北海道の山々に眠っていた新鉱物発見譚 『光る石 北海道石』 2024年7月3日(水)刊行
『光る石 北海道石 Hokkaidoiteはっけん記』(月刊絵本「たくさんのふしぎ」2024年8月号)は、炭素を含み、紫外線を当てると鮮やかな黄色や黄緑色に輝くという新鉱物「北海道石」が、2023年に発見・命名されるまでの経緯を豊富な写真と共に紹介する作品です。
本作の作者である田中陵二さんは、東海大学客員教授で合成化学が専門の化学者ですが、鉱物にも造詣が深く、最近では研究チームと「北海道石」を発見し公表しました。これまでに刊行した、石と元素の関係を描いた『石は元素の案内人』、顔料・染料をテーマにした『いろいろ色のはじまり』(たくさんふしぎ2023年10月号)の2作は、いずれもユニークなテーマと田中さん自身が撮影した美しい写真、が話題を呼びました。
今回も、田中さん自身が撮影した北海道石の豊富な写真を用いつつ、北海道の山々にひっそりと眠っていた新鉱物が、どのように発見・調査・命名されたのかを描きます。石好きな子どもたちはもちろん、大人にも読みごたえたっぷりの一冊をぜひご覧ください。
■作品概要
書名:『光る石 北海道石 Hokkaidoiteはっけん記』(「たくさんのふしぎ」2024年8月号)
著者:田中陵二 作
刊行日:2024年7月3日(水)
定価:810円 (税込)
サイズ:25×20cm
ページ数:48ページ
内容紹介:石が好きな子どもたちは、いつかは自分の手で、新しい石、新鉱物をみつけてみたいと思うのではないでしょうか。では、どんな人がどんな風に新鉱物をみつけるのか? 石の名前はどんな風につけるのか? そんな疑問に応える本ができたらと、北海道石発見者・命名者の田中陵二さんが、石との出合いから描く新鉱物の発見譚です。
■田中陵二(たなかりょうじ)さんプロフィール
1973年、群馬県生まれ。東海大学理学部化学科客員教授。(公益財団法人)相模中央化学研究所主任研究員。群馬大学大学院工学研究科博士後期課程修了。科学技術振興機構研究員などを経て現職。専門は有機・無機ケイ素化学、結晶学および鉱物学。マクロ科学写真の撮影もおこなう。共著に『よくわかる元素図鑑』(PHP研究所)、『超拡大で虫と植物と鉱物を撮る』(文一総合出版)、監修に『GEMS 美しき宝石と鉱物の世界』(東京書籍株式会社)などがある。2013年より月刊誌『現代化学』(東京化学同人)にて「結晶美術館」を連載中。たくさんのふしぎは、『石は元素の案内人』(たくさんのふしぎ傑作集)、『いろいろ色のはじまり』(2023年10月号)に続き3作目。
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