シスコ、Cisco 360 パートナープログラムのアップデート、収益性の高いカスタマーエクスペリエンスサービス、AI 対応のイノベーションを発表

- 一連の機能強化を通じて、すべてのパートナーが AI 時代の変化を先取りし、迅速に対応できるよう支援 -

シスコシステムズ合同会社

概要:

  • シスコは、Ecosystem Deal Registrationに加え、パートナー向けの新たなインセンティブや AI 対応ツールを導入し、案件のあらゆる段階におけるパートナーの貢献を評価・支援する仕組みを強化

  • Cisco IQ for Partnersの一般提供開始により、収益向上と事業成長に向けた機会を提供

  • Cisco Cloud Controlサービスの拡充により、パートナーが AI 対応インフラを構築、保護、管理するための新たな手段を提供

AI の普及により、インフラが企業投資の中心となりつつあり、AI 時代を支えるネットワークのモダナイゼーション、拡張、保護に向けた重要な市場機会が生まれています。シスコ(NASDAQ: CSCO)は、Cisco Partner Summitにおいて、パートナーがこのような変革を主導できるよう、パートナープログラム、カスタマーエクスペリエンスサービス、テクノロジーポートフォリオ全体にわたる新たな施策の強化を発表しました。これにより、世界的なコネクティビティの拡大に伴う、次なる成長機会を捉えるために必要なツールとインセンティブをパートナーに提供します。

Cisco 360 パートナープログラムにおけるインセンティブ拡充とCisco IQ for Partnersの一般提供開始により、変化の激しい環境で求められる俊敏性とインテリジェンスのニーズに対応します。Cisco Cloud Controlは引き続きこれらの取り組みを統合し、シスコパートナー、IT プロフェッショナル、AI エージェントが連携して、AI 時代の重要なインフラストラクチャの接続、保護、運用を行うためのプラットフォームを提供します。

シスコのグローバルパートナーセールス担当シニアバイスプレジデントであるティム・クーガン(Tim Coogan)は次のように述べています。「パートナーはシスコとお客様をつなぐ重要な存在です。AI 時代に入り、私たち全員にこれまで以上の対応が求められています。お客様が必要としているのは、先手を打ってすばやく動ける俊敏性を備えたパートナーです。シスコでは、Cisco 360 パートナープログラムとCisco IQ、Cisco Cloud Controlを組み合わせることで、意思決定を方向付けるアドバイザーから、ソリューションの導入とサポートを担うパートナーまで、あらゆるタイプのパートナーに向けて、このようなニーズに応え、その貢献に応じた報酬を得られる仕組みを提供しています」

俊敏なパートナーエコシステムを支える

アドバイザー、デベロッパー、ディストリビューターは、お客様が何を購入するかだけではなく、それをどのように提供するかについても、ますます重要な役割を担うようになっています。Cisco 360パートナープログラムが初めての通年運用を迎えるにあたり、シスコはそれぞれのパートナーに向けた専用の仕組みをプログラムに追加しました。さらに、あらゆるパートナータイプを対象としたプログラムエクスペリエンス、収益性、イネーブルメントの3つの領域にわたる機能強化により、AI 時代におけるエコシステムの真の俊敏性を支えるとともに、すべてのパートナーの貢献を適切に評価します。

  •  Ecosystem Deal Registration:アドバイザーとデベロッパーが、商談成立につながる貢献に対し正式な評価を受けられる新たな仕組みであり、カスタマーライフサイクル全体にわたるパートナーの貢献度を裏付けるものとなっています。

  • 新たな成長機会の提供:アドバイザーとデベロッパーに向けた Partner Value Index(PVI)の提供を開始したほか、新たに統合されたディストリビューター向けの PVI の提供を 2027 年春までに開始する予定です。これは、各パートナーの役割がお客様にもたらす独自の価値に基づきパートナーの貢献度を評価するというシスコの姿勢を明確に示すものです。

  • Cisco Partner Incentive(CPI)の料率改定:パートナーの貢献に報いるための継続的な投資として、ACVの成長に対する報酬を50%引き上げるとともに、すべてのユースケースでAdoptを2倍に引き上げ、さらにCisco IQを対象とする新たなAdoptインセンティブを開始します。

