日本データ取引所、データマーケットプレイス「JDEX®」の会員限定コンテンツをさらに充実へ 有料データ募集も継続受付
2021年秋冬をデータで振り返る「新型コロナウイルス感染症ファクトシート」もアップデート
組織のデータ活用を支援する株式会社日本データ取引所(本社:東京都渋谷区、代表取締役:森田直一、以下当社)は、新型コロナウイルス感染症に関する国内外の信頼性の高いデータを収集・加工したウェブサイト「統計ページ」のα版の制作を開始しました。また2021年6月に提供開始し、アップデートを重ねてきた「新型コロナウイルス感染症ファクトシート」の最新版も同時発表します。
これらの資料は、当社が兼松株式会社、Dawex Systems, SAS(仏)と共同運営するデータマーケットプレイス「JDEX」(https://www.service.jdex.jp、読み:ジェイデックス)にて、会員限定で公開します。今後も当社はコロナ禍の社会変化をとらえるデータを広く探索・募集し、ビジネスや学術研究におけるデータ流通市場の活性化に貢献してまいります。
これらの資料は、当社が兼松株式会社、Dawex Systems, SAS(仏)と共同運営するデータマーケットプレイス「JDEX」(https://www.service.jdex.jp、読み:ジェイデックス)にて、会員限定で公開します。今後も当社はコロナ禍の社会変化をとらえるデータを広く探索・募集し、ビジネスや学術研究におけるデータ流通市場の活性化に貢献してまいります。
「新型コロナウイルス感染症ファクトシート」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延による日本社会の変化を要約した資料です。グラフと年表形式で一覧できる本紙(PDF)と、元データや参考文献をまとめたデータセット(Excel)で構成され、JDEX会員に無料提供されます。
今回発表した「バージョン3」では、2021年9月から12月末までの情勢を追加。第5波の後、ワクチン普及によって落ち着きを見せたものの、既にオミクロン株による第6波の兆しが読み取れます。
2021年11月にバージョン2の発表と合わせて、コロナ禍の社会変化をあらわすデータの公募を行ったところ、多種多様な方からお声がけをいただきました。
みなさまからご提供いただいたデータに加え、二次利用可能なオープンデータを精選した「統計ページ」(α版)の制作を開始しました。JDEXの有料会員限定でご利用いただけるよう、準備を進めています。「統計ページ」を使うことにより、32分類のテーマ別に選定された多様なデータを、マクロ・メゾ・ミクロのレベル別に分析できることを目指しています。
軽量な動作と優れた視認性を兼ね備え、面倒な手続きなしに、機械判読可能なデータをダウンロードしたり、各種のデータ処理・分析サービスとも連携できます。基幹統計や研究データを始めとするオープンデータだけでなく、当社が新たに調達した有料データも、順次追加予定です。
■企画背景
2021年8月、日本国内でもデルタ株が流行し、国民へのワクチン接種が急がれました。医療従事者の尽力もあり、9月以降はピークを過ぎ、ワクチン接種率も75%に到達。まん延防止等重点措置も解除されました。ところが、新たな変異種であるオミクロン株が各国にまん延し、2021年末に日本でも、沖縄米軍基地内でのクラスター発生をはじめとする市中感染が始まりました。
海外渡航制限は一時緩和されたものの、再まん延に伴い、在留外国人・在外邦人ともに厳しい入国制限がなされ、各国間の往来には相当の検疫措置が必要となっています。
国内外では軽症者向け治療法・経口薬開発・治験が進み、臨床使用も緊急承認されました。医療従事者向けの3回目ワクチン接種も始まっています。
先進各国では歴史的なインフレが進み、原材料やエネルギー、人件費などのコスト上昇を受け、金融相場も転換点を迎えようとしています。日本でも生活必需品を含む80業種以上の商品が値上げされ、コロナで疲弊する家計消費に大きな影響が生じつつあります。
■ファクトシートについて
「新型コロナウイルス感染症ファクトシート」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延による日本社会の変化を要約したデータ製品です。グラフと年表形式で時系列推移を一覧した本紙(PDF)と、元データや参考文献をまとめたデータセット(Excel)で構成されます。
収録内容
本紙(PDF)に掲載されているグラフには、日本と世界の新規感染者数と、日本のワクチン接種率、日本語のニュース記事・インターネット検索・SNS投稿の件数推移を指数で表しました。また「日本のできごと年表」には、医療・経済・生活の3区分で、日本国内の主要なできごとを一覧にしています。
データセット(Excel)には、本紙の制作の元となったデータを収録しています。グラフに用いた時系列の数値、できごと年表に用いたニュース源、参考文献・データソースで構成されています。参考文献・データソースは、シートの制作過程で見つかった情報源です。国内外のオープンデータと民間のレポート・調査結果で構成されており、JDEXおすすめデータとして当社のTwitter(https://twitter.com/datamarketguide)でも紹介しています。
バージョン3について
バージョン3は、「日本のできごと年表」に2021年9月から12月までの最新トピックを追加。グラフにも最新のデータを加え、第5波後の各分野対応、第6波へと向かう社会の動きが概観できます。バージョン2に比べ、グラフもさらに見やすいデザインへブラッシュアップしました。
