世界初※・壁貼型骨格センサーを開発するきづなろは、「Healthtech Summit 2025」ピッチコンテストで最優秀賞・オーディエンス賞をダブル受賞しました。

介護予防×骨格センサーで“転倒を見逃さない家”を実現。介護現場の負担軽減と高齢者の尊厳を守る日本発の介護予防モデルの社会実装を加速。

株式会社きづなろ

世界初※の非装着・壁貼型見守りセンサー「ぴんぴんセンサー」を開発・提供する株式会社きづなろ(本社:東京都港区、代表取締役:大槻 知史、以下「当社」)は、ヘルステックのグローバルカンファレンス「Healthtech Summit 2025」のメインイベントであるピッチコンテストにおいて、最優秀賞およびオーディエンス賞をダブル受賞いたしました。

本コンテストは、予防から医療・介護、食、HRまで「人がよりよく生きること」をテクノロジーで実現するサービスを対象としたピッチイベントです。

当社は、介護予防領域に特化した骨格センサー技術と、「住まいが住人を健康診断する」社会インフラを目指すビジョンが評価され、審査員による最優秀賞に加え、会場・オンライン参加者の投票によるオーディエンス賞も受賞しました。

■ 介護予防×骨格センサーで「転倒を見逃さない」社会へ

日本は世界でも有数の高齢社会であり、介護現場では慢性的な人手不足と長時間労働が課題となっています。一方で、高齢者の転倒やフレイル(虚弱)など、日常生活動作(ADL)に起因するリスクは、発生してから対処するのではなく、「予防」と「早期介入」が重要とされています。

当社が開発する「ぴんぴんセンサー」は、生活空間の壁に設置するだけで、カメラ映像ではなく「骨格データのみ」を抽出・解析し、ADL全体を高精度にデータ化する骨格解析プラットフォームです。

プライバシーに配慮しつつ、転倒などの異変を検知するだけでなく、その前段階の変化も捉えることで、介護予防・予防医療に資するデータ基盤を提供します。

今回の受賞では、

  • 非装着・非カメラ型の骨格センサーという技術の独自性

  • 高齢者の尊厳と自立を守りながら、介護現場の業務負荷を軽減しようとするコンセプト

  • 取得したADLデータを、国内外の予防領域におけるPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)活用につなげる長期ビジョン

といった点が高く評価されたと考えています。

■ 代表取締役 大槻 知史 コメント

 数多くの優れたヘルステックスタートアップが登壇する中で、最優秀賞とオーディエンス賞という二つの賞をいただき、大変光栄に思います。

私自身、家族の介護を機に前職を離れ、独学でAIを学びながら開発を続けてきました。原点にあるのは、母が自宅で転倒したときにすぐ気づくことができず、手を差し伸べられなかったという痛切な経験です。

「もう二度と、同じ後悔をしたくない」という思いが、「転倒を見逃さない仕組みをつくる」という決意につながりました。

介護現場は今も、人手不足と長時間労働という大きな負担を抱えています。私たちの役割は、現場の負担を軽減しながら、高齢者の安全と尊厳を守る“見えないインフラ”を提供することです。

今回の受賞をきっかけに、日本発の介護予防モデルを世界に発信していきたいと考えています。ヘルステックサミットで出会った皆さまをはじめ、産官学・地域のパートナーと連携しながら、「誰もが最期まで健康な社会」の実現に向けて挑戦を加速していきます。 

■受賞概要

  • 受賞名:Healthtech Summit 2025「Pitch Contest」最優秀賞・オーディエンス賞

  • 受賞企業:株式会社きづなろ(代表取締役:大槻 知史)

  • 受賞日:2025年12月8日

  • 会場:室町三井ホール&カンファレンス(東京都中央区日本橋室町)

  • 主催:Healthtech Summit 2025運営委員会

  • 公式サイト:ヘルスケアスタートアップコンテスト概要

    https://healthtechsummit.jp/pitch.html 

■ 世界初※・壁貼型見守りセンサー「ぴんぴんセンサー」

「ぴんぴんセンサー」は、当社が提供する非装着・壁貼型の骨格センサーです。

  1. プライバシーに配慮した“見えない見守り”
    カメラ映像ではなく骨格データのみを抽出・解析することで、「常に見られている」感覚を減らし、高齢者のプライバシーと尊厳を守ります。

  2. ADLデータ化による介護予防・予防医療への活用
    中核技術「ADL-Evaluater」により、転倒や起き上がり、歩行などの日常生活動作をデジタルデータ化。
    フレイルの兆候や運動機能の低下を早期に捉え、介護予防や予防医療につなげるPHRの基盤構築を目指します。

  3. 「住まいが住人を健康診断する」社会インフラへ

    生活空間そのものをヘルスケアプラットフォームへと変革し、日常生活を送るだけで健康状態の変化が可視化される世界の実現を目指しています。

※世界初:自社調べ(2025年10月時点、非装着・壁貼型骨格センサーとして)

■ 今後の展開と協業パートナー募集

当社は、本受賞を契機として、以下のようなパートナーとの協業を通じて社会実装を加速してまいります。

  • 介護施設、高齢者住宅との実証実験および本格導入

  • 自治体・医療機関との連携による地域単位の介護予防モデル構築

  • 住宅・不動産・インフラ事業者との「ヘルスケア住宅」・スマートホーム施策

  • 製薬企業・保険会社との連携による、ADLデータを活用した新たなヘルスデータ・エコシステムの構築

介護・医療・住宅・インフラ・保険・製薬など、ヘルスケア領域に関わる企業・自治体・研究機関の皆さまと、「誰もが最期まで健康な社会」を実現するための共創パートナーシップを広く募集しております。

■「Healthtech Summit 2025」について

「Healthtech Summit 2025」は、「Into Your Hands~つなげるテクノロジーで拓く、次世代のヘルスケア~」をテーマに、AI創薬、リアルワールドデータ、PHR、予防医療など、ヘルステックの最新トピックを議論するグローバルカンファレンスです。室町三井ホール&カンファレンス(東京都中央区日本橋室町)にて、2025年12月7日・8日の2日間開催されました。

■ 株式会社きづなろについて

会社名:株式会社きづなろ

所在地:東京都港区芝5-36-4 札の辻スクエア9階 MINATO BASE

代表者:代表取締役 大槻 知史

公式HPhttps://qiznalo.com

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会社概要

株式会社きづなろ

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URL
https://qiznalo.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区西五反田1-5-6 五反田サンハイツ911
電話番号
090-3354-1945
代表者名
大槻知史
上場
未上場
資本金
300万円
設立
2023年05月