2025年日本国際博覧会「フューチャーライフヴィレッジ」ニュースレター6月号第2弾〜7月「ベストプラクティスデー」情報&地方企業出展コンテンツ特集〜
様々な都道府県から参加!「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現する地方企業コンテンツも目白押し
大阪・関西万博の未来社会ショーケース事業(フューチャーライフ万博)の一つとして実施するフューチャーライフエクスペリエンス&「TEAM EXPOパビリオン」では、大阪・関西万博の開幕に向けた機運情勢と認知拡大を目的として、今回は、7月10日(木)に開催される「ベストプラクティスデー」情報、そして本エリアに出展・参加している日本各地の企業コンテンツなどを中心にご紹介させていただきます。
公式サイト:https://www.expo2025.or.jp/future-index/future-life/flv/
※ 「フューチャーライフヴィレッジ」は、フューチャーライフエクスペリエンス&「TEAM EXPOパビリオン」が実施される会場の名称です
■ベストプラクティス関連イベント
<「ベストプラクティスデー」7月10日(木)開催>


・日時:2025年7月10日 (木) 13時~15時
・場所:
大阪・関西万博会場内フューチャーライフヴィレッジ(フューチャーライフエクスペリエンス&「TEAM EXPOパビリオン」)TEステージ
・来場者予定数:30名
・予約:不要(大阪・関西万博の入場料、来場予約は別途必要となります)
・内容:
ベストプラクティス概要説明紹介、ベストプラクティス受賞者の活動紹介、受賞者パネルトーク、交流会※
※ベストプラクティス受賞者との交流会
・7月登壇予定団体(一部オンライン参加):
●バイオ炭で創る、持続可能な未来への仕組み/カーボンマイナスプロジェクト(立命館大学カーボンマイナスプロジェクト)

取り組み内容:
脱炭素・生物多様性保全(環境面)、地域農業の振興(社会面)、そして地域の資源循環と経済活性化(経済面)という3側面の社会課題を同時に解決することを目指しています。
本プロジェクトは、2020年12月に活動を開始し、これまで30名以上の学生が参画・主導し、専門家と共に共創してきました。「バイオ炭のプラットフォーム形成により多様な事業者と共創し、カーボンマイナスを実現するための広報活動」に取り組み、バイオ炭の存在認知の拡大やプラットフォーム形成の促進を通して、カーボンマイナス達成を目指しています。
●自然の力を活用して、持続的に淡水を生産/持続可能な水と水上農場ソリューション(MANHAT)

取り組み内容:
私たちは、農業が淡水の70%を消費している状況において、持続可能性と食糧安全保障をおびやかす世界的な水不足を解決することを目的としています。
私たちのプロジェクトは、蒸発と凝縮という自然の水循環を利用して、持続的に淡水を生産します。日本を含む18か国以上で特許を取得しており、浮遊装置を使用して水面から蒸発した水を捕捉し、それを真水に凝縮します。従来の淡水化とは異なり、太陽エネルギーを使用するため、電気や化石燃料が不要になります。
●きれいな水はコミュニティに平和と持続可能性をもたらす/
先住民族やインフラ基盤の弱いコミュニティの未来に向けた浄水の供給(uni masaqueri Alliance)

取り組み内容:
私たちは、持続可能なテクノロジーによって健康、公平性、環境を改善し、南北アメリカ大陸の各地にきれいな水を供給する活動を行っています。
太陽光発電による水処理システムや地元コミュニティとの共同設計によるユースポイント技術などの持続可能なソリューションを用いて平和工学の原則を実施することにより、南北アメリカ大陸の水不足解消に取り組んでいます。EPA(経済連携協定)、非営利団体、企業などの団体からの資金援助を受けて、健康、生活の質、環境の公平性の向上に注力しています。
●衛星データ×AIでサグリが創る、持続可能な農業と環境の未来/衛星データとAIで農地の『テロワール』を可視化し、農業を持続可能に(サグリ & 電通 テロワール・プロジェクト)

