SFG株式会社、生成AI領域で新たな事業構築へ

神奈川県内の公立中学校で、教職員の生成AI活用「0から1」を支援する研修を実施

SFG株式会社

SFG株式会社は2026年8月、神奈川県内の公立中学校において、教職員を対象とした生成AI活用研修を実施しました。

本研修は、SFGの生成AI事業に携わる尾形・山科・坂本の3名を中心に企画・運営し、特定の生成AIツールやプロンプトの使い方を紹介するだけではなく、生成AIを安全に使い、自分自身の授業や校務へ応用していくための基本的な考え方を扱いました。

SFGは今回の取り組みを、これまでスポーツ分野で培ってきた「テクノロジーを現場で使える形へ落とし込む」知見を生成AI領域へ展開し、新たな事業を構築していく第一歩として位置づけています。

【メイン写真:教職員が研修に取り組む様子】

■ スポーツ分野で培った現場実装力を、生成AI領域へ
SFGはこれまで、サッカーを中心としたスポーツ領域において、映像撮影やデータ活用などのテクノロジーを、選手や指導者が実際に活用できる環境づくりに取り組んできました。

重視してきたのは、技術を提供すること自体ではなく、現場の課題を把握し、利用者が使える形へ落とし込み、実際の反応を踏まえて改善することです。

生成AIによって、調査、分析、資料作成、デザイン、開発などを短時間で形にできる範囲が広がる中、SFGでは、この「現場で使われるところまで実装する」という考え方を生成AI領域にも広げています。

今回の教職員向け生成AI研修は、その最初の実践の一つです。

■ なぜ、生成AI活用の「0から1」を支援するのか

生成AIに関するサービスや活用事例が急速に増える一方で、ツールやプロンプトを紹介するだけでは、利用経験の少ない人が継続的に生成AIを使える状態になるとは限りません。

特に学校現場では、教職員が授業準備や校務など幅広い業務を担っており、自ら生成AIについて体系的に学び、試行錯誤する時間を確保することは容易ではありません。

そこで今回の研修では、生成AIをほとんど利用したことがない教職員でも、

1. 安全に使うための基本を理解する

2. AIへ目的や必要な情報を伝える

3. 出力された内容を人間が確認・修正する

4. 自分の授業や校務への活用方法を考える

ところまでを、生成AI活用の「0から1」と捉えました。

また、事前アンケートや学校側との打ち合わせをもとに、教職員の生成AI利用経験、不安に感じていること、実際に知りたい内容を確認し、実施校に合わせて研修内容を設計しました。

■ 「安全に使う」「意図した回答を引き出す」「応用する」を実際に体験
今回の研修では、生成AI活用の基礎となる考え方を、大きく3つのテーマに整理しました。

 1.安全に使う

生成AIへ入力してよい情報と入力すべきでない情報を判断する考え方や、個人情報・校外秘情報の取り扱い、生成AIが作成した内容を人間が確認する必要性について扱いました。

また、実際のChatGPT画面を使用し、安全に利用するための設定についても確認しました。

 2.意図した回答を引き出す

生成AIへの「指示」と、回答を考えるために必要となる背景や資料などの「情報」を分けて考える「情報設計」を扱いました。

重要なのは、複雑なプロンプトを暗記することではなく、「何を実現したいのか」「AIが知らない情報は何なのか」を人間側が整理して伝えることです。

 3.成果物を作り、別の用途へ応用する

メイン演習では、教職員自身がChatGPT Projectを作成し、SFGが用意した参考資料を追加したうえで、「中学1年生に、生成AIへゴールや目的を伝えることの重要性を教える教材画像」を作成しました。

参加者は、目的や対象をAIへ伝え、不足している情報についてAI側から質問を受け、生成された教材を人間が確認・修正する一連の流れを体験しました。

画像生成を題材とすることで、AIへ与える目的や情報によってアウトプットがどのように変化するのかを、視覚的に確認できるようにしています。

また、研修後も内容を振り返り、実際の授業や校務で生成AIを試せるよう、研修資料や発展コンテンツ、相談フォームなどをまとめた専用ポータルも提供しています。

【写真:画像生成演習に取り組む教職員を見守るSFG・山科と、研修に参加する教職員の様子】

■ 研修後、90%が「安全な情報入力」について4・5を選択
研修後に実施したアンケートでは、20名から回答を得ました。

生成AI活用に関する自己評価では、

90%が「生成AIに入力してよい情報と、入力すべきでない情報を判断できる」

75%が「一つの生成AIの使い方から、別の授業や校務への活用方法を考えられる」

70%が「自分の授業や校務の中で、生成AIを活用できそうな場面を考えられる」

という項目について、5段階中4または5を選択しました。

※本アンケートは研修後の自己評価であり、研修前後の能力向上率を示すものではありません。

また、「今回の研修を受けて、生成AIについて印象に残ったことや、考えが変わったこと」を尋ねた自由記述には、18件の回答が寄せられました。

【外部掲載許可を確認した回答のみ掲載】

> 「正確性や不明瞭な部分が多いためAIを使うことを避けていたけれど、しっかりと使い方に気をつけていけば、頼もしい相棒になるということがわかったので、ぜひ活用していきたい。」

