車中泊ホームレスから年商30億円へ

平均月給230万円~1ヶ月目で月給100万円は珍しくない~「人が辞めない会社」は、失敗と極限の先でつくられた

株式会社マンクンカンクン

プロローグ

――すべてを失った夜の駐車場から、この物語は始まった

深夜。

街灯だけが照らす郊外の駐車場。

エンジンは切っている。

つければ眠れない。

切れば寒さと暑さに耐えなければならない。

後部座席に敷いた薄いマットの上で、

代表は天井を見つめていました。

考えていたのは、

「どうやって売上を伸ばすか」ではありません。

「明日、どこで寝るか」

それが現実だった時期が、確かにありました。

■ すべては「何もなかった2年間」から始まった

個人事業での創業期、

代表はホテルに泊まることもできず、

車中泊をしながら事業を続ける生活を約2年間送っていました。

冬は骨の奥まで染みる寒さ。

毛布を何枚重ねても身体は温まらず、

指先の感覚がなくなる夜もありました。

夏は息が詰まるほどの暑さ。

窓を少し開けても熱気は逃げず、

汗で濡れたシートの上で浅い眠りを繰り返す毎日。

エンジンを切れば眠れない。

つければガソリンが減っていく。

体力も、気力も、

少しずつ、確実に削られていきました。

深夜、郊外の駐車場で仮眠を取っていると、

職務質問で警察に窓から懐中電灯を照らされ、叩き起こされることも日常茶飯事でした。

「ここで何をしているんですか」

その一言が、

社会の枠から外れているという現実を

何度も突きつけてきました。

資金はない。

信用もない。

拠点もなく、

明日どこで寝るかも分からない日々。

■ そして、その最中に会社は潰れた

その最中、

会社は潰れました。

売上は止まり、

資金繰りは限界を迎え、

想いだけでは、どうにもならなくなった。

さらに言えば、

代表自らが車中泊をしているという現実に幻滅し、

将来への不安を感じて、辞めていった従業員もいました。

裏切られたとは思っていません。

「この会社にいても、先が見えない」

そう思わせてしまったのだと思います。

社長自身が、

安心できる環境にいない。

未来を示せていない。

それは、

従業員にとっては

信頼を失うには十分な理由でした。

この現実は、

代表にとって最も痛く、

最も逃げたくなる失敗でした。

■ 崩壊の現場で刻まれた、たった一つの言葉

すべてを失いかけたその時、

代表の中に深く、はっきりと刻まれた言葉があります。

「人は、環境で壊れる。」

努力が足りなかったわけではない。

覚悟がなかったわけでもない。

環境が未来を示せなければ、

人はついてこない。

人は信じ続けられない。

もし、もう一度やるなら。

人を安く使わない。

我慢を前提にしない。

すり減ることを美徳にしない。

「人を壊して回る会社」だけにはならない。

それだけは、

この失敗から逃げずに決めたことでした。

■ 再スタートの条件は、ただ一つだった

再スタートにあたり、

代表が自分に課した条件は極めてシンプルでした。

「売上より先に、環境をつくる」

仕組みを先につくる。

再現性を持たせる。

誰がやっても、一定以上の成果が出る構造にする。

もう二度と、

根性や気合で人を引っ張らない。

■ 事業は成長しても、思想は変えなかった

再スタート後、

代表は再び現場に立ちました。

一件一件の出張買取を重ねながら、

同時に、前回なぜ崩れたのかを徹底的に分解しました。

答えは明確でした。

 • 仕組みがなかった

 • 再現性がなかった

 • 環境を後回しにしていた

だから今回は、

売上より先に環境を整え、

拡大より先に仕組みをつくる。

この順番だけは、

何があっても変えませんでした。

現在、当社は

4期目・6ヶ月で売上15億円、年商30億円規模へ成長。

全国47都道府県で出張買取サービスを展開しています。

現場で働くスタッフは、

全員がホテルなどの宿泊施設を利用。

新幹線・飛行機を含めた移動環境も整備し、

体力的・精神的な負担を極力排除しています。

■ 数字は、思想の「結果」でしかない

2026年1月、

社員平均月給は230万円を突破。

さらに、

 • 年間休日120日

 • シフト自由制

「稼ぐか、休むか」ではなく、

「稼ぎながら、人生を壊さない」

それを、

制度として成立させています。

初任給は月給55万円。

1ヶ月目で月給100万円超は珍しくなく、

3ヶ月目には約8割が100万円を超えます。

これは才能の話ではありません。

普通の人が、普通にやって、

結果が出る構造をつくっただけです。

■ 営業と内勤、どちらが欠けても会社は成り立たない

当社では、

営業だけが評価される文化を否定しています。

営業が現場に立てるのは、

内勤がアポ管理・事務・調整を担っているから。

代表は営業に言います。

「内勤あっての営業だ。感謝しろ。」

同時に、内勤にも言います。

「営業が利益を出しているから飯が食えている。

そこにも感謝がある。」

上下ではない。

役割が違うだけ。

代表自身も、日頃から伝えています。

「営業と内勤がちゃんとやってくれているから、

自分は代表でいられる。だから感謝している。」

■ 人が辞めない理由、そして人が“戻ってくる”理由

その結果、

創業期から会社を育ててきたメンバーのほとんどは、今も辞めていません。

独立した圧倒的なNo.1が、戻ってくる会社。

それほどまでに、

仕組み・再現性・バックアップ体制が整っている組織です。

さらに、

ここで一つの象徴的な出来事が起きました。

代表が下積み時代を過ごした会社。

そこにいた部長や社長も、

会社を潰し、居場所を失いました。

そして彼らは、

代表の会社に来ました。

かつて教える側だった人たちが、

かつて教えられる側だった人の会社を選んだ。

それは、

売上や肩書きではなく、

「この会社は、同じ失敗をしない」

そう判断された結果です。

■ ラジオを通じて、業界を外に開いた

当社は、

ラジオ番組を通じた情報発信にも力を入れてきました。

出張買取は、

不透明だと思われやすい業界だからこそ、

閉じずに、語ることを選びました。

番組には、

元RADWIMPS・桑原彰氏

欅坂46・志田愛佳氏

編集者・箕輪厚介氏

放送作家・鈴木おさむ氏

Repezen Foxx  DJ WAKI氏

などが出演。

買取を

文化・価値・選択の話として扱う場をつくってきました。

エピローグ

――あの駐車場に、もう戻らないために

この会社は、

成功から生まれた会社ではありません。

崩壊の現場から生まれた会社です。

だから、

人を壊さない。

未来を曖昧にしない。

感謝を言葉にする。

会社の成長は、

社員の人生を壊さない範囲で行う。

それだけは、

これからも一切、変えません。

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 株式会社マンクンカンクン

 代表取締役 可知見聞

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会社概要

株式会社マンクンカンクン

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URL
https://reuse-japan5.com/
業種
サービス業
本社所在地
新潟県佐渡市窪田 6-2
電話番号
0120-907-636
代表者名
可知見聞
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2022年07月