取り組み内容:
農家の経験知に依存しやすい農業環境は複雑で、アウトプットの付加価値向上が難しい現状があります。さらに、地球環境の変化に適応できず、持続可能性にも大きな課題を抱えています。
衛星データとAIを活用し、世界中の農地を見える化することで、地理・気候・土壌の情報を把握し、「テロワール」を意識した農業経営を可能にします。これにより、経験知に頼らず新規参入を容易にし、農業従事者の経済的自立を促進するとともに、持続可能な農業の実現を支援します。また、温暖化などの気候変動による農地環境の変化にも柔軟に適応できるようになり、温室効果ガス削減を通じて地球環境の保護にも大きく貢献します。
●机に変形する持ち運べるバックパックでどこでも学習が可能に/子どもに優しい空間をつくる革新的なソリューション(Educase)

取り組み内容:
Educaseは、机に変形するバックパックを提供することで、社会的に疎外された生徒の学習スペース不足に取り組んでいます。
Educaseは、南アジアの生徒の学習スペース不足という見過ごされがちな問題に取り組んでいます。パキスタンやネパールのような国では、多くの子どもたちが適切な教室用家具や自宅学習スペースを欠いており、硬い床や混み合ったテーブルの上で勉強せざるを得ない状況にあります。Educaseは、机に変形するバックパックを提供しています。これは、健康的な姿勢を促進し、集中力を高め、より良い教育成果のために子どもに優しい空間を作り出す、ポータブルなツーインワンソリューションです。
●チョークが結ぶ食と芸術、新たな未来。/二酸化炭素をチョークに変える(株式会社OOYOO)

取り組み内容:
OOYOOは、私達が人間として何を表現して生きるかを世界に思い出して欲しいと願っています。それは呼吸し、愛し、欲求と地球の調和を保つ責任を持つ事です。技術から芸術へと繋がる旅へ出発しましょう。
脱炭素化、つまり大気中の二酸化炭素のバランスが取れた削減は人類にとって重要な目標ですが、二酸化炭素は私達の生活に欠かせない存在でもあります。アジアの食文化では発酵食品が重要な役割を果たしています。OOYOOは発酵過程から二酸化炭素を回収し、それをチョークに再利用する技術を開発しております。
●「ごみゼロ」アプリで持続可能な社会を共創!/ごみゼロ共創ネットワーク(京都超SDGsコンソーシアム)

取り組み内容:
海洋プラスチックに代表される散乱ごみ問題に対して、国内外で解決に向けた共創を進めることで、新たな環境放出をなくす大阪ブルーオーシャン・ビジョンを達成します。
プラスチック等の散乱ごみ削減を進め、大阪ブルーオーシャン・ビジョン達成に貢献するため、多様なプレイヤーを巻き込んで、「ごみゼロ」支援ツール及びプラットフォームを共創しています。特に2025大阪・関西万博を機に、散乱ごみ問題に苦しむ世界各地へ共創の輪を広げ、万博のレガシーとしたいと考えています。
●聴覚障がい者のための包括的なコミュニケーションソリューション/聴覚障がい向けの通訳(TensorUnit)

取り組み内容:
私たちは、社会的に排除されたり、うつ病になったり、自殺願望や自殺未遂の割合が高くなる可能性があるという、聴覚障がいという課題に取り組んでいます。
Deaf Translatorは聴覚障がい者と健聴者の間のコミュニケーション障壁を取り除くことを目的とした革新的なプロジェクトです。このプロジェクトは、音声、動画、テキストコンテンツのリアルタイム手話翻訳を提供することを目的としています。これにより、聴覚障がい者はインターネット、ニュース、エンターテイメント、教材を利用できるようになり、また手話に不慣れな人々とのコミュニケーションも容易になります。ディープラーニング、クラウド技術、3Dモデリングを活用し、モバイルとウェブプラットフォームでアプリサービスを提供しています。
〜様々な都道府県から参加!「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現する地方企業コンテンツも目白押し〜
①フューチャーライフヴィレッジ ブース展示/ステージ発表プロジェクト(以下、開催順)
●海の恵み「もずく」のパワー!食品由来の成分がアレルギー・肌悩みとたたかう未来の架け橋に
(水橋保寿堂製薬株式会社/富山県)⋯テーマ:地域活性化

