琉球王朝時代の鮮やかな伝統の色彩を今に伝えるイベント開催!
〜琉球びんがたを活用したアート作品展示のご案内〜
株式会社ピハナコンサルティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡本幸樹、以下「ピハナ」)は、一般社団法人琉球びんがた普及伝承コンソーシアム(本社:沖縄県那覇市、代表理事:屋冨祖幸子、以下「びんがたコンソーシアム」)と、「アートと社会をより良く結びつけ、誰もが幸せを実感できる社会をつくる」ことをミッションにリアルな場所とアートコンテンツを融合したギャラリープラットフォームHACKK TAGを提供する株式会社IDEABLE WORKS(京都府京都市、代表取締役:寺本大修)と連携して、琉球びんがたの本染め柄を活用し、国内のアーティスト3名(KOTOさん、ほがらかさん、ライプリーズシュガーさん)と連携したCRAFT&ART作品を制作しました。
本プロジェクトで制作した作品は、2025年6月2日から開催されるタイムズサービス株式会社が運営するタイムズ スパ・レスタでの沖縄・宮古島フェアにて展示を開始します。
■琉球びんがたとは
琉球びんがたは、沖縄の豊かな自然や特色を鮮やかな色彩や図柄で表現した沖縄の最も代表的な伝統的手染物です。戦前までは琉球衣装として、戦後には和装として多く染められ戦前以上に全国へと広がっていきました。
起源は15世紀ごろ、中国やインド、ジャワの更紗などの染色技術を基に琉球びんがたが生まれたとも言われています。薩摩侵攻、琉球処分、太平洋戦争などの影響により歴史の中で何度も消えかけ、その度に荒波を乗り越えて現在に繋いで歴史を紡いできました。琉球びんがたは沖縄の歴史そのものと言っても過言ではない沖縄の染物伝統的工芸品です。
■連携した琉球びんがた工房のご紹介
①知念紅型研究所
古く、知念家は中国から唐紙の技法や印金紙・緞子紙を学び、筑登之親雲上(ちくどぅんぺーちん)という地位を与えられ士族以上の階級が着用する紅型を作ることが許されていました。怒涛の戦後、1972年に知念家8代目が知念紅型研究所を創設。現在は10代目の知念冬馬が継承しています。数々の賞を受賞するとともに、情報発信を通じて、多くの若者に琉球王朝の文化を伝えています。
URL:https://www.chinenbingata.com/
②染千花
「紅型研究所 染千花」は、沖縄の太陽に照らされ鮮やかな色彩を放つ海と空、植物を伝統工芸の”紅型”というフィルターを通し表現しています。「紅型研究所 染千花」の作品に同じものはありません。同じデザインの作品でも布地によって雰囲気は変わります。合わせて配色も構図も変わっていくのです。一点一点の作品の雰囲気を大事にし、作り上げていくのです。それ故に大きな生産ラインはつくらず、全て手作り、ハンドメイドで行っています。
■本取り組みの目的
本プロジェクトでは、伝統工芸とアートという表現の手法に距離を感じる両者を組み合わせることにより、琉球びんがたの職人が紡いできた手仕事における美を、現代作家がアートとして新たに今に息づく美として引き出すことを目指しました。
伝統工芸の素材をはじめとした手仕事の魅力を、現代作家のアート文脈に組み入れることで、日本でしか生み出すことができない美として新たな価値を模索しています。本プロジェクトにて琉球びんがたの本染めをご提供頂いた知念紅型研究所の知念冬馬氏は、「目まぐるしく技術や文化が変わる世の中に、 「変わらないもの」で変えてみたい。 」とお話しをされていました。600年以上前から職人の手により作り続けられている琉球びんがたの「変わらないもの」でしか生み出すことができない“変化”、伝統工芸が持つ”可能性”を感じてもらえたら嬉しいです。
■作品紹介
① KOTO
京都府京都市出身。経営学修士取得。
両親がデザイナーだったこともあり、物心つく頃から絵を描きはじめ、高校から美術学科で油画を専攻し本格的にアートの世界へ。
大手テーマパークや店舗の内装を担い溶剤アレルギーを発症しデザイン分野にシフト。
後に海外生活を経て帰国後、デジタルアートやアクリル絵の具で描く活動をスタート。
タイトル:ocean
今回は沖縄の琉球びんがたとコラボでしたので、自身が好きなサーフィンや海をイメージし作成しました。私の作風はノスタルジックな表現をデジタルという新しいツールを使って表現しています。過去も未来も媒体は変わっていきますが温故知新をコンセプトにその土地でのカルチャーや先人たちが残した知恵なども大切に受け継いで行きたいと想い制作しています。
【作品/連携琉球びんがた工房:知念紅型研究所】

