10pct.株式会社、徳島県鳴門市の「観光スタートアップ実証実験等推進事業補助金」に採択
自社予約システム「Be.」を活用し、市内宿泊施設のデータ分析と集客強化を支援。データドリブンな観光地域づくりを目指す
宿泊施設の運営およびホテル予約システム「Be.」の開発を手掛ける10pct.株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役:中堀 友督)は、徳島県鳴門市が公募した「観光スタートアップ実証実験等推進事業補助金」において、当社の提案する「鳴門市における観光課題解決プロジェクト」が採択され、2026年1月15日付で事業計画の認定を受けたことをお知らせいたします。
本実証実験では、市内宿泊施設への予約システム導入とSNSマーケティング支援を通じて、宿泊データの可視化と高付加価値化に取り組みます。

■プロジェクト発足の背景
世界三大潮流の一つである「鳴門の渦潮」や「大塚国際美術館」など、強力な観光資源を有する鳴門市ですが、観光入込客数に対して宿泊客数の割合が低いという課題を抱えています。
また、これまでの観光施策においては、市内宿泊施設の予約実態や顧客属性といった詳細な「ミクロデータ」を横断的に把握する仕組みが不足しており、客観的なデータに基づいた効果的な誘客施策や、宿泊率向上への具体的な打ち手の立案が難しい現状がありました。
こうした課題を解決するため、鳴門市は観光産業の課題解決に資するスタートアップの実証実験を支援する制度を造成。この度、当社の持つ「データ収集・分析機能に優れた予約システム」と「宿泊施設特化型のマーケティングノウハウ」が評価され、本事業のパートナーとして選定されました。
■実証実験の概要
事業名: 鳴門市における観光課題解決プロジェクト
実施期間: 2026年1月〜2027年3月(予定)
対象: 鳴門市内の協力宿泊施設(鳴門公園エリアの複数の宿泊施設と調整・連携予定)
<主な取り組み内容>
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次世代予約システム「Be.」の導入とデータ収集
従来の「プラン売り」を廃止し、宿泊者が部屋や食事、体験オプションを自由にカスタマイズできる当社開発の予約システム「Be.」を、協力施設へ提供(実証期間中はシステム利用料無償)。
これにより、従来のOTA(オンライントラベルエージェント)では取得困難だった「予約に至るまでの詳細な顧客行動データ」「オプションの選択傾向」「属性情報」などを収集・可視化します。 -
SNSマーケティングによる自社集客強化
10pct.が持つSNS運用の知見を活かし、各施設の公式SNSアカウントの運用代行やインフルエンサーマーケティングを支援します。地域の魅力を直接ユーザーに届けることで、認知拡大と公式サイトからの直接予約(自社予約)比率の向上を図ります。
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「面」でのデータ分析と観光施策への活用
各施設から得られたリアルな宿泊データと、SNSのエンゲージメントデータを掛け合わせ、鳴門市全体の宿泊ポテンシャルを分析します。「どのような層が」「何に価値を感じて」「いくら使っているのか」を明確にし、勘や経験に頼らない“データドリブン”な観光施策の立案につなげます。
■期待される効果
顧客満足度の向上: 顧客ニーズに合わせた柔軟な滞在プランの提供。
地域観光の底上げ: 詳細な顧客データに基づく、より精度の高いプロモーションや商品造成の実現。

■代表者共同コメント
10pct.株式会社 CEO 中堀 友督/10pct.株式会社 CTO 三宅 勇輝
「この度、鳴門市様と共に地域の観光課題に取り組めることを大変光栄に思います。地方の観光地が持続的に発展するためには、『面的な経営』が必要です。私たちが開発した『Be.』は、単なる予約ツールではなく、顧客の潜在ニーズを掘り起こすための分析エンジンです。本実証実験を通じて、鳴門市の宿泊施設様が持つポテンシャルを最大限に引き出し、市全体の宿泊需要の向上に貢献してまいります。」
徳島県鳴門市観光振興課 課長 藤瀬 蔵 様
「本市は、鳴門海峡の渦潮や大塚国際美術館など、全国に誇れる観光資源を有しておりますが、通過型観光が主流となっており、滞在時間の短さや来訪者に対する宿泊者数の少なさが課題となっております。このような状況の中、10pct.株式会社様が開発されたホテル予約システム『Be.』を活用し、宿泊者の特性や本市が持つ強みを客観的なデータに基づいて分析ができることを大変心強く感じております。複数の宿泊事業者を連携することで得られる「面」としてのデータを分析し、今後展開する施策に活かすことで、宿泊者数の増加やさらなる観光誘客につなげてまいりたいと考えております。」
■予約システム「Be.」について
「Be.」は、宿泊施設の収益最大化と顧客満足度の向上を同時に実現する、弊社開発の自社予約システムです。
従来のOTAや既存の予約システムでは取得が困難であった「予約に至るまでの詳細な顧客行動データ」や「オプションの選択傾向」を収集・可視化できるのが大きな強みです。宿泊者には柔軟で自由な滞在のカスタマイズ体験を提供しつつ、施設側には高単価なオプション販売による客単価アップと、自社予約比率の向上をもたらします。
「Be.」の主な特徴
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脱「プラン」方式による自由な予約体験
従来のホテル予約で一般的だった、パッケージ化された「宿泊プラン(部屋中心)」の販売方式をあえて廃止しています。宿泊者自身が、自分にとって最適な宿泊体験(プラン)を自由にデザインし、組み立てられる仕組みを提供しています。
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データに基づいたPDCAの実現と、定量的な投資の意思決定
これまでマーケティング担当者の勘に依存していた価格設定においても、CVR(コンバージョン率)からデータに基づいたインサイトを示唆することができます。さらに、季節商品や付帯サービスなどのオプション販売において、クリック率や購入率といったパフォーマンスを可視化することができ、マーケティング担当者の熟練度に依存せず、属人化を防ぎながら精度の高いPDCAを回すことが可能になります。
また、客室タイプごとの予約獲得率や部屋設備の差が与える料金や需要の差が数字で見えるようになります。そのことにより、従来よりデータに基づいた定量的なインサイトから、大規模な設備投資の意思決定をすることができるようになります。
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AIを駆使した開発スピードと分析の自動化
予約エンジンの機能追加から売上分析機能などの開発をAIを駆使し、急速に進めています。これまで人間がかなりの時間をかけて実施していたレベニューマネジメントや分析業務の一部を、AIが代行することで、従来よりも少ないリソースで複数施設のマーケティング業務が実施できる体制を実現します。
■会社概要
会社名:10pct.株式会社(テンパーセント)
代表者:代表取締役 中堀 友督
所在地:東京都港区
事業内容:宿泊・飲食施設の運営支援・経営、ホテル予約システム「Be.」の開発・提供
公式サイト:https://www.tenpct.jp/
■本件に関するお問い合わせ先
10pct.株式会社
広報担当:大橋
Email: pr@tenpct.jp
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