展示内容:
私たち水橋保寿堂製薬は、創業以来77年間、「お客様に本当に良いモノを届けたい」という一心で製品を開発してきました。その中には、沖縄の豊かな海で育まれるもずくの成分を活かした肌にも環境にもやさしいサスティナブルなスキンケア製品があります。
万博会場での参加日時:2025年7月4日 10時00分~21時00(ブース展示)
●未来のコミュニケーション|世界初、パーソナライズドChat GPT対話システム
(株式会社ジェイ・バン/富山県)⋯テーマ:ヘルスケア

展示内容:
ジェイ・バンは、世界初・パーソナライズドChat GPT対話システムの実用化に成功しました(ビジネスモデル特許出願中)。市販ロボットを介して、新鮮で臨場感あふれる会話を楽しめます。
日常会話から悩み相談まで、ユーザの性格に合わせて、共感・寄り添い・褒め・励ますなど、自然で温かみある会話を提供します。
万博会場での参加期間:2025年7月8日〜14日
●中山間地域で引き継がれる「うれしの釜炒り茶」文化継承・魅力発信プロジェクト (嬉野市役所/佐賀県)⋯テーマ:食

展示内容:中山間地域で引き継がれる「うれしの釜炒り茶」文化継承・魅力発信プロジェクト
日本茶全体の生産量のうち0.2%程度しか生産されていない希少な釜炒り茶。その風味はさっぱりとして喉越し良く、香ばしい味わいです。嬉野市では500年以上前から中山間地域でのお茶の生産が受け継がれてきましたが、その始まりは室町時代に明から渡来した陶工が南京釜を嬉野へ持ち込み釜炒り製法を伝授した事が発端と言われています。
万博会場での参加日時:2025年7月15日 10時00分~21時00分
●世界一小さな工場見学(ファーメランタ株式会社/石川県)⋯テーマ:ヘルスケア

展示内容:
合成生物学による植物希少成分の微生物発酵生産・販売などの事業を展開しているファーメランタ株式会社は、子ども達を対象にちびっこ博士になりきってもらい、簡単な実験教室を開催。
弊社の新しい技術を分かりやすい動画でご紹介したり、参加者に楽しんで頂ける工夫を凝らした展示内容となっております。
万博会場での参加期間:2025年7月15日〜7月21日
●自己実現力を高める為のAI教育を推進し、いのち輝く未来社会を目指す! (CDLE名古屋/愛知県)⋯テーマ:AI活用

展示内容:
自己実現とは、「偽りのない自分で好きなことをし、それが社会貢献につながる状態」を指します。しかし、自己実現を達成するには、好きではない面倒な作業もこなす必要があり、その負担によって才能ある人材が挫折してしまうことも少なくありません。この問題を解決し、より「好きなことに夢中になれる」環境を整えるためには、AI(人工知能)の活用が不可欠です。本展示では、「AIによる遊びと学び」を融合した展示や体験を提供し、STEAM教育を取り入れたAIを活用した「だけアート」の活動も紹介します。これにより、AIを通じて創造性を引き出し、自己実現を支援する新たな可能性を探ります。
万博会場での参加日時:2025年7月23日 10時00分~21時00分
②Co-Design Challengeプログラム】(以下、順不同)
●WOOD&DESIGN ~「森と木とデザイン」を主軸に、「椅子」製作を通じた地域の課題解決~
(旭川家具工業協同組合/北海道)

事業内容(物品):
旭川家具工業協同組合は、北海道旭川市に本拠地を置く組織で、大阪・関西万博への「椅子」の貸与を通じて、地域の家具産業の発展と品質向上を目指しています。IFDAの入賞作品や応募作品を製品化し、北海道産木材の活用を促進しています。
URL:https://www.expo2025.or.jp/cdc-report/2024-01/
●宇宙ロケットアップサイクルプロジェクト『&SPACE PROJECT』(&SPACE PROJECT/北海道)

