度に新設した「社会に開かれた教育実践奨励賞」と当協会が従来から実施している、「環境美化教育優良校等表彰 最優秀校」を同時受賞した全国7校を対象に、その成功要因を分析・検証することを目的としたものです。
具体的には、
(1)各受賞校が掲げた特色ある教育活動、
(2)各校のカリキュラムマネジメントのあり方―という二つの視点から、
学校内外の連携や教育環境デザインの工夫がいかに持続可能な学びの創出に寄与しているかを明らかとしました。
その結果、受賞校の特徴的な活動は、「地域の社会課題への取組」、「地域独自資源の活用」、「学校とコミュニティの連携」の三つの要素で説明でき、受賞校は地域の社会課題や資源を活用した独自のプロジェクトを展開し、コミュニティ連携を通じて成果を上げていることを確認しました。
また、教育活動基盤として、カリキュラムマネジメントの要素を抽出しました。カリキュラムマネジメントにおける三要素は「具体的な実践活動」、「取り組みの土台・持続可能な基盤」、「理念・価値観達成」と考えられ、これら、が相互に統合・機能することで、児童生徒が持続可能な社会を担う主体として成長できる学びの環境を 確立していると結論いたしました。


【環境美化教育優良校表彰事業について】
この事業は、環境美化教育を実践的な学びの場と位置付け、地域社会と連携しながら環境美化教育に独創的・継続的かつ熱心に取り組み、「公共の場所の美化」または「飲料あき容器等のリサイクル」を実践し、地域の環境美化に大きく寄与している小・中学校等を選出し表彰するものです。
総合的な学習の時間が始められた2000年度に始まり、年に一回、全国都道府県から推薦された環境美化教育に優れた小・中学校等を表彰し、これまで1300校以上の学校を表彰しています。
https://kankyobika.or.jp/env-study-support/hyoushou
【こども環境学会 2025 年大会(高知)について】
■テーマ:インクルーシブなこども環境―こどもの自由は土佐の山間より―
■期日:2025 年 5 月 30 日(金)~6 月 1 日(日)
■会場:永国寺キャンパス(高知工科大学・高知県立大学) 教育研究棟
〒780-8515 高知県高知市永国寺町 2 番 22 号
対面とオンラインのハイブリッド
■主催:公益社団法人こども環境学会
■共催:高知県、高知市、高知大学、高知工科大学
■後援:
高知県教育委員会、高知市教育委員会、公益社団法人日本建築家協会四国支部、一般社団法人日本建築学会 四国支部、一般社団法人日本福祉のまちづくり学会、こども家庭庁、国土交通省、文部科学省、厚生労働省、環境省、日本学術会議、国立研究開発法人科学技術振興機構、公益財団法人日本ユニセフ協会、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟、一般社団法人日本建築学会、公益社団法人日本都市計画学会、公益社団法人日本造園学会、一般社団法人日本環境教育学会、一般社団法人日本発達心理学会、一般社団法人日本保育学会、一般社団法人日本体育・スポーツ・健康学会、日本子ども社会学会、人間・環境学会、日本安全教育学会、日本感性工学会、公益社団法人日本小児保健協会、公益社団法人日本建築家協会、一般社団法人全国建設室内工事業協会、一般社団法人都市計画コンサルタント協会、一般社団法人日本公園施設業協会、一般社団法人日本公園緑地協会、一般財団法人公園財団、一般社団法人日本造園建設業協会、公益財団法人都市緑化機構、IPA日本支部、特定非営利活動法人チャイルドライン支援センター、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン、一般財団法人日本造園修景協会
https://www.children-env.org/Education_and_enlightenment/convention
【公益社団法人 食品容器環境美化協会について】
一般社団法人全国清涼飲料連合会、一般社団法人全国トマト工業会、一般社団法人日本果汁協会、日本コーヒー飲料協会、コカ・コーラ協会、ビール酒造組合の6団体を会員とする公益法人で、環境美化に関する啓発普及及び助成等の事業を行っています。
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