授業づくりの専門家とクリエイターによる「いじめや人権、話し合おう、変えていこう。Changers(チェンジャーズ)」が教材シリーズ第4弾、イラストレーター伊豆見 香苗さんの作品を公開!

スタンドバイ株式会社

「いじめや人権、話し合おう、変えていこう。Changers(チェンジャーズ)」とは授業づくりの専門家、各界のクリエイターが共同し、学校や家庭、地域で活用できる無料教材を開発、公開するプロジェクトです。WEBサイトより、マンガ教材や指導案等を無料でダウンロードできます。

HP: https://wearechangers.jp
YouTubeチャンネル: https://www.youtube.com/channel/UCrP-zzSxh0NxgsLxDao-Tjg/
Twitter:https://twitter.com/wearechangersjp

今回は、第4弾としてイラストレーターの伊豆見 香苗さんによる2作品を公開いたしました。
≪教材No.009 みんなでそろえたマスコット(作者:伊豆見 香苗)≫
https://youtu.be/w7aGLeUHytc
 

 

作者コメント
「今回、いじめ防止プロジェクトのイラストを制作して。私自身何度も物語のプロットに共感しました。
実際に私が学生の頃、直接的にいじめられていたのではないのですが。ちょっと友達のノリや、女子特有のグループ感、空気感で何度か『嫌だな〜』と思ったことがあるのです。
今回はすこし重い空気感を伝えるために女の子たちの表情や距離感を大切に描かせていただきました。
親しい友人にも相談できず悩んでいる子たちがいると思うので、少しでも考えるきっかけになっていただければと思います。」


≪教材No.010 先輩には何も言えない(作者:伊豆見 香苗)≫
https://youtu.be/VxEPr4q-eN4
 


作者コメント
「こういった『いじめ』や『いじり』のことで悩んでいる人達はとても多いと思います。
部活動特有の熱血=優しさと捉える部活もあると思いますが、その曖昧さやなんとも言えない感じをイラストで表現しました。
悩んでいる方がいましたら家族や友人、先生などに相談したり。相談された側もその子に親身に寄り添ってあげられるきっかけになればいいなと思います。」

 


伊豆見 香苗
1993年沖縄生まれ。現在関東在住。
アニメーション、イラストレーション、漫画など幅広く活動中。
ライフワークとして1日1個GIFアニメを製作しSNS上に投稿している。
「#GIFの伊豆見」としてSNSで人気を博し、代表作ともいえる「えっびっ」は、LINEスタンプDL数でもランキング入りするなどの大ヒット。
他にも「れっもっんっ」や「いっぬっ」、「ぎょっうっざっ」などユニークなモチーフのキャラクターが、激しい動きをするLINEスタンプが話題。


■教材の特徴
本教材シリーズは、1作品が4〜8コマのマンガで構成されています。マンガの作者は作品ごとに異なります。学校や家庭、地域などさまざまな場所で活用いただけるよう、動画教材(YouTube)と静止画教材(パワーポイント)、PDF、イラスト画像(jpeg)、モデル指導案やマンガ台本を無料公開いたします。教材はダウンロードも可能なので、児童生徒の学校支給端末でも閲覧可能です。

またモデル指導案を掲載しておりますが、柔軟に授業を展開でき、クラスや子どもたちの実態に合わせ、話し合いが深められます。1つの教材の中に、複数の問題が描かれており、主人公以外の視点から議論をすることが可能です。道徳科、特別活動、総合的な学習の時間など、様々な教科・活動で活用できます。


■第4弾公開の教材
≪教材No.009 みんなでそろえたマスコット(作者:伊豆見 香苗)≫
動画URL: https://youtu.be/w7aGLeUHytc
教材詳細URL: https://wearechangers.jp/comic/09.php
 

ヒマリ、ユイ、リコ、メイは、演劇部の仲良し4人組。いつも一緒に行動していたのだが、ユイが次の公演の主役に抜擢された時から、なんとなくイヤな空気が流れ始める。ある日の帰り道、遅れてきたユイは、他の3人がおそろいのマスコットを付けていることに気づく…。


≪教材No.010 先輩には何も言えない(作者:伊豆見香苗)≫
動画URL: https://youtu.be/VxEPr4q-eN4
教材詳細URL: https://wearechangers.jp/comic/10.php
 

中学1年生になったマリアは、念願だったバスケ部に入部し、練習に励んでいた。ところがある日、悪気なくあいさつを無視してしまったことが原因となり、先輩たちから強く当たられるようになってしまう。同期たちはマリアに同情するものの、みな、先輩には何も言えず…。


■なぜこの問題に取り組むのか
文部科学省の調査(*1)によると、令和2年度のいじめの重大事態の発生件数は514件となりました。社会全体でいじめ防止対策が推進されているとはいえ、まだまだ苦しむ子どもの数は後を絶ちません。いじめは、固定化された人間関係や集団の中で生じる独自のルールやノリから発生していると考えられています。学校のような閉ざされた人間関係の中では、相手が悪いからいじめてもいい、いじめても相手が苦痛を感じていないと考える等、いじめや差別が正当化されてしまうことがあります。

そこで私たちは、教育の専門家とクリエイターとともに無料で公開するマンガ教材を開発する本プロジェクトを立ち上げました。善悪がはっきりしない状況や、つい見落とされがちな繊細な問題を積極的に取り上げ、リアリティのある物語として描いたマンガ教材を開発し、無料で公開いたします。