  • +2% のクロスセルボーナスの追加:Splunkを含む新たなシスコアーキテクチャへと、顧客アカウントを拡大させているPreferredパートナーおよびPortfolioパートナーを対象に、既存のクロスセルリベートにさらに 2% を上乗せします。

  • Cisco IQ Adopt インセンティブ:パートナーによるCisco IQの導入、活用支援のインセンティブであり、お客様のオンボーディングとテレメトリとの統合が確実に実行されるようにします。

さらに、パートナーが差別化を図り、お客様向けのサービスを拡充できるように、より充実したパートナーエクスペリエンスリソースの提供を開始しました。

  • Partner Experience Platform(PXP)での案件登録情報の可視化:自動化されたリアルタイムのインサイトにより、パイプラインの健全性を最適化し、パートナーによる成長機会の特定を支援します。

  • 高度なトレンド分析と適格性の追跡:新しいPVI APIにより、パートナーはビジネス成果を最適化し、パフォーマンスをプロアクティブに管理できます。

  • オンデマンドのエージェント型リソース:One Cisco Content Agent(ベータ版)により、パートナーの営業・マーケティング担当者は、承認済みのシスコのコンテンツにすばやくアクセスし、特定の優先事項や業界トレンドに合わせて顧客ごとにバリュープロポジションをカスタマイズできます。これにより、関連性の高い共同ブランドのプレゼンテーションを、数時間ではなく数分で作成できるようになります。

  • 新しい CPI Deal Estimator:パートナーが案件ごとの収益性を試算し、すべての案件でリベート収益を最大化できるよう支援します。

  • 新たな OT 認定資格:IT、OT、セキュリティの融合が進んでいることを受け、Learn with Ciscoは新たな認定資格「Cisco OT Security Practitioner」を開始するとともに、新しいハンズオンラボ機能を備えた Cisco Modeling Labs 2.11 をリリースします。

Cisco IQ:収益性の高いサービスに向けたパートナーの新たな機会

お客様は、自社の IT 環境についての理解を深め、リスクを直感的に特定するとともに、問題がビジネスに影響を及ぼす前に、迅速に対処することを強く望んでいます。パートナーにも同じレベルの可視性が必要です。それにより、お客様に対して、より関連性のある付加価値のサービスを提供し、モダナイゼーションの機会を提案できるようになります。シスコは本日、Cisco IQ for Partnersの一般提供の開始を発表しました。これにより、当社のグローバルパートナーエコシステムは、マネージドサービスモデルとリセラーモデルの両方において、再現性があり利益率の高い成長を推進できるようになります。Cisco IQは16,000社を超えるお客様を擁し、2026年4月以降、2,000万台近くのデバイスを可視化してきました。Cisco IQの対象範囲をパートナーにまで広げることで、取引成立後に新たな成長機会がもたらされます。

  • 差別化されたマネージドサービスの提供:Cisco IQ MCP サーバーと拡張されたAPIアクセスにより、パートナーはインテリジェンスを自社のプロフェッショナルサービス、ワークフロー、AI エージェントに円滑に統合できます。これにより、お客様の IT 資産を即座に照会し、AIを利用した新たな脅威といった短期的リスクに対処しながら、お客様のインフラストラクチャのモダナイゼーション計画を支援できるようになります。

  • リセラー向けの安全で自動化された機能:Cisco IQの新しいロールベースのアクセス制御(RBAC)により、お客様は、自社のインストールベースに対する直接的かつ安全な可視性をパートナーに付与できます。これによって、リセラーは、リアルタイムデータとAPIを駆使してマシンスケールで業務を行うインテリジェンス主導のパートナーへと変わり、ネットワークに潜むリスクを発見できるほか、手動でのエクスポートが不要になり、お客様のモダナイゼーションを積極的に支援することが可能です。

またシスコは、お客様とパートナーに向けて、Cisco IQ の新機能を導入します。

  • AI を搭載した新たなQuantum Safeおよび Software End of Vulnerability Support(EoVS)のプレイブックにより、通常のパッチ適用にとどまらないリスクの特定を支援します。

  •  Priority Bugs & Software Conformance Assessmentsにより、障害リスクの発見、修復の優先順位付け、アップグレードやハードニングサービスの範囲設定を行えます。

