Spatial PleasureとGEOTRAが、高精度人流シミュレーションを用いて、都市ポテンシャル最大化を目的とした分析業務に係る協業開始。

地域自治体、デベロッパー、交通事業者をはじめとする、実証パートナーを募集します。

Spatial Pleasure（運営会社 : 株式会社Placy、本社 : 東京都世田谷区、代表取締役社長 : 鈴木綜真）は株式会社GEOTRA（本社 : 東京都千代田区、代表取締役社長 : 陣内寛大、以下「GEOTRA」）と協業し、都市ポテンシャル最大化を目的とした分析業務に係るパートナーシップを締結しました。Spatial Pleasureが持つアルゴリズムと、GEOTRAが持つ人流シミュレーション技術を活用し、高精度な人流ペルソナを構築することで、長期的なエリア価値向上に資する分析業務に取り組みます。

■本取り組みの背景

パンデミックや少子高齢化といった歴史的な転換点にあって、都市に求められる価値は大きく変容しつつあります。効果的な都市空間の再編にあたって、定量的な人流シミュレーション分析を基にした、空間形成・交通施策の検討が求められています*。

従来、人流シミュレーションデータには、年齢や性別といった基礎的な属性のみが付与され、公共交通網や土木インフラ、医療福祉施設や教育文化施設の立地計画最適化などが利用用途として想定されておりました。当協業では、人流シミュレーションデータに対して、趣味嗜好や選好性といった感性的なパラメターを付与することによって、エリア内に配置する喫茶店やバーなどの店舗に係る立地最適化・キュレーションをはじめとし、各都市の独自性を活かしたエリア価値向上施策を行うための分析を行います。
 

• ※国土交通省「スマート・プランニングの推進」
• スマート・プランニングとはスマート・プランニングとは、個人単位の行動データをもとに、人の動きをシミュレーションし、施策実施の効果を予測した上で、施設配置や空間形成、交通施策を検討する計画手法です。従来、教育文化施設（公民館、図書館等）や、医療福祉施設等の立地を検討する場合、人口分布や施設の立地状況等から概ねの位置を計画し、当該地区内については公有地や遊休地等の状況により検討されているのが実態であり、施設を立地する際に、地区内のどこが最適かという観点からの計画手法は十分ではありませんでした。スマート・プランニングでは、ビッグデータを活用して、個人の移動特性を把握し、施設配置や道路空間の配分を変えたときの「歩行距離」や「立ち寄り箇所数」、「滞在時間の変化を見て、最適な施設の立地を検討します。（https://www.mlit.go.jp/toshi/tosiko/toshi_tosiko_fr_000023.html）

 

■取り組み概要

GEOTRAは、KDDIの携帯電話の契約者から、許諾を得た利用者の位置情報を加工することで、統計的には正しいが個人が特定されない、仮想的な位置情報データ（合成人流データ）を生成しています。この度の協業では、Spatial Pleasureのアルゴリズムと、GEOTRAの開発する人流シミュレーションデータを掛け合わせることで、趣味嗜好や選好性といった感性属性を付与したペルソナの行動データを生成します。

■実証パートナー募集
協業を進めるにあたって、実証パートナーを募集いたします。
下記事業領域のご担当者様で、当取り組みにご興味をお持ち頂けましたら、是非ご連絡を頂けますと幸いです。
 

• 募集を行う実証パートナータイプ及び提供価値
  • 地域自治体 : エリア価値向上施策、回遊率向上施策
  • 交通事業者 : 回遊率向上施策、路線最適化、沿線価値向上施策
  • デベロッパー : 回遊率向上施策、エリアマネジメント施策、エリア価値向上施策
  • 小売・サービス業 : 商圏分析、店舗訪問顧客分析、競合店舗訪問客分析
  • 不動産金融 : デューデリジェンス
• 実証に参加頂くメリット
  • 入念な課題のヒアリングを通して、御社にカスタマイズしたインサイトメニューを開発
  • 本メニュー化の際に比べ、低コストでインサイトをご提供
  • （ご希望される企業様に限り）プレスリリースによる取り組み概要発信

 

■Spatial Pleasure 責任者 鈴木綜真 コメント
この度、GEOTRA様と協業させていただくことを、非常に嬉しく思います。パンデミックや少子高齢化といった歴史的転換点における都市空間の再編に対し、GEOTRA様の整備されている仮想的な位置情報データ（合成人流データ）は、不可欠な要素だと考えています。Spatial Pleasureの強みである、感性的なパラメーターに焦点を当てた都市データ分析技術と、GEOTRA様の人流シミュレーション技術を掛け合わせることで、各都市の独自な価値の最大化に資する分析業務に取り組んで参ります。

■GEOTRA 代表取締役社長 陣内寛大 コメント
今回、Spatial Pleasure様と協業できることを大変嬉しく思います。GEOTRAは、 “データの力で社会を前に進める”というミッションを掲げ、不動産デベロッパーや自治体など、さまざまな事業者様の企画・政策に関する意思決定を高度化すべく、都市内人流を可視化・分析可能なデータプラットフォームを提供してまいりました。GEOTRAがこれまで培ってきた人流シミュレーションにおける知見・経験と、Spatial Pleasure様のアルゴリズムをそれぞれ活かし、高精度な人流ペルソナを構築することで、各都市の更なる価値向上に貢献し、またベンチャー企業同士切磋琢磨しながら業界を盛り上げていたいと思います。

 

■Spatial Pleasure 事業概要
事業内容 : 感性パラメータを中心とした都市データ分析
運営会社 : 株式会社Placy
代表者：代表取締役　鈴木 綜真
所在地：〒155-0032 東京都世田谷区代沢４丁目１０−４ Orbit302
設立：2019年 5月
公式HP：https://spatial-pleasure.xyz

■株式会社GEOTRA  会社概要
事業内容 : 都市内人流およびその他情報を統合・可視化・分析するWEBシステム
およびコンサルテーションサービスの提供およびそれらに付随する事業
代表取締役社長 陣内 寛大
本社所在地 : 東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi Oneタワー6階
公式HP : https://www.geotra.jp

■ 本リリースに関するお問い合わせ先
株式会社Placy
email : [e-mail]