② ほがらか
レトロモダンとリアルファッションを掛け合わせた独自の世界観で女性の美しさを描いています。デジタルイラストに留まらず布やアクセサリーを足した半立体作品でより一層奥深い表現力で世界観を創り出しています。
タイトル:奥ゆかし
奥ゆかしいうつ伏せ気味の瞳と妖艶な手の仕草少し気崩した着物の乱れで心惹かれる女性の品のある美しさを表現しました。
【作品/連携琉球びんがた工房:知念紅型研究所】

③ Ripery's Sugar(ライプリーズシュガー)
東京都下北沢一番街にある、2人の職人がデザインを手がけるリメイクスニーカーショップ。
気まぐれとほんの少しの想像力から生まれる作品たちは、すべて一点もの。すべての作品にタイトルが付いており、大量生産にはない特別感やハンドメイドの温かさが魅力的なアイテムを展開しています。「XXXの為」の特別なリメイクをコンセプトに、一点一点、共に沢山の事をSHAREしていきたいという願いを込められた、唯一無二のオリジナリティあふれるブランドです。
タイトル:Les fleurs sauvages / レ・フレール・ソヴァージュ
本作品はフランス語で「野生の花」を意味します。沖縄で色鮮やかに咲き誇る花々をイメージして制作しました。心華やぐカラフルな色彩の刺繍とフラワー刺繍アップリケを優美にミックスすることで、洗練された雰囲気を綴った一足に仕上がっています。
【作品/連携琉球びんがた工房:染千花】

■株式会社ピハナコンサルティングについて
株式会社ピハナコンサルティングは、デザインやITのプロフェッショナルと共に新しい事業価値を創造するビジネスデザインファームです。
設立日:2011年12月19日
所在地:東京都港区虎ノ門4-16-2-27F
URL:http://www.pihanaconsulting.co.jp/
代表取締役:岡本 幸樹
TEL:03-3434-8978
事業内容:コンサルティング、新規事業開発支援、工芸メディア運営、EC・ウェブ構築サービス
■琉球びんがた普及伝承コンソーシアムについて
団体名:一般社団法人琉球びんがた普及伝承コンソーシアム
設立日:2019年4月25日(木)
所在地:〒900-0033 沖縄県那覇市久米1丁目4−17
URL:https://bingataconsortium.com/
代表理事:屋冨祖幸子 / 事務局長:小渡晋治
TEL:050-5471-6988
事業内容:琉球びんがたライセンス事業、普及販売事業、技術伝承事業、知財モニタリング事業
■株式会社IDEABLE WORKSについて
会社名:株式会社IDEABLE WORKS(アイデアブルワークス)
設立年月日:2020年7月1日
本社所在地:京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 京都芸術センター北館3階
代表者:寺本大修(テラモトダイスケ)
事業内容:「HACKK TAG(ハックタグ)」事業及びアートエデュケーション事業
■タイムズ スパ・レスタについて
タイムズ スパ・レスタは、多彩なスパ・露天風呂やサウナをはじめ、レストラン、豊富なボディケア・トリートメント メニュー、リラックスラウンジなどが充実した「都心の大人のスパ施設」です。2023 年2月リニューアルオープン。女性フィンランドサウナや炭酸泉を新設し、ワンランク上の寛ぎ空間になりました。
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