新たなデータ保護のかたち 「つけているだけで守れる」秘密分散ファイルの保管先としてスマートリング対応の開発を開始
情報を暗号化した上で分散管理する「秘密分散技術」によりデータの保護、データの利活用を追求する株式会社ZenmuTech(ゼンムテック、以下、ZenmuTech、代表取締役社長CEO:田口 善一、本社:東京都中央区、証券コード:338A)は、PC利用時のセキュリティ、利便性、高生産性を可能にするセキュアFATソリューション 「ZENMU Virtual Drive(以下、ZVD)」のオフラインストレージとして、スマートリングを秘密分散ファイルの“持ち歩けるオフライン保管先”として活用する新技術の開発を、国内外のパートナー企業と共に開始しました。

■ 背景
ZVDは、秘密分散技術でPC内のデータを無意味化して分割し、PC内とクラウド又はスマートフォン等に別々に分散管理します。「PC内にはデータを残さない」というセキュリティポリシーを継承しつつ、オンライン状態では勿論、オフライン状態でも安全・快適なPC利用が可能です。
オフラインストレージとしては、スマートフォンやUSBメモリーが利用されていますが、置忘れや盗難・紛失の心配も否めません。また、個人所有のスマートフォンの利用を禁止している企業もあり、秘密分散ファイルの保管先としてのバリュエーションを求められていました。そこで着目したのが、身に着けるIoTデバイス=スマートリングです。
■ 概要
この度、スマートリングのパートナー数社と秘密分散ファイルの保管先としてのスマートリング対応の開発を開始しました。スマートリングは、身に着けるデバイスとして盗難や紛失のリスクも少なく、秘密分散ファイルの保管先として適しています。
PCとスマートリング間は、Bluetoothで接続し、設定時にペアリングした個体のみ接続可能となります。
スマートリングをオフラインストレージとして利用するシチュエーションは、以下のとおりです。
利用方法:会社員Aさんのケース
・朝、オフィスに入るとPCが自動でロック解除。
・ランチで席を離れた瞬間、Bluetoothが切れてPCが自動ロック。
・スマートリングの電源をオフにすれば、その瞬間にファイルも利用不可に。
・出張先や電車内でも、安全に業務継続が可能!
■ 今後の展望
スマートリングは、既に「健康管理」「キャッシュレス決済」「社員認証」など様々な用途に活用されており、企業でも導入が進んでいます。今後はZVDと組み合わせることで、「認証」「データ保護」「アクセス管理」のトリプル機能を持った統合セキュリティデバイスとしての活用も見込まれます。

■ パートナー企業のコメント

「スマートリングは、軽量で小型デバイスゆえ、装着の負荷を軽減し、一日中身体の情報を計測することが可能です。
ZenmuTechのPC内の情報を守るために、常に身に着けているスマートリングは、最適のデバイスと思います。
多くの企業で社員の健康管理も注視されている中、健康を守りつつ情報を守るスマートリングの普及に期待しています。
ZenmuTechの秘密分散技術の組み合わせで、個人が個人の情報を守るためのデバイスとして、新たなソリューションが生まれてくることと思います。」
株式会社SOXAI 代表 渡邉 達彦

「スマートリングの最大の特長は ”装着時の負担が非常に小さい” という点にあります。身につけることを意識させない自然な装着感は、日常生活におけるデータ取得や活用において非常に有利です。
今回、秘密分散技術で業界をリードするZenmuTech社がスマートリングの可能性に着目したことには大きな意義があると考えています。
スマートリングが、ZenmuTech社の先進的な技術と組み合わさることで、企業および個人ユーザーの双方にとって、より安全で便利なソリューションが提供されると確信しています。」
GlowSafar 共同創業者 兼 CEO 小林 大介
【ZenmuTechについて】

株式会社ZenmuTech
本社所在地:東京都中央区銀座8-17-5 THE HUB 銀座OCT 804
設立:2014年3月4日
事業内容:秘密分散技術を用いたデータ保護ソリューションの提供
証券コード:338A
URL : https://zenmutech.com/
秘密分散技術は、データを「それ自体は意味を持たないいくつかの分散片」に分け、それぞれの分散片を別の環境で管理することで、データの保護と安全性を高める技術です。
ZenmuTechは、ZENMU-AONTの秘密分散技術をSDKとして提供するZENMU EngineやPCからの情報漏洩を防ぐ 「ZENMU Virtual Drive」をはじめとする自社製品を開発・販売し、多くの企業様にご利用いただいております。
また、秘密計算の分野では、産総研との協働による研究や社会実装に向け、秘密計算データベースプラットフォーム「Query Ahead」を提供しています。
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