楽天メディカルとMDアンダーソン、戦略的アライアンス契約を締結 イルミノックス™ プラットフォームを基に共同でがん治療開発の発展へ

 楽天メディカル社(本社:米国 カリフォルニア州 サンマテオ、会長兼最高経営責任者:三木谷 浩史)と米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンター(所在地:米国テキサス州ヒューストン、President:Peter WT Pisters, M.D./以下、MDアンダーソン)は、このたび、楽天メディカル社の技術基盤であるイルミノックス™プラットフォームを基に、新たながん治療に向けた共同開発を目的とした戦略的アライアンス契約を締結しましたのでお知らせします。
 本契約に基づき、楽天メディカル社とMDアンダーソンはイルミノックス™プラットフォームの技術を活用した臨床試験の実施、試験デザイン、併用治療、及び対象患者層等に関して協議しながら共同開発を進めていきます。このアライアンスは、楽天メディカル社の同プラットフォームを発展させ、がん患者さんに新たな治療を届けることを目指しており、最初の共同開発として頭頸部がんを対象としました。本契約によって、楽天メディカル社が支援を行い、MDアンダーソンによって進められている既存の研究範囲を拡大させていきます。

 楽天メディカル社の会長兼最高経営責任者である三木谷 浩史は次のように述べています。「世界のがん研究を牽引するMDアンダーソンが楽天メディカルのイルミノックス™プラットフォームに対し新しい可能性を見出し、この戦略的アライアンスを実現できたことを嬉しく思います。私たちが志を共にしていくことで、全く新しい治療をより多くのがんの患者さんへ届けることができると信じています。MDアンダーソンの信念を持って進み続ける姿勢は、患者さんへ治療を届ける未来へ私たちを導いてくれます」

 イルミノックス™プラットフォームは、治療技術基盤の名称であり、米国国立がん研究所の小林久隆先生らが開発したがん光免疫療法が基となっています。現在、楽天メディカル社はこのイルミノックス™プラットフォームを、医薬品、医療機器、医療技術、その他周辺技術を総合的に利用した技術基盤として開発を進めています。

 MDアンダーソンの頭頸部外科長のJeffrey Myers, M.D., Ph.D. は次のように述べています。「イルミノックス™プラットフォームは、光感受性物質を結合させた抗体複合体を用いて選択的にがん細胞を標的とすることにより、周囲の正常組織の温存が期待できる技術基盤だと考えられています。この連携によって楽天メディカル社と関係を構築させ、患者さんに最良な治療の選択肢を提供できるよう、様々な臨床試験の実施に取り組んでいきます」

楽天メディカルについて

楽天メディカル社(本社:米国カリフォルニア州 サンマテオ)は、イルミノックス™と呼ばれる新しい治療技術プラットフォームを基に、特定の細胞に対し選択性に優れた治療の開発を進めるグローバルバイオテクノロジー企業です。イルミノックス™を基に開発された治療の前臨床試験では、標的細胞の速やか、かつ選択的な壊死をもたらすデータが示されています。なお、本治療は規制当局により承認されておりません。楽天メディカル社は、がんを克服するというミッションを掲げ、がん患者さんがより良い生活を送れる社会の実現を目指しています。米国本社に加え、日本、ドイツ、オランダ、台湾と、世界5カ国に6拠点を構えています。楽天メディカルジャパン株式会社は、楽天メディカル社の日本法人です。詳しくは、https://rakuten-med.jp/ をご覧ください。

MDアンダーソンについて

米国テキサス州ヒューストンに施設を構える米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンターは、がん患者のケア、研究、教育、及び予防にフォーカスした世界で最も優れている施設のうちの一つです。同センター唯一のミッションは、世界中の患者さんとその家族からがんを撲滅することです。MDアンダーソンは、米国国立がん研究所 (NCI) が指定した51の総合がんセンターのうちの一つで、U.S. News & World Reportの「Best Hospitals」調査で米国におけるがん治療No.1に選ばれました。1990年からがんケアの全米トップ2病院の1つにランクされ、直近18年で15回、1位に輝いています。MDアンダーソンは、国立衛生研究所のNCIからがんセンターサポート助成金を受け取っています (P30 CA016672) 。
MDアンダーソン https://www.mdanderson.org/
頭頸部外科 https://www.mdanderson.org/research/departments-labs-institutes/departments-divisions/head-and-neck-surgery.html?_ga=2.14018359.1400592472.1591149303-868699182.1590055840
Jeffrey Myers, M.D., Ph.D. https://faculty.mdanderson.org/profiles/jeffrey_myers.html

ASP-1929(一般名:セツキシマブ サロタロカンナトリウムについて)