また、

> 「生成AIについて曖昧だった部分が理解でき、生徒にも自信を持って伝えられそうです。」

といった声も寄せられました。

 ■ 「0から1」の先に見えてきた、自分の仕事への応用

研修後のアンケートからは、生成AIを使い始めた先で求められる支援も見えてきました。

「今回扱った内容について、さらに詳しく学んでみたいもの」を尋ねた設問では、70%が「一つのAI活用方法を、別の授業・校務へ応用する考え方」を選択しました。

さらに、今後新しく学びたい内容として、

・授業準備・授業案:75%

・教材・ワークシート・小テスト:70%

が上位となりました。

自由記述でも、教科に特化した研修、利用経験に応じたレベル別の内容、Google系ツールを活用した具体例、他の実践事例などを求める意見が寄せられています。

こうした結果から、生成AI活用の「0から1」の次には、より多くのツールを覚えることだけではなく、

「自分の仕事、自分の目的、自分の利用レベルでは、生成AIをどう使うのか」

へ落とし込んでいくことが重要だとSFGは考えています。

■ 企画・推進担当者コメント
「今後、子どもたちが生成AIを当たり前に使う時代になっていく中で、学校教育でも『AIを使うか、使わないか』ではなく、『AIとどう向き合い、どう使うか』を教えることが、ますます重要になると考えています。

生成AIは、使い方によって学びや仕事の可能性を大きく広げる一方で、AIに考えることを任せきりにすれば、自分自身で考え、判断する機会を失うことにもつながりかねません。

だからこそ今回の研修では、子どもたちに生成AIとの適切な向き合い方を伝える立場にある先生方自身が、まずAIの特徴やリスクを理解し、自分自身で使える状態になることを目指しました。

一方で、先生方が次々に登場するAIツールやプロンプトを一つひとつ学び続けることは容易ではありません。

そこで今回は、特定のツールの操作方法ではなく、目的を伝える、必要な情報を与える、出力を確認・修正する、別の場面へ応用するといった、環境やツールが変わっても活用できる『再現性』を重視しました。

この考え方は、学校教育だけに必要なものではないと思っています。

生成AIを使いたいものの何から始めればよいか分からない人や、すでに使ってはいるものの、自分の目的に十分活用できていない人は、学校以外にも多く存在します。

今回の教育現場での実践を一つの起点として、『0から1を支える』『再現性をつくる』という考え方を、今後さまざまな個人や組織の生成AI活用支援にも広げていきたいと考えています。」
SFG株式会社

生成AI事業 企画推進担当 尾形 心潤

■ 今後について|共通の「型」を、それぞれの現場へ
SFGでは今回の研修を、生成AI事業を構築していくための第一歩として位置づけています。

今後の生成AI活用支援では、次の3点を大切にしていきます。

1.「0から1」を支える

生成AIを使いたいと思っていても、最初の一歩を踏み出せない人が、安全に試し、自分自身で使い始められる状態をつくります。

2.「再現性」をつくる

特定のツールやプロンプトに依存するのではなく、目的設定、情報設計、確認・修正など、ツールや用途が変わっても応用できる考え方を提供します。

3.一人ひとり・一組織ごとに個別化する

共通する生成AI活用の「型」を持ちながら、利用者の目的、経験、業務、利用環境に合わせて支援内容を変えていきます。

また、実践 → フィードバック → 改善を繰り返し、実際に利用した際に生まれた課題やニーズを次の
支援へ反映します。

今回の学校現場での実践を一つの起点として、今後は教育領域に限らず、生成AI活用の「0から1」や、その先の活用に課題を持つ個人・企業・組織への支援にも取り組んでいきます。

■ 研修概要
・実施時期:2026年8月

・実施場所:神奈川県内の公立中学校

・対象:同校教職員

・事後アンケート回答者数:20名

主な研修内容

・生成AIを安全に利用するための情報判断

・個人情報・校外秘情報の取り扱い

・ハルシネーションと人間による回答確認

・「指示」と「情報」を整理する情報設計

・ChatGPT Projectと参考資料を活用した教材画像生成

・AIから不足情報について質問してもらう方法

・一つの生成AI活用方法を別の授業・校務へ応用する考え方

・専用ポータルを活用した研修後の継続支援

※学校および参加者のプライバシー保護のため、学校名、自治体名、所在地、参加者個人を特定できる情報は公表していません。

■ SFG株式会社について
東京都新宿区に本社を構え、「繋がる信頼、広がる未来」を企業理念に掲げ、関わる多くの人々から信頼され、共に未来を築くパートナーとして社会に貢献する存在を目指して、2024年10月に設立した学生ベンチャー企業です。

データとテクノロジーを活用し、サッカー界と教育の未来を切り拓く活動を行っています。現在は、スポーツ領域で培った現場実装の知見を生かし、生成AIをはじめとする新たな事業領域の構築にも取り組んでいます。

本社:東京都新宿区

代表者:代表取締役 天野莉玖

設立:2024年10月

事業内容:ITを活用したサッカーのデータ分析、指導者と選手のイメージ共有、サッカーIQの向上支援など
会社HP:https://sfg-sports.com/

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ビジネスカテゴリ
学校・大学
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会社概要

SFG株式会社

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URL
https://sfg-sports.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿 三丁目3番13号西新宿水間ビル6階
電話番号
-
代表者名
天野莉玖
上場
未上場
資本金
-
設立
2024年10月