  • Cisco Cloud Controlとの円滑な統合により、リアルタイムのリスクインテリジェンス(量子対応状況を含む)が表示されます。また、Cloud Control内から直接、リスクのあるコントローラー管理型デバイスにワンクリックで対処できます。

  • 豊富なコンテキストを持つリアルタイムデータに基づいた Cisco IQ AI Assistantの機能強化により、トラブルシューティングにおいてデバイス診断と Cisco Technical Assistance Center(TAC)のナレッジが反映されるようになりました。TAC ケース管理が簡素化されたことで、AI Assistant 内からTACケースの作成、クローズ、エスカレーションを行うことができます。

シスコのエグゼクティブバイスプレジデント兼最高カスタマーエクスペリエンス責任者であるリズ・セントーニ(Liz Centoni)は次のように述べています。「これまで長い間、パートナーはシスコと同じ情報を把握できないまま、お客様との対話に臨んできました。その状況が今日から変わります。Cisco IQ Partner Support Standardにより、パートナーは自社ブランドのもと、自社の専門家を通じて、同じインテリジェンスを提供できるようになります。名前はパートナー自身のもの。お客様との関係もパートナー自身のもの。サービス事業もパートナー自身のものです。Cisco IQはエンジンであり、パートナーこそがビジネスの主体です」

回復力と安全性に優れた AI 対応インフラストラクチャのイノベーション

企業は、有線・無線のネットワーク全体への AI エージェントの拡張を進める中で、ダウンタイム、可視性のギャップ、ID ベースの脅威によるリスクの増大といった課題に直面しています。Cisco Cloud Controlは、チームと AI エージェントが複数のIT領域をまたいで重要なインフラを保護・管理するための共有型の統合運用プラットフォームを提供することで、こうした課題に対処します。マシンスピードのコラボレーションと自動化をさらに推進するために、シスコはCloud Controlに新しいAgenticOps 機能を導入します。主な機能は次のとおりです。

  •  Model Foundry:シスコの専用モデルを実際の業務で使うためのCisco Cloud Controlの新たなプラットフォームサービスです。モデルのリサーチ、評価、微調整、独自データに対する実行のすべてを1か所で行えるようになります。Model Foundryは、シスコのモデルの最新のバージョンと重みを、一般公開に先立ち、独占的に提供する場でもあります。限定提供(Controlled Availability)は、シスコのパートナーから開始されます。

  • 信頼できる自律運用を支えるThousandEyesのインテリジェンス:シスコは、Wi-Fi 6EおよびWi-Fi 7のアクセスポイントにThousandEyes をネイティブに統合します。ThousandEyesの統合は、対象となるCisco Networking Essentialsおよび Advantageライセンスに含まれます。追加の購入、導入、設定は一切不要です。常時稼働のThousandEyesによって、オンラインのユーザーがいない場合でも、アプリケーションとネットワークのパフォーマンスを 24 時間体制で検証するように設計された自動のバックグラウンドテストを実行でき、エージェントによるアクションに対するお客様の信頼が高まります。

  • エージェント連携:シスコは、ネットワーキングプラットフォーム向けにModel Context Protocol(MCP)サーバーを導入します。MCP サーバーは、標準化された橋渡し役として機能し、AI ツールがライブネットワークデータに容易にアクセスできるようにします。これにより、パートナーは複雑なカスタム接続の構築・保守を行わなくてもすみ、トラブルシューティングやレポーティングなどのタスクを自動化するワークフローを簡単に作成できるようになります。また、具体的な対処につながるエクスペリエンス指標に、詳細なテレメトリを直接関連付けることで、IT チームによる問題の迅速な特定・解決を支援します。

シスコのプレジデント兼最高製品責任者であるジーツ・パテル(Jeetu Patel)は次のように述べています。「今後、インフラ運用はエージェント型となり、それを行うには、共有コンテキスト、専用モデル、明確なガードレールを兼ね備えたプラットフォームが必要です。Cisco Cloud Controlはまさにそのようなプラットフォームです。新しいModel Foundryにより、AgenticOpsの持つ最先端の特性をさらに推し進めます。パートナーがお客様の環境に合わせてシスコのモデルを微調整・カスタマイズできるようになれば、これらのパートナーはお客様がインフラの接続、保護、運用を行う上で不可欠な存在に変わります」

