2025年元旦、標高1925m初日の出！「天空の社・車山神社」の【天空の歳旦祭（さいたんさい）・雪中禊（みそぎ）】にて選ばれし「神男」たちが福餅を配る

日本文化伝承協会が継承を支援する「車山神社」にて、2025年元旦に年神様を迎える「歳旦祭」並びに、神男がマイナス数十度の中で禊ぎ祓う「雪中禊」を執り行います。神男たちが、餅をつき、数百人に福餅を配る。

日本文化伝承協会

2024年12月28日 12時55分

〈歳旦祭とは？〉

・年神様（としかみさま）とは、元旦に家々に新年の幸せをもたらすために高い山から降りてくる神様です。お正月に家々に迎えて祀る神様で、新しい年の穀物の実りや家族の無病息災、幸福をもたらす神とされています。

家々では、大掃除や正月飾りを付け、門松などは歳神様が来訪するための依代（よりしろ）、鏡餅は年神様へのお供物として飾られます。

・歳旦祭とは、新年の訪れを喜び、皇室の弥栄と国家の安泰を祈るとともに、国民の繁栄、五穀豊穣、世界平和など、1年間の安寧を祈る儀式です。

〈天空の歳旦祭とは？〉

「天空の社・車山神社」で、元旦初日の出と共に、年神様に新しい年を迎えたことへの感謝とお礼を捧げ、全国の家々の隅々に年神様が行き渡ること、そして世の平穏や五穀豊穣を祈念します。

　霧ヶ峰の最高峰標高1925mに鎮座する車山神社からは、北アルプス、南アルプス、中央アルプス、そして富士山まで360°雄大な自然が広がります。是非この機会に、年神様をはじめ私たちに命の恵みをもたらす山々に一緒に遥拝しませんか？

〈雪中禊とは？〉

宮司自ら境内より汲み上げた清雪を、その年に選ばれし神男（かみおとこ）が自ら身体に浴び、心身を清める禊の儀式です。清雪を納めた神男は、その年の1年間福が巡るとされています。

そんな神男たちが山頂より里におり、皆に餅をつき数百人に餅をふるまいます。（先着約300名無料、なくなり次第終了）

　古来より日本では「禊」は精神文化の一つとされ「身の汚れや穢れをはらうために、雪や水を浴びて体を洗い清める」という信仰があります。雪は溶けたら水となり、あらゆる万物の命の源水とされている為、年の初めに汲み上げられた雪はとても神聖なものとされています。

〈車山高原の冬の魅力〉

　車山高原は諏訪市と茅野市の間に位置しており、四季折々の美しい風景が広がる名所として知られていますが、冬の季節にはさらに特別な魅力を放ちます。標高1,925メートルの車山は、冬になると澄み渡る青空と白銀の雪景色へと姿を変え、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツ愛好者だけでなく、冬の静けさを楽しみたい人々にも大変人気のある場所です。特に晴れた日の朝に車山の山頂に立つと、雪に覆われたアルプスの雄大な山々が一望でき、その壮大さに圧倒されることでしょう。冬の気温は氷点下に達することもありますが、寒さを忘れさせてくれるほどの魅力で満ちています。

〈滑りはじめは、天空の社・車山神社のお参りから・・〉

そんな車山山頂に鎮座する車山神社では、ウィンターシーズンの幕開け前に「全国雪山・感謝祭」が執り行われます。車山神社は標高1,925メートルに位置し、北アルプスや富士山を360°一望できる神聖な場所です。縄文時代から山々への感謝の祈りが捧げられ、山岳信仰が息づいています。古くから山は神々が宿る場所として敬われてきました。この信仰は、日本人が自然との共生を大切にしている文化を示しています。