【倉敷帆布】老舗帆布工場のぬくもりある風景を捉えた貴重な一冊、中川正子写真集『An Ordinary Day』販売を開始
2022年にクラウドファンディングで多く支援を集めた作品。創業135年となる工場の"ある一日"
綿糸から布を織り上げる機屋(はたや)として1888年に創業した倉敷帆布。
ガシャン、ガシャンと音を立て走り続けるシャトル織機。
真っ白な雪のように舞い散る細かな綿ぼこり。
わずかな糸目を必死に追う職人たちの視線。
自分たちが信じてきたものづくりを、ただひたすら純粋に追い求める。
工場のなかに流れる時間は暮らしが大きく変化した現代でも、昔と何も変わらない。
ひょんなことから倉敷帆布の工場を訪れた写真家の中川正子は、
ものづくりの現場に漂うまっすぐな空気に背中を押されるように、
自然にシャッターを切り始めた。
真っ白な帆布をただ織り続けるひたむきな様子が
フレームのなかで、貴重な美しい風景に変化する。
工場のある1日の風景を捉えた中川正子の写真は、
何気なく過ごしている日常、脈々と流れる普遍のなかに
かけがえのない、大切ななにかが隠されていることを教えてくれる。
2022年に実施したクラウドファンディングで260名もの方々から支援を得た写真集が、ついに発売となりました。歴史ある織物工場の日常を捉えた、素朴で、美しい一冊。一見何の変哲も無いものづくりの風景の中に、優しいぬくもりを感じていただけるはずです。これからも歴史を紡ぎ、繋いでいく倉敷帆布の”今”をご覧ください。
【中川正子 プロフィール】
自然な表情をとらえたポートレート、光る日々のスライス、美しいランドスケープを得意とする。写真展を定期的に行い、雑誌、広告 、アーティスト写真、書籍など多ジャンルで活動中。2011年3月に岡山に拠点を移す。全国及び海外を旅する日々。2017年に『ダレオド』(BOOK MARUTE/Pilgrim)を上梓。台湾を皮切りに、全国で展覧会とフェアを展開する。2019年にはWONDER FULL LIFE より『Rippling』を発表。fua accessoryとのコラボレーションで短編「モキク」をリリース。エッセイも多数。代表作に「新世界」(PLANCTON刊)『IMMIGRANTS』(Octavus刊)など。最新の作品は小説家・桜木紫乃氏との共著『彼女たち』(KADOKAWA刊)。2024年2月、初となるエッセイ集を発刊予定。
Instagram @masakonakagawa
【書籍 仕様】
中川正子写真集『An Ordinary Day』
仕様:袋綴じ・オープンバック製本
版型:182mm×238mm
販売価格:4,620円(税込)
表紙:全6種
デザイン:飯田将平 ido
編集:猪飼尚司
発刊元:倉敷帆布株式会社
■倉敷帆布オンラインストア 中川正子写真集 『An Ordinary Day』販売ページ
URL:https://store.kurashikihampu.co.jp/products/4006
[倉敷帆布について]
世界に誇る、最高品質の帆布づくり。
倉敷帆布は、1888年に創業した帆布メーカーです。時代ごとに革新を重ねながら、130年以上にわたり積み上げてきた職人の知恵と技により、しなやかさと強さを併せ持つ糸を撚り上げ、シャトル織機によって高品質で風合いのある製品を織り続けています。倉敷帆布の一級帆布は、バッグやシューズはもちろん、日用品から工業用まで、多様なシーンで使われています。
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