MaaSデータ統合基盤「TraISARE」×LINE APIで、一人ひとりに合わせた移動体験を提供
TraISARE活用のユースケースを「LINE API Use Case」に公開
- 1.背景・目的
MaaS Tech Japanは、LINE社が進める全国各地のMaaSの普及拡大を支援する共同プロジェクトに参画し、TraISARE×LINE APIによる新たなソリューションの創出に向け取り組んでまいりましたが、この度、その一つのユースケースとして、周遊チケットの購入や交通機関の運行情報確認などに加え、利用履歴に応じたおすすめ情報やお得なクーポン情報などを提供することで、一人ひとりに合わせた移動体験を実現するデモアプリを開発し、本日「LINE API Use Case」へ公開しました。
これは、移動に関する様々なデータを統合し、分析・予測を可能とするTraISAREに、交通チケットやクーポン利用状況を蓄積するとともに、公共交通の遅延や混雑情報などリアルタイム運行情報を連携させることで、一人ひとりの状況に合わせた情報を、国内8,900万人(2021年9月時点)のユーザーが利用するコミュニケーションアプリ「LINE」を通じて提供するデモンストレーションです。
このデモアプリの公開を通じ、MaaSの開発・提供やデータ蓄積・効果検証に必要な基盤構築の手間を低減し、MaaSに取り組む交通事業者・自治体を支援するとともに、価値あるMaaSの社会実装に貢献いたします。
- 2. MaaSユースケース概要
MaaSユースケースは、利用者(エンドユーザー)目線で、お出かけ前から帰宅までの擬似体験をしながら、並行して、サービス提供者目線でクーポン配布後の利用者の移動状況など蓄積データを分析するダッシュボード(MaaSコントローラ)のイメージをご確認いただけます。
- 3. MaaSユースケースのポイント
公開したMaaSユースケースのポイントは以下のとおりです
1. 利用者(エンドユーザー)視点でのメリット
(2) お出かけ中の状況に合わせて役立つ情報が得られる
(3) 遅延や混雑を気にすることなく快適に移動できる
2. サービス提供者視点でのメリット
(2) 利用者へ混雑回避や利用促進のための行動変容を促すことができる
(3) 交通情報との連携により、便利で快適な移動を提供できる
- 4. デモアプリ公開先
https://lineapiusecase.com/ja/usecase/traisare.html
*1 TraISARE(Transport Information Store with Aggregator, Receiver and Encoder)は、鉄道、バス、タクシー、飛行機など、事業者ごとに異なる形式やフォーマットで保持されている多様な交通データをシームレスに共有し、分析・予測することを可能にした移動情報統合データ基盤です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■MaaS Tech Japanについて
2018年創業。MaaSのモデル構築に向けて日本で最初に設立された事業会社。「100年先の理想的な移動社会の基盤を構築する」をビジョンとして掲げ、理想的な移動社会の実現に向けて、プラットフォーム開発事業、コンサルティング事業を展開。MaaSに関する先進的な知見と実務的な経験を持ち、行政機関や、交通事業者、各事業者のMaaSプロジェクトを支援。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像