Float Arm 米国及びイタリアに向けて初めての公開
OTCとは、毎年米国・ヒューストンで開催される、オフショア関連では世界最大規模の展示会であり、石油や天然ガスを中心とした海洋エネルギー資源に関連する技術知識の交流が行われており、主催者発表によると、今年は31,000人以上の来場者がありました。
日本舶用工業会(JSMEA)、日本貿易振興機構(JETRO)、日本財団とともにジャパンパビリオンにてDeepStar(*)プロジェクトのメンバー企業として招待され、当社技術をPRする機会を頂きました。
Float Armプロジェクトは、日本財団-DeepStar連携技術開発助成プログラムもとで実施しているプロジェクトであり、エンドユーザーやサービスプロバイダーから、RaaS (Robot as a Service)モデルのFloat Armやその他サービスに関するお問い合わせが米国や南米、アフリカより多数寄せられました。
(*)DeepStar とは、シェブロン(アメリカ)、ペトロブラス(ブラジル)、シェル(イギリス)、エクソンモービル(アメリカ)、INPEX(日本)など世界中の海洋石油・天然ガスの探査・開発・生産を担う企業や、これら企業に製品・ サービスを提供する企業、大学、研究機関などから成る海洋技術開発のコンソーシアム。
また、OTC翌日5月5日には米国石油大手シェブロンのヒューストン拠点「DeepStar テクノロジーシンポジウム2023」が開催され、当社の代表取締役社長であるミケレ グアラニエリが登壇し、当社も日本財団とDeepStarによるプロジェクトの初年度成果やFloat Armに関する発表を行いました。
シンポジウムでは、新規プロジェクトやフェーズ2プロジェクトへの新たな資金調達の発表によりハイボットも一部割り当てを受け、シェブロン、エクソンモービル、シェル、ペトロブラスからも高い評価を得ることができました。
ミケレによる初年度成果報告の登壇の様子
OTC終了後、Float Armをイタリアに輸送し、6月15日から16日にかけてサルデーニャ島の都市カリアリで開催された、IRI2023(https://www.iriconvention.com/)に出