BAP認証がサウジアラビアへの養殖水産物輸出施設認定の条件に
2024年9月4日の要綱改正により、今後の施設認定において養殖由来の輸出品目がある場合は、BAP認証加工工場基準を取得している施設であることとの要件が付与されました。
養殖水産物の国際認証BAP認証を運営するグローバルシーフードアライアンス(GSA: Global Seafood Alliance、代表:マイク・コシス)は、2024年9月4日、農林水産省輸出・国際局によりサウジアラビア向け輸出水産食品の取扱要綱が一部改正され、サウジアラビア政府の要望により今後の施設認定において養殖由来の輸出品目がある場合は、BAP認証加工工場基準を取得している施設であることとの要件が付与されたことをご報告致します。
2024年9月4日以降に認定される適合施設について適用し、9月4日前に認定された適合施設の認定の要件については、なお従前の例によるとしています。
改正されたサウジアラビア向け輸出水産食品の取扱要綱
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/hq/i-4/attach/pdf/yusyutu_shinsei_tyuto-52.pdf
「農林水産物及び食品の輸出証明書の発行等に関する手続規程」の別紙の一 部改正について
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/hq/i-1/attach/pdf/index-2-260.pdf
BAP認証について
BAP(Best Aquaculture Practices)認証は、養殖水産物のふ化場、飼料工場、養殖場、加工工場を対象とし、その全ての段階において環境や社会への責任、養殖される魚介類の健康、食品安全を保証する認証制度です。
2024年7月時点で、生産現場では45カ国で39魚種、3,675施設で認証を取得しており、BAP認証水産物の世界合計は 250万4931トンです。
BAP認証の基準は、以下の4つの柱により構成されています。
-環境への責任(生息地の保全、水質、排水などの問題に対応)
-養殖される魚介類の健康と福祉(疾病管理などの問題に対応)
-食品安全(禁止されている抗生物質やその他化学物質を不使用)
-社会への責任(生産者や従業員の人権と安全が守られた労働環境の整備と運営の徹底)
本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
グローバルシーフードアライアンス
日本マーケット担当:芝井 幸太
メールアドレス:kota.shibai@globalseafood.org
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