事業内容(物品):
&SPACE PROJECTでは、宇宙ロケットの開発廃材の試験用燃料タンクをリメイクしたアップサイクル家具『宇宙タンクベンチ』を貸与いたします。
宇宙産業が活発な北海道を舞台に、道内のものづくり企業や道内外のクリエイターが力をあわせ、宇宙をもっと身近に感じられるプロダクトを開発。宇宙ビジネスが盛り上がる現代における、新しい産業の創出を目指しています。
URL:https://www.expo2025.or.jp/cdc-report/2024-02/
●未利用木竹材を活用した森林・地域を元気にするごみ箱(株式会社折兼/愛知県)

事業内容(物品):
株式会社折兼では、「未利用木竹材を活用した森林・地域を元気にするごみ箱」を貸与します。日本は国土の約2/3が森林の世界有数の森林国ですが、近年は山間地域の過疎化・高齢化などにより手入れができず荒廃が進む傾向が見られます。また、プラスチックごみ問題や気候変動対策の観点から、化石燃料由来の材料から循環可能な自然素材への置き換えが求められています。
URL:https://www.expo2025.or.jp/cdc-report/2024-03/
●これからの「サインスタンド」をデザインする~災害廃材を活用した循環型ものづくり~(株式会社金森合金/石川県)

事業内容(物品):
創業1714年の株式会社金森合金は、地域の金属廃材をマイクロサイクルする循環型ものづくりを継承しています。2024年1月1日に発生した能登半島地震の災害廃材、地域で産業廃棄物となる金属廃材を回収し、サインスタンドを製作します。
この金属精錬にはロケット部品素材を供給する技術を活用します。サインスタンドには「万博会場での案内役」と「記憶・刻印」の二つの意味を込めることで、廃材を資源化する物質としての変化だけではなく、記憶は紡がれ、人々の記憶を呼び起こす変化の象徴となるような製品を開発します。
URL:https://www.expo2025.or.jp/cdc-report/2024-04/
●山並みの景色を「切り取り」届ける、額縁工房の家具作り(特定非営利活動法人府中ノアンテナ/広島県)

事業内容(物品):
額縁工房の手仕事を駆使して、額縁のように美しいものになじむ椅子(スツール)を提供します。
国内の額縁製造の規模は縮小し、さらには中山間地域の地元(府中市)は消滅可能性自治体にリスト入りしていて担い手が不足しています。この課題に対し、家具に額縁製造技術を転用させ、現代のライフスタイルに合わせて、絵を引き立てる額縁のように、脇役とし暮らしを支えるものづくりを実施しています。
URL:https://www.expo2025.or.jp/cdc-report/2024-11/
●これからの「椅子」をデザインする~ 一枚板から作る歩溜まり99%の椅子~(株式会社ドッツアンドラインズ/新潟県)

事業内容(物品):
株式会社ドッツアンドラインズではこれからの「椅子」をデザインし燕三条広域で連携し製作した製品を大阪・関西万博へ貸与します。
現在日本では大量生産に伴う大量のブランク材の廃棄という社会課題があります。最もシンプルな形に原点回帰することにより大量生産の陰で捨てられているもの、捨てずに済むものを再確認、再考察する機会を提供することで、リサイクル以前に可能な限り廃棄材の発生を抑えるモノづくりの実現を目指します。
URL:https://www.expo2025.or.jp/cdc-report/2024-09/
【ベストプラクティス採用プロジェクト】
●〜海藻が人と海を豊かに、健康に。〜海藻が拓く、輝く未来の「ブループラネット」(海藻ラボ/徳島県)
取り組み内容:
自然と調和した独自の陸上養殖システムが環境変化によって減少している海藻資源を豊かにします。優れたブルーカーボンである海藻はカーボンニュートラルな社会を実現します。
現在、地球規模での海水温の上昇や水質変化が海洋生態系に波及した海の砂漠化が問題となっています。私たちは「海藻と海洋細菌の共生関係」に着目し、環境変化に対応した海藻の新たな陸上養殖システムを開発しました。自然の恵みである太陽光と天然海水を最大限活用した環境調和型の持続可能な陸上養殖システムです。海藻は健康維持にとって重要なミネラルやビタミンを豊富に含みます。この養殖システムを世界中に普及することで、人々の健康増進やQOL(生活の質)の向上を目指しています。
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