「你好！中国」世界文化遺産観光プロモーション2025および中日旅行業界交流会を愛知県で開催【イベントレポート】

中日両国の観光業界、航空業界、メディア関係者が一堂に会する

　2025年9月26日、「你好！中国」世界文化遺産観光プロモーション2025および日中旅行業界交流会が、愛知県常滑市にて盛大に開催されました。本イベントは、中外文化と観光交流センター、中華人民共和国駐名古屋総領事館、中国駐東京観光代表処に加え、山東省・貴州省・新疆ウイグル自治区などの省（区）の文化・観光庁、泉州・延安・吐魯番などの市級文化・観光部門が共同で主催したものです。

　当日は、中華人民共和国駐名古屋総領事館の楊娴（ヨウ・シェン）総領事、中国駐東京観光代表処の欧陽安（オウヨウ・アン）首席代表、国土交通省観光庁観光政策特別研究交渉官の奈良裕信氏、中部運輸局の中村広樹局長、衆議院議員の近藤昭一氏・松田功氏、参議院議員の里見隆治氏をはじめ、日中両国の観光業界、航空業界、メディア関係者など、100名以上が出席しました。

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式典での楊娴総領事　開幕挨拶

　楊娴（ヨウ・シェン）総領事は挨拶の中で、中国が世界で唯一、文明が途切れることなく続いている国であり、60か所の世界遺産を有していることに言及しました。これらの遺産は華やかな大地に輝く宝石のように点在し、多くの外国人旅行者をますます惹きつけていると述べました。

国土交通省観光庁観光政策特別研究交渉官・奈良裕信氏 挨拶

　国土交通省観光庁観光政策特別研究交渉官の奈良裕信氏は、観光庁が日本人の海外旅行を積極的に後押ししており、中国駐東京観光代表処との連携をさらに強化することで、より多くの日本人による中国訪問を促進したいとの意向を示しました。

中部運輸局長・中村広樹氏 挨拶

　中部運輸局長の中村広樹氏は、観光は人と人、文化と文化をつなぐかけがえのない架け橋であり、異なる文明間の対話と相互理解を深める力があると述べました。今回の交流会を契機に、日中観光業界の連携がさらに発展し、相互理解が進み、人的交流が拡大し、両国の観光協力に新たな息吹がもたらされることを期待していますと語りました。

衆議院議員・松田功氏 挨拶

参議院議員・里見隆治氏 挨拶

　衆議院議員の松田功氏、参議院議員の里見隆治氏は、これまでの中国訪問の経験を踏まえ、中国の世界文化遺産に対する深い賛嘆の意を表しました。両議員は、日中両国は深い文化的絆で結ばれ、千年にわたる交流の歴史があると述べ、両国民の双方向交流がさらに活発になり、共に東アジアの英知を受け継ぎ、友好の新たな歴史を築くことを期待していますと訴えました。

中国駐東京観光代表処の欧陽安首席代表　閉幕挨拶

　閉幕の挨拶では、中国駐東京観光代表処の欧陽安（オウヨウ・アン）首席代表が、現在の中日双方向観光市場が着実に回復していることに言及。航路の回復、ビザの利便性向上、サービス体験の改善など、双方の実務的取り組みの成果に触れつつ、今後は日本人向けにより魅力的な訪中観光商品を開発・投入していきたいとの意向を示しました。

参加者記念写真

　イベント会場では、山東、新疆、貴州など6地域の文化観光機関が、それぞれの地域に根ざした豊かな世界文化遺産と特色ある観光資源を紹介し、独自の文化的魅力を来場者にアピールしました。約70社の中日企業による1対1のマッチング交流会では、実務的な商談が活発に行われ、観光資源の開発、商品企画、市場開拓など多様なテーマで意見交換が行われ、一部企業では早くも協力に向けた合意が形成されました。

　会場内に設けられた無形文化遺産体験コーナー、「古韻風華」写真展、企業プロモーションコーナーでは、多角的な展示を通じて、中国の深い文化的伝統と質の高い観光の魅力を来場者に余すところなく伝えました。本イベントは、9月25日から28日に開催された「ツーリズムEXPOジャパン2025」と同時期に実施され、観光業界の国際展示会のプラットフォームを効果的に活用。中国の観光資源を日本市場に的確に紹介するとともに、日中観光交流の深化に大きく貢献しました。

毎日企画サービスは「まいたび(R)」（毎日新聞旅行）という商号で旅行業も営んでおり、観光プロモーション、ファムトリップ等の各種イベントにも招待されています。