楽天メディカル社は、2013年以来、独占的ライセンスを有する光免疫療法を基に、イルミノックス™を新たながん治療の技術基盤として開発を行っています。同技術基盤を基に開発された最初の開発品であるASP-1929は、上皮成長因子受容体(EGFR)を標的とするモノクローナル抗体であるセツキシマブに色素IRDye® 700DX が結合した抗体複合体です。ASP-1929は、頭頸部がん、食道がん、肺がん、結腸がん、すい臓がんなど様々な種類の固形がんに発現するEGFRに結合します。ASP-1929はがん細胞と結合後、レーザ機器を用いた非熱性赤色光(690 nm)の照射により局所的に励起されます。イルミノックス™を基に開発された治療の前臨床試験データでは、光を照射することにより標的細胞に結合した光感受性物質を励起させ、生物・物理学的プロセスの誘導のもと、標的の細胞膜を破壊し、標的細胞の速やか、かつ選択的な壊死をもたらすことが示されています。ASP-1929は、米国食品医薬品局からファストトラック及び厚生労働省から先駆け審査指定制度の対象品目として指定され、現在国際第Ⅲ相臨床試験を実施しています。楽天メディカル社は、単治療、及び他剤との併用治療の臨床試験を実施し製品開発を進めています。

ASP-1929は未承認薬であり、実際に治療を受けることはまだ出来ません。

イルミノックス™について

イルミノックス™プラットフォームは、治療技術基盤の名称であり、米国国立がん研究所の小林久隆先生らが開発したがん光免疫療法が基となっています。現在、楽天メディカル社はこのイルミノックス™プラットフォームを、医薬品、医療機器、医療技術、その他周辺技術を総合的に利用した技術基盤として開発を進めています。イルミノックス™プラットフォームとは、光感受性物質と標的認識物質から組成される医薬品の投与によって光感受性物質を標的細胞表面に選択的に運び、標的細胞に結合した光感受性物質へ、医療機器を用いて非熱性の光を照射することで、光感受性物質を励起(活性化)させ、生物・物理学的プロセスの誘導のもと、標的の細胞膜を破壊し、標的細胞の速やか、かつ選択的な壊死をもたらす技術基盤です。これらに関しては、イルミノックス™を基に開発された治療の前臨床試験データによって示されています。イルミノックス™プラットフォームを用いて開発された治療は、標的細胞の免疫原性細胞死及び/または、周辺微小環境における免疫抑制状態の排除によって、局所及び全身の自然免疫や獲得免疫を活性化すると考えられています。
なお、イルミノックス™によって開発された治療は規制当局により承認されておりません。

フォワード・ルッキング・ステートメント(将来予想に関する記述)

このプレスリリースに含まれる表現は、1995年米国民事証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)セーフ・ハーバー条項にある将来の見通しに関する声明に相当します。同声明は、様々なリスクや不確定要素、仮定を含むため、楽天メディカル社の事業計画及び結果は、本声明で想定された結果や公開された予想と異なる場合があります。「将来の見通し」に関する声明では、ASP-1929を含む当社製品に関連するサービスの商業化、その他の規制、販売承認の取り組みに関する情報を含みます。製品の販売承認や商業的成功は、達成されない場合もあります。将来の見通しに関する表明は、潜在的な利益、ASP-1929の有効性と安全性、薬事申請状況を示します。このような声明では、「予期する」、「信じる」、「希望する」、「推定する」、「見通す」、「期待する」、「意図する」、「可能性のある」、「場合がある」、「提案する」、「計画する」、「戦略を立てる」、「するであろう」、「する」などの表現が使われ、いずれも現在の当社の信念に基づいて用いられます。さらに、このプレスリリースでは治験データに関する意見を述べる上で、「重要な」、「注目すべき」、「異常な」というような表現が使用されます。継続的である治験研究は、様々なリスクや不確定要素を含み、特にASP-1929製造段階での問題、安全性に関わる有害事象の発生、治療効果が見込めない状況など、合理的なもの、不合理的なものを含め様々なリスク、不確定要素に左右されることがあります。そのため、規制当局による承認やASP-1929の商業化の不確定要素を含め、実際の結果が公開された情報と異なる場合があります。当社は、準拠法で義務付けられた範囲を除き、新しい情報が得られたかどうか、将来何らかの展開または出来事が生じたかどうか、仮定に変化が見られたかどうか、将来予想に関する記述に影響する要因に変化があったかどうか、もしくはその他の理由の如何によらず、将来予想に関する本記述あるいは、他の記述を公式に改定する義務を負いません。当社が1つ以上の将来予想に関する記述を改定する場合も、その改定が、あるいはその他の将来予想に関する記述が、さらに改定されると推論すべきではありません。
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