【トラスト協会】「鶴居タンチョウ トラスト」2号地を取得 -北海道・鶴居村と共同で約17haの土地を保護、地域の自然を守る取り組みが進展-

メガソーラーの設置を未然に防ぎ、タンチョウの聖地「音羽橋」からの景観を守るため、当協会は鶴居村と共同で新たに土地を取得することになりました。「ナショナル・トラスト」の手法で地域の自然を守っていきます。

公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会

冬の早朝、飛び立つ前のタンチョウの姿を見ようと多くの観光客やカメラマンが音羽橋を訪れる。川の向こうに見える丘陵地の一部が取得地。

 (公社)日本ナショナル・トラスト協会(東京都)は、北海道・鶴居村と共同で進めている土地取得プロジェクトにおいて、この度、2か所目となる土地を取得することになりました。

 本プロジェクトは、釧路湿原周辺でのメガソーラー設置による景観や生態系への影響を未然に防ぐため、寄付を募って土地を取得し、国の特別天然記念物であるタンチョウが舞う豊かな自然環境を守っていく取り組みです。
 2025年12月に取得した1号地(約7.5ha)と、今回の2号地(約17ha)、2号地と同じタイミングで鶴居村が取得することになった土地(約10ha)を併せると約35haに達します。隣接するこれら3か所の土地取得により、自然景観を守るための取り組みが大きく前進しました。

 今後も、地域の皆さまや全国の支援者とともに、タンチョウの舞う美しい村づくりを応援し、その環境を次世代へ引き継ぐことを目指します。

音羽橋からの風景。積雪期、多くのタンチョウが鶴居村に集まり、夜はここがねぐらとなる。

 鶴居村を流れる雪裡(せつり)川は、真冬でも川が凍らないため、国の特別天然記念物タンチョウの貴重なねぐらとして有名です。この川にかかる音羽橋は、早朝、飛び立つ前のタンチョウの姿を見ようと、国内外から多くの観光客が訪れるスポットとなっています。今回取得した丘陵地は、この音羽橋からの重要な景観の一部であると同時に、タンチョウをはじめとする野生生物の生息環境と密接に関わる地域です。

 近年、再生可能エネルギーの導入が全国で進む一方、釧路湿原周辺においても、立地によっては自然環境や景観への影響が課題となっています。

 本プロジェクトの対象地は国立公園の指定区域から外れ、現行の法制度ではメガソーラー設置を規制することができません。今回の取り組みは、行政と民間団体が連携し、土地を取得することで開発を未然に防ぐ「ナショナル・トラスト」の手法により、地域の自然と景観を守る先行的な事例といえます。

2号地は、昨年12月に取得した1号地(7.5ha)に近接

2号地の概要

■所在地:北海道阿寒郡鶴居村字雪裡

■面積:168,059㎡

■地目:原野

■所有形態:鶴居村と共有(持分2分の1)

■取得金額:672万円(鶴居村と当協会が336万円ずつ出して購入)

ご寄付を募ります

 2号地の土地購入費672万円は、鶴居村と当協会で折半します。当協会は、1号地を取得したときに実施した寄付キャンペーンを継続し、当協会が支払う土地代336万円を寄付で募ります。

 タンチョウがすむ鶴居村の自然や景観は、世界的、全国的に貴重なものです。鶴居村だけの問題にせず、国民共有の財産を守る取り組みとして、ナショナル・トラストの全国組織である当協会が旗振り役となり、全国の皆さまに呼びかけていきます。

 ぜひ多くの方々にご支援を賜り、また本キャンペーンへの周知にご協力いただけますよう、よろしくお願いいたします。

名称:寒立の鶴居タンチョウトラスト・キャンペーン第2弾

目的:2号地の土地取得費用336万円への充当、本プロジェクトの周知

参加方法:ご寄付一口5,000円(専用口座への郵便振替か銀行振込)

     SNS等での拡散、チラシの配布などの情報発信

目標金額:336万円

  • 第1弾のキャンペーンでは220万円の寄付が寄せられました。1号地の土地取得費用150万円を上回った分は、2号地の土地購入費として活用させていただきます。

  • 目標金額を上回る寄付が集まった場合、タンチョウ保護や景観保全を目的とした別の土地購入費等として活用させていただきます。

実施主体:(公社)日本ナショナル・トラスト協会

キャンペーンのサイトはこちら

詳しくはキャンペーン専用サイトをご覧ください。

■ナショナル・トラストとは?

19世紀の英国で始まった市民運動です。豊かな自然や歴史的な環境を守るために、寄付を募って土地や建物を取得し、永続的に守る活動です。英国の絵本『ピーターラビット』の著者ビアトリクス・ポターもこの活動を支援し、湖水地方の自然を守るために多大な協力をしました。日本では1964年に鎌倉で始まり、その後、国内50以上の地域へ広がっています。

■(公社)日本ナショナル・トラスト協会とは?

1983年に、ナショナル・トラストの全国組織として「ナショナル・トラストを進める全国の会」が結成。1992年に法人化され「社団法人日本ナショナル・トラスト協会」となりました。各地のトラスト団体のサポート、普及啓発、提言活動のほか、2007年からは協会としてもトラスト地を積極的に取得しています。

■土地取得の実績

当協会は、これまでに、購入や土地の寄贈により全国60か所、約1,765ヘクタールの土地を取得しています。希少種の生息地など全国的に見て重要な森や湿原、水源林、美しい風景などを守り、将来世代に引き継いでいくための土地取得に取り組んでいます。

アマミノクロウサギ・トラスト(鹿児島県龍郷町)
白保アオサンゴ・トラスト(沖縄県石垣市)
富士山高原トラスト(山梨県富士河口湖町)
両神山トラスト(埼玉県小鹿野町)

■自治体との土地の購入について

2015年に黒松内町(北海道)と共同で、道内では最古の高層湿原である「歌才湿原」(約5.5ha)を購入しました。町と当協会の共有財産として、維持管理しています。自治体と共同で土地を購入するのは、今回が2例目です。

歌才湿原トラスト

【組織の概要】

住 所:東京都豊島区西池袋2-30-20音羽ビル
設 立:1992年9月24日
代表者:会長 池谷奉文
URL :https://www.ntrust.or.jp/

【お問い合わせ先】

公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会 

〒171-0021東京都豊島区西池袋2-30-20音羽ビル

Tel.03-5979-8031 E-Mail:office@ntrust.or.jp

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会社概要

URL
https://www.ntrust.or.jp/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都豊島区西池袋2-30-20 音羽ビル
電話番号
03-5979-8031
代表者名
池谷奉文
上場
未上場
資本金
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設立
1992年09月