入手・活用方法
データマーケットプレイス「JDEX」の会員であればどなたでもダウンロードできます。
▼JDEX内のダウンロードURL
https://www.jdex.jp/members/s/37f9faf2945c48f69f2f5d17eaccda9f
より多くの方にお使いいただけるよう、本シートの利用条件はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス「表示 – 非営利 – 継承 4.0 国際」(CC BY-NC-SA 4.0)としています。社内会議、学術研究、政策立案、勉強会などにぜひご活用ください。
■統計ページ(α版)について
ファクトシートに記載された国内外の動向を統計的に理解するためのコンテンツです。JDEXの有料会員限定でご利用いただけるよう、制作を進めています。
32分類のテーマに関連した統計データをマクロ・メゾ・ミクロの3区分で選定し、データ分析に馴染みのない方でも使いやすいことを目指しました。レポートの出力、Excel/CSV形式でのダウンロード、外部サービスとの連携など、状況に合わせてお使いいただけます。
■データの募集
当社は、新型コロナウイルス感染症に関するデータ・ライブラリの構築に向けて、関連するデータ製品のキュレーション活動に取り組んでいます。欧米圏ではOur World in Data 「Coronavirus Pandemic」やDawex「COVID-19 Data Exchange Initiative」といった事例があります。
すでに約600種のデータを発見し、うち約150種を「JDEXおすすめデータ」としてJDEX会員に無料で紹介しています。業界・業種や有料・無料を問わず、今後もより多くの方へデータ提供・利用を呼びかけ、日本社会が後世に残すべきアーカイヴ構築の第一歩となることを目指しています。
募集概要
【対象期間】
2019年12月1日以降(時間分解能は、時間別から年別まで不問です)
【対象地域】
日本
【言語】
日本語
【データの種類】
- 経済動向に関するデータ
- 国内株式市場における主要指標の推移
- 産業別主要企業の売上増減率、創廃業数(候補あり)
- 国内求人市場における採用関係指標(候補あり)
- 自動車関連製品・サービスの生産・販売・修理台数
- 建築・工事費に関する指数
- 交通・人流に関するデータ
- 鉄道乗降客数
- 飛行機乗降客数
- 情報通信メディア利用指標(候補あり)
- 主要駅・観光地周辺の滞在人口(昼夜)(候補あり)
- 自動車交通量
- 消費生活に関するデータ
- クレジットカード、キャッシュレスアプリ等の利用頻度(候補あり)
- 家計支出のカテゴリ別比率、支出金額(候補あり)
- 外食/中食/内食の支出金額・喫食者数/献立変化
- 家具・家電・IT機器の購買金額
- 在宅行動の変化を示唆する指標(室内家電の使用率、電力使用量)(候補あり)
- 情報メディア接触の変化を示唆する指標(候補あり)
- 国内通販および越境EC利用金額(カテゴリ別)
- 文化芸術/レジャーに関するデータ
- ライブイベントの開催数(中止数)(候補あり)
- ファッション・美容用品の購買金額
- スマホアプリ使用率(主要アプリ又はカテゴリ別)(候補あり)
- 主要観光地の宿泊施設利用率(候補あり)
- 主要レジャー施設集客人数・比率
- VRデバイス及び主要メタバースの利用者数
上記に当てはまらなくとも、提供可能なデータをお持ちの方、関連情報をご存知の方は、ぜひお問い合わせください。
■JDEXについて
JDEXは、データを安心・安全に売買できる会員制のデータマーケットプレイスです。
欲しいデータを探したり、保有するデータを簡単に紹介・出品でき、ビジネスや研究のデータ活用に役立ちます。本プロジェクトは兼松株式会社、株式会社日本データ取引所、Dawex Systems, SAS(フランス・リヨン)が共同で取り組んでいます。
2020年11月のサービス開始以来、会員数は国内外の組織100以上にのぼります。会員の業種は一般企業から研究機関、行政組織までさまざまです。会員登録は無料で、有料会員になると、回数無制限のデータ取引、複数組織によるデータの共同利用といったすべての機能が使えます。1,000種類以上のおすすめデータ紹介も受けられます。
▼JDEXサービス紹介サイト
https://www.service.jdex.jp
会社概要
株式会社日本データ取引所(Japan Data Exchange Inc. 通称:Jdex)
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町9-8 URBANPARK代官山I代表取締役:森田直一
コーポレートサイト:https://j-dex.co.jp/
2016年に創業。「日本のデータを民主化する」を目標に、企業のデータ活用に関するコンサルティングや、データ活用のためのガイドライン策定等に取り組んでいます。2019年度より兼松株式会社と資本業務提携し、Dawex Systems, SASと3社共同で「プロジェクトJDEX」を始動。Dawex Systemsは、世界各国のあらゆる組織における顧客ブランドのデータハブであり、データマーケットプレイスで活用される技術を持つ企業です。日本のデータ流通市場の形成と、デジタル・トランスフォーメーション(DX)に資するため、データマーケットプレイス「JDEX」の運営に共同で取り組んでいます。
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