本教材を通じて、さまざまな大人と子どもが関わり、話し合う機会が生まれることで、学校と社会との風通しがよくなると私たちは考えています。そして、固定化された集団や教室でつくられる理不尽な「当たり前」に、子どもたち自身が気づき、一人一人がチェンジャーズとなり、いじめや差別が起こる環境を変えていくことを願っています。

*1 令和2年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/content/20211007-mxt_jidou01-100002753_1.pdf


■授業づくりの専門家とはどんな人たちか
今回、既存の教育の形にこだわらず、先端的な授業のあり方を模索し研究を行っている千葉大学教育学部教授の藤川大祐先生と、敬愛大学教育学部准教授の阿部学先生に監修・作品制作に参加していただきました。藤川先生、阿部先生は、従来の教科教育の授業開発だけでなく、現状の学校教育では取り上げられにくいテーマや、取り上げたとしてもこれまで十分な教育効果が生まれていない分野に関する授業の開発にも取り組まれています。また、学校での、いじめ問題の解決にも長年取り組み、人権問題を考えるための教材開発、授業実践も積極的に行っています。


■なぜクリエイターが参加しているのか
「いじめや人権、話し合おう、変えていこう。Changers(チェンジャーズ)」は、教育関係者だけでなく、子どもを大切に思うすべての方が参画し、社会を、世界を変えていくプロジェクトです。今回この取り組みに対し、マンガ作家やイラストレーター、編集者、映像ディレクター、デザイナーなど多くのクリエイターの方に賛同いただき、実現することができました。


■なぜ新しい教材をつくるのか
本プロジェクトで開発する作品のテーマには、例えば以下のようなものがあります。
 
  • いじめといじりはどう違うのか
  • 自分のSNSなら何を書いてもいいのか
  • 男女で遊んじゃいけないのか
  • オンラインゲームでトラブルが起こるのは仕方ないのか
  • 部活動では嫌なことも我慢しないといけないのか

上記のような学校生活の中で日々起こっている事柄について、私たちは現職の先生や当事者に取材をし、一つ一つストーリーをつくりました。

いじめや人権について深く話し合うためには、これまでの教材では描かれなかった善悪がはっきりしない状況や、つい見落とされがちな繊細な問題を取り上げたリアリティのある教材をつくる必要があります。これまでの教材ではリアリティあるテーマを扱ったものが少ないという学校現場の強い要望を受け、今回新たな教材を開発しました。


■マンガ的な手法の教材が有効である
従来の道徳教育では、教科書を活用し、比較的長い文章を読解した後に、問いに答える形式が中心となっています。しかしこの形式では、児童生徒によって読み終えるスピードや理解力が異なるため、読解に時間がかかり対話や議論の時間を十分に確保できない傾向があります。
現在、文部科学省により「考え、議論する道徳」を行うことが推奨されている現状を踏まえ、私たちは2〜3分で内容や論点がすべての子どもに理解できるマンガ形式の教材を開発しました。そして内容の理解や作品への興味関心を高めるため、子ども向けのコンテンツをつくるプロフェッショナルであるマンガ作家やイラストレーター、編集者、映像ディレクター、デザイナーが参加し、人物の心情や人間関係がリアルな作品をつくりました。開発後、検証授業を複数の学校で行いましたが、ねらい通り、対話の時間がたっぷり確保でき、活発な議論が生まれる授業になっていました。


■なぜ無料で提供するのか
本プロジェクトで開発された教材をきっかけに、子どもたちが学級や学校を越えて、さまざまな人たちといじめ、人権をテーマに対話を行ってほしいと考えています。そこで多くの方が活用しやすいよう無料で提供することにしました。学校の授業はもちろん、家庭での学習や様々なワークショップなど、これまでになかった場所でも議論が生まれることを願っています。


■なぜデジタル教材を開発したのか
GIGAスクールの時代に対応した教育コンテンツとして、動画及び静止画のデジタル教材として開発しました。動画を使った教室での授業はもちろん、オンライン授業など動画を使いづらい状況でも、PDFやパワーポイントファイルなど問題なく授業が進行ができる教材を用意しました。

■検証授業の様子(プレスキット)
※以下の素材は自由にお使いください
・2021年9月16日、袖ケ浦市立奈良輪小学校5年生を対象に行った授業風景(授業者:下大澤 翔吾先生)



■チェンジャーズメンバー
藤川 大祐 千葉大学教育学部教授・副学部長・附属中学校長
阿部 学 敬愛大学教育学部准教授
下大澤 翔吾 千葉県袖ケ浦市立奈良輪小学校教員
谷山 大三郎 スタンドバイ株式会社 代表取締役
橋本 祐樹 スタンドバイ株式会社
常松 心平 303BOOKS株式会社 代表取締役
宗我部 香 303BOOKS株式会社 ディレクター
水落 直紀 303BOOKS株式会社 ディレクター
横山 紗衣莉 株式会社ポプラ社 IP事業グループ コンテンツビジネスユニット
郡司 日奈乃 千葉大学大学院教育学研究科修士2年
山崎 智子 千葉県旭市立干潟小学校教員
古谷 成司 NPO法人企業教育研究会 授業開発研究員、千葉大学教育学部非常勤講師

 

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会社概要

スタンドバイ株式会社

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都中央区東日本橋2-1-15 STR東日本橋 4F
電話番号
050-1744-4595
代表者名
谷山 大三郎
上場
未上場
資本金
-
設立
2015年10月