ミッションクリティカルなワークロードの接続、電力供給、保護に長期にわたって求められる強固な物理・デジタル基盤を提供すべく、シスコは回復力と量子安全性を備えた新たなイノベーションを導入します。主な内容は次のとおりです。

  • ワイヤレスネットワーク全体への量子対応の拡大:シスコは、業界初となる耐量子機能を備えた Wi-Fi 7 アクセスポイントの提供を開始します。これは、ワイヤレス、スイッチング、ルーティングの 3 分野にまたがる極めて包括的な耐量子ネットワーキングポートフォリオに新たに加わる製品です。これによってパートナーは、量子対応状況の評価を提供しつつ、お客様のインフラ投資を、10 年以上先を見据えたものにすることができます。無線区間での耐量子暗号(Post Quantum Cryptography )を用いた量子安全な通信に向けて、シスコはQualcomm Technologiesの技術を搭載したアクセスポイントを提供します。クライアント側の完全なソリューションは、IntelのWi-Fiチップセットおよびドライバーと、 MicrosoftのWindows向けソフトウェアによりサポートされます。

  • Live Protect のサポート拡大:Live Protectは、サポート対象のシスコのプラットフォームおよびリリースにおいて、脆弱性の公表からパッチ適用完了までの時間のギャップを縮小します。このたび  Live Protect が、N9000 シリーズ スイッチ、N9300 シリーズ スマートスイッチ、Catalyst SD-WAN、C9000 シリーズ スマートスイッチ、CW9800ワイヤレスコントローラでサポートされるようになりました。Cisco 8000シリーズ セキュアルーターおよび Ciscoファイアウォールでのサポートの提供は、2026年末までに開始する予定です。

  • 特権インフラストラクチャアクセス: Teleportと共同で開発中のCisco Privileged Infrastructure Accessは、短期間のみ有効な ID 連動型の証明書を用いて、ネットワークチームと AI エージェントに対し、シスコのルーターとスイッチへの高速で統制の取れた、タスク固有のアクセスを提供します。セッションは記録され、権限はセッションの終了時に失効します。

各社のコメント

  • Deloitte 社サイバー&テレコムネットワーク担当アソシエイトパートナー、Filipe Gomes Leonardo氏は次のように述べています。「Ecosystem Deal Registrationは、商機の創出やソリューションの定義から、お客様の価値実現の支援まで、カスタマーライフサイクル全体を通じて、 Deloitte のようなパートナーが生み出す価値を評価する上で重要な前進です。こうした貢献をより見えやすくすることで、シスコは協業と共有型成長に向けたより強固な基盤を築いています」

  • Presidio社ソフトウェア & サービスライフサイクル担当シニアバイスプレジデント、Kevin Corace氏は次のように述べています。「シスコの継続的なイノベーションを大変喜ばしく思っており、 Cisco Partner Summitを楽しみにしています。Cisco IQへのパートナーのアクセスが拡大したことで、事後対応型の分析をプロアクティブなインサイトへと変えるライフサイクル統合とプロフェッショナルサービスを構築できます。Presidioとシスコは、お客様がリスクを管理し、アップグレードの計画を立て、投じたすべての資金からより多くの価値を引き出せるよう支援しています」

  •  NTT DATA, Inc. プレジデント兼インフラストラクチャソリューション担当グローバル責任者であるDilip Kumar氏は次のように述べています。「企業のお客様が AI ワークロードや高密度のワイヤレス環境を拡大する中、ネットワークを単なる接続手段から能動性のある自己防衛型のプラットフォームへと進化させる必要があります。シスコのイノベーションは、業界をリードするセキュリティと継続的な可視性を、お客様が必要とする物理インフラに直接組み込むものです。これに NTT DATA のAgentic Operationsを組み合わせることで、状況を感知、予測し、行動するインテリジェントな運用環境が生まれ、混乱が生じる前にエクスペリエンスの低下にプロアクティブに対処し、ミッションクリティカルな業務を保護します」

関連資料:

** 当資料は、2026 年 10 月 26 日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳です。

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業種
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本社所在地
東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー
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03-6434-6500
代表者名
濱田 義之
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海外市場
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4億5000万円
設立
1992年05月