望月ミネタロウ、カネコアツシ、羽生生純推薦! 全米の漫画賞を総ナメにした傑作コミック『ブラック・ホール』がついに日本上陸!
『ウォッチメン』や『闇の国々』など、これまで数々の海外コミックの邦訳出版を手がけてきた株式会社小学館集英社プロダクションは、2013年6月26日に、オルタナティブコミック界の人気作家チャールズ・バーンズの傑作コミック『ブラック・ホール』日本語版を刊行しました。
オルタナティブコミックとは、一般に日本で「アメコミ」として知られているスーパーヒーローコミックに対抗する存在として、1980年頃からアメリカに出現した、実験的な作風をともなう大人向けコミックスのこと。その作家性の高さから、近年ではアメリカ国内にとどまらず世界的に高い評価を受けているコミックジャンルです。代表的な作家としてダニエル・クロウズ、クリス・ウェア、クレイグ・トンプソンなどが知られていますが、チャールズ・バーンズは、そのなかでもアメリカ本国で熱狂的なファンを持つアーティストで、今回が初邦訳となります。
チャールズ・バーンズは1955年、アメリカ・ワシントンD.C.生まれのコミックアーティスト。白黒のくっきりとしたコントラストが特徴的なホラーテイストの物語で人気を博し、イラストレーターとしても『ニューヨーカー』『タイム』といった有名雑誌の表紙、イギー・ポップのアルバム『ブリック・バイ・ブリック』のジャケットイラストなどの仕事で知られています。
そんなチャールズ・バーンズの代表作『ブラック・ホール』は、1995年から2005年まで10年の歳月をかけて発表された作品。2006年にはアメリカの権威ある漫画賞であるアイズナー賞、ハーヴェイ賞、イグナッツ賞を相次いで受賞し、毎年各メディアが発表するコミック100選にも必ず選出されるほどの、コミック史に残る傑作とされています。また、日本語版の発売にあたっては、望月ミネタロウ、カネコアツシ、羽生生純という豪華な面々が推薦コメントを寄せています。
『ブラック・ホール』の舞台は1970年代半ばのシアトル郊外。10代の若者のみが感染するグロテスクな奇病が流行し、若者たちはそれぞれに抱える思春期の不安、孤独、絶望を増大させながら、悪夢のような闇へと飲み込まれていきます。白と黒のコントラストが描き出す、純粋で残酷で無慈悲なほどに美しいスキンディープ(皮一枚)の恐怖感覚、この機会にぜひ体感してみてください。
◆『ブラック・ホール』日本語版刊行記念 プロモーションムービー公開中!◆
http://www.youtube.com/watch?v=AbsUcc6eytg
◆推薦コメント◆
「このコントラストのきいた白と黒の不気味な世界を、
好むと好まざるとにかかわらず(特に作り手なら)、
一度は手に取ってみてはどうでしょうか」
――望月ミネタロウ(漫画家)
「穢れ朽ちた世界と、変わりゆく自身への嫌悪。
その裂け目で震える純粋な心たち。
醜くもとてもとても美しい、宇宙の片隅の青春の物語」
――カネコアツシ(漫画家)
「小さい頃、農業用の浅い井戸の鉄蓋をどけたら
中にアカガエルがみっしりと・・・・!!
この漫画を読んでその時の感触がまざまざと蘇ってきました」
――羽生生純(漫画家)
《発売概要》
『ブラック・ホール』
【著】チャールズ・バーンズ
【訳】椎名ゆかり
【定価】1,890円(税込)
【発売日】2013年6月26日頃
【仕様】A5判変・並製・370ページ・本文1C
Copyright © 2005 by Charles Burns
小学館集英社プロダクションの刊行物案内
URL: http://books.shopro.co.jp/
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