南阿蘇の温泉PRムービーがJWTFF 日本国際映像祭2025で最高賞のジャパングランプリを受賞!
部門別最優秀賞とあわせW受賞の快挙、地元クリエイターが温泉地としての南阿蘇を描く「わく、みなみあそ」プロジェクトの第2弾。





この度、南阿蘇村温泉旅館組合が制作した動画「わく、みなみあそ issue2」が、「第7回日本国際観光映像祭(JWTFF 2025)」において部門別最優秀賞に加え、最高賞であるジャパングランプリを受賞しました。
第7回日本国際観光映像祭(https://jwtff.world/)は2025年3月19日 岡山県真庭市にて開催、国内部門に138作品、国際部門に1,132作品がノミネートされていました。
■概要
映像祭:第7回日本国際観光映像祭
受賞内容:
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Tourism Destinations Regions部門 最優秀賞
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JAPAN Grand Prix(最高賞)
受賞作品「わく、みなみあそ issue2」
監督:穴見春樹(熊本県小国町出身)
■わく、みなみあそプロジェクト
2019年に熊本を拠点に活動するクリエイターが集いスタート。震災を経て再生する温泉郷としての南阿蘇、その日常を冊子と映像で表現しています。第2弾となる「わく、みなみあそ issue2」は2024年4月にリリース。

冊子「わく、みなみあそ issue2」

温泉と、人をテーマに物語を綴る

丁寧に取材を重ね空気感を表現
編集:大塚淑子
撮影:山口亜希子(Y/STUDIO)
デザイン:apuaroot
執筆:大塚淑子 三星舞 井関麻子
映像:穴見春樹
プロデューサー:小笹和幸
■審査員コメント
福島真希(日本国際観光映像祭日本部門審査委員長/映像ディレクター)
久々に匂いのする、温度のある映像に巡り会えた。
「わく、みなみあそ」。
映像にはどうしたって香りは映せない。どれだけ寒い日に撮っても、温度までは映せない。
けれどごく稀にそれを感じられる映像に出会うことがある。
<シズル>と呼ぶその感覚。
丁寧に撮られた映像に、静かながら心に語りかける言葉たちに、しっとりと心に響く音楽に、南阿蘇の澄んだ空気が映っている。一度観たら、心も身体も乳白色の温泉に浸かっているような気分になる。
温かい人々も美味しそうなご飯も、まるで地元のように感じられる。変わらないこと・ちょっぴり変わったことを発見するために、映像のように「ただいま」って、言って帰ろう。次のお休みは。
木川剛志(JWTFF総合ディレクター)
観光の醍醐味は非日常感ということを、私が所属する観光学の教室では教えます。しかし、教えながら非日常とはなんだろう、と時々、悩むことがある。すでに私たちは地球の裏側まで“映像”で見ることができていて、非日常な世界をすでに体験したような気になっているから。
改めて、この映像「わく、みなみあそ」にあるのは、日常的な風景。しかし、その何気ない日常が、日々の業務に忙殺される私たちには非日常に映る。ふっと、自分自身の内面に向き合えるような瞬間、それはきっと非人間的な状況から人間としての感覚を取り戻す瞬間なのでしょう。それが「非日常」ということを、映像作品「わく、みなみあそ」は教えてくれているように思います。
■Japan World’s Tourism Film Festival | 日本国際観光映像祭
日本国際観光映像祭(JWTFF)は、観光映像を通じて地域の魅力を世界に発信し、観光振興に貢献することを目的とした国際的な映像祭。UNWTO(国連世界観光機関)が認定する国際観光映像祭ネットワークCIFFTに正式加盟している、アジア唯一の構成映像祭です。世界各国から応募された多種多様な観光映像が上映され、審査員による厳正な審査を経て、各賞が決定されます。
第7回となる2025年は、3月17日から19日の期間、岡山県真庭市にて開催され、“観光”と”映像”にまつわるフォーラムでは、活発な議論が展開されました。
■本件に関するお問い合わせ先
南阿蘇村温泉旅館組合/小笹 和幸
onsen@minamiaso.info
0967-67-2222
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