介護記録のDXは5割強、しかし4割はまだ紙運用|導入が進まない最大の理由は「人材不足」
介護現場における介護記録ソフトの利用状況についてアンケートしました。

法人向けクラウドサービス紹介サイト「アスピック」(運営:一般社団法人 日本クラウド産業協会(ASPIC)、運営委託先:株式会社ブルートーン)は、日本のSaaS市場調査・動向の一環として介護現場におけるDXの進捗状況についてアンケート調査を実施しましたのでここに報告します。
■調査目的
介護業界では慢性的な人手不足や報酬改定対応、業務負担の増加などを背景に、ICT活用の重要性が年々高まっています。国保伝送が必要な請求処理に関しては、レセプトソフトの利用が当たり前になりつつありますが、その一方で介護の現場で「どの程度DXが進んでいるのか」「進んでいないとしたらどのような理由によるものか」その実態は十分に可視化されていません。
本調査では、介護の現場で働く方々を対象に、介護記録ソフトの導入状況や利用実態についてアンケートを実施しました。本調査を通じて、介護現場におけるICT活用の現状を明らかにし、今後の介護DX推進の一助となることを目的としています。
■調査のサマリー

※本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「アスピック」の公式サイトURL(もしくは本記事のURL)へのリンク設置をお願い致します。
■調査概要
本アンケート調査の概要は以下の通りです。
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調査実施日: 2026年3月
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調査回答者数:300人
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居住地:全国 性別:男女(173人・127人)
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年齢:20歳以上65歳未満
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職業:経営者・役員、会社員(事務系・技術系・その他)
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職種:訪問介護員(ホームヘルパー)、介護福祉士、介護事務、福祉・介護業(介護士・ヘルパーなどの専門職種)、福祉・介護業(その他・事務など)
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調査方法:インターネットリサーチ
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調査メディア:アスピックURL | https://www.aspicjapan.org/asu/
それでは、調査結果の詳細について詳しく見ていきましょう。
※本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「アスピック」の公式サイトURL(もしくは本記事のURL)へのリンク設置をお願い致します。
■調査の詳細
設問1:介護現場では、どのような方法で介護記録を残していますか?
回答:
-
紙の記録用紙(45.7%)
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タブレット(30.0%)
-
スマホ(14.7%)
-
PC(49.0%)
-
その他(1.0%)
(複数回答可)
【Point】進むデジタル化。しかし、その一方で「紙運用」が未だに4割弱
PC・タブレット・スマホなどを利用した「完全デジタル」での記録が全体の約5割となり、介護現場でもICT活用が一定程度進んでいることがわかりました。一方で「紙の記録用紙」が25%、更に「PC」「タブレット」と併用しているケースも含めると、紙運用が残る現場は45.7%にのぼるなど、併用が多い状況も伺えます(下図)。

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設問2:専用の介護記録ソフトを利用していますか?
回答:
-
利用している:156(52.0%)
-
過去に利用していた:6(2.0%)
-
利用していない:138(46.0%)
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設問3:(「利用している」と答えた方は)利用している介護記録ソフトを教えてください

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サービス名称 |
回答数 |
割合 |
|
ほのぼのNEXT |
46 |
29.5% |
|
ワイズマンシステムSP |
18 |
11.5% |
|
カイポケ |
15 |
9.6% |
|
カナミック |
9 |
5.8% |
|
ケアカルテ |
9 |
5.8% |
|
福祉の森 |
7 |
4.5% |
|
介護トータルシステム『寿』 |
6 |
3.8% |
|
ケア樹(けあき) |
6 |
3.8% |
|
福祉見聞録 |
6 |
3.8% |
|
かんたん介護ソフト |
4 |
2.6% |
|
トリケアトプス |
4 |
2.6% |
|
Care-wing |
3 |
1.9% |
|
すこやかサン |
3 |
1.9% |
|
介舟ファミリー |
2 |
1.3% |
|
ケアレポ |
2 |
1.3% |
|
ナーシングネットプラスワン |
2 |
1.3% |
|
ワイズマンセカンドライン |
2 |
1.3% |
|
クラウド型介護保険システム |
1 |
0.6% |
|
Quickけあ |
1 |
0.6% |
|
スマケア |
1 |
0.6% |
|
まもる君クラウド |
1 |
0.6% |
|
楽すけ |
1 |
0.6% |
|
Rehab Cloud |
1 |
0.6% |
|
その他 |
36 |
23.1% |
(複数回答可)
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設問4:(「利用していない」と答えた方は)介護ソフトの利用に消極的な理由について教えてください。
回答:
-
選定や導入を進められる人がいないから(50.7%)
-
費用が高いから(22.2%)
-
現状のアナログな進め方で十分だから(16.0%)
-
現場での導入意欲が高まっていないから(16.0%)
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現場が使いこなせなさそうだから(10.4%)
-
その他(9.7%)
(複数回答可)
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■まとめ(アスピック編集部)
今回の調査では、介護現場での記録業務のデジタル化が一定程度進んでいる一方、紙の運用が根強く残っていることが伺い知れました。専用の介護ソフトの導入も5割にとどまっており、導入を進める人材不足がDXの障壁になっている実態が見えてきました。介護業界では慢性的な人手不足が続いており、IT導入役を担う人材が不足しているケースも多いと考えられます。今後はソフトの機能だけでなく、導入支援やサポート体制も重要になりそうです。
アスピックでは「介護ソフトの概要や選び方」についても詳しく紹介しています。興味のある方はぜひお役立てください。
https://www.aspicjapan.org/asu/article/18045
■アスピックについて
会員数1,400社以上、日本を代表するSaaS団体である一般社団法人日本クラウド産業協会が運営する法人向けクラウドサービス紹介サイトです(https://www.aspicjapan.org/asu/)。ITサービスの選び方やTサービスを用いた業務改善のヒントなどのコンテンツをご提供しています。
本記事やリリースなどに関する質問・お問い合わせには、運営委託先である株式会社ブルートーンにお願いします。
運営元:一般社団法人 日本クラウド産業協会(ASPIC)
運営委託先 株式会社ブルートーン
お問い合わせ先:info@bluetone.co.jp
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