東放学園音響専門学校のMAスタジオをイマーシブオーディオ「Dolby Atmos®」対応に！

専門教育機関では類を見ない本格的立体音響システムを導入

東放学園音響専門学校（所在地：東京都渋谷区、校長：酒井 努）は、実習用設備「MAスタジオ」を「Dolby Atmos®」に対応したスタジオに改修しました。スピーカーは「Dolby Atmos®」に準拠した7.1.4chへ増設し、Dolby Atmos Rendererを導入。さらにはAvid S4を増設することによって、本格的なサラウンドを学ぶ設備・環境を整えました。

東放学園音響専門学校（所在地：東京都渋谷区、校長：酒井 努）は、実習用設備「MAスタジオ」を「Dolby Atmos®」に対応したスタジオに改修し、今春より運用を始めました。

「Dolby Atmos®」は、オーディオ信号にハイト（高さ）成分とメタデータ（位置・時間情報）を付加することで、リアルな音の移動を再現し、臨場感のある豊かなサラウンド空間を実現する最新の多次元サラウンドフォーマットです。映像における音の配置と移動をこれまでにないレベルや精度で制御することができます。

近年、自宅等からでも映像の中やライブ会場にいるかのような臨場感のある体験をしたいと思う生活者のニーズの高まりとともに、エンターテインメントに関わる企業では映像作品・音楽作品にも対応できる知識を持つエンジニアの需要も高まっています。音に関わるプロフェッショナルを育成している本校では、エンターテインメント業界のニーズに合った人材を育成する上でも大変有効な改修であると考えております。

本校の「MAスタジオ」は、2020年春に導入したコンソール・SSL「System T-S500」を中心に、Pro Toolsシステム、アナウンスブースを備えており、MAはもちろん、ナレーション収録やフォーリーの仕事も学ぶことができる設備環境。今回の改修では、「Dolby Atmos®」に準拠した7.1.4chへスピーカーを増設し、Dolby Atmos Rendererを導入。さらにはAvid S4を増設することによって、シンプルかつ円滑に立体音響制作ができる環境へとアップデートしました。映像における音について基礎から実践まで教える本校の方針と、業界動向にも対応した設備環境を整えることができました。

今後も「MAスタジオ」の運用について、プロのアドバイスを受けながら、現場の情報を色濃く反映した授業を展開していきます。また、本校で開催している体験入学では、今回改修した「MAスタジオ」でイマーシブオーディオを体験することができます。

東放学園音響専門学校 機材・設備
https://www.tohogakuen.ac.jp/onkyo/equipment/?anc=dolby_atmos

東放学園音響専門学校 音響技術科 体験入学
https://www.tohogakuen.ac.jp/onkyo/opencampus/detail/experience/onkyo_technique_3
 

2022年4月「Dolby Atmos®」対応スタジオとしてリニューアル

 

縦横無尽に動く音の位置を設定する「Avid S4」

「GENELEC」スピーカーを7.1.4chへ増設

コンソールは、SSL「System T-S500」。ポストプロダクションはもちろん、中継車やラジオスタジオなどプロの現場でも使用

ナレーション録りやアフレコを行うことができ、効果音作成のための録音も可能なアナウンスブース

■東放学園音響専門学校について
1969年、東京放送（TBS）教育事業本部がTBSコンピュータ学院を設立。1972年、東放学園が設立され教育事業を継承。1979年、学校法人東放学園として認可。1991年、東放学園音響専門学校開校。“エンターテインメントの現場から生まれた学校”ならではの、教育ノウハウと充実した就職サポートにより音響技術科ではPAエンジニア、レコーディングエンジニア、MAミキサーなど音のエンジニアを、音響芸術科では、コンサート制作、アーティストマネージャー、ファンクラブスタッフなど音楽ビジネスを担う人材を業界へ数多く輩出しています。
https://www.tohogakuen.ac.jp/onkyo/

 ≪学校概要≫
学校名：　東放学園音響専門学校
所在地：　東京都渋谷区本町4-20-7
https://www.tohogakuen.ac.jp/onkyo/
校長：　酒井 努
学科：　音響技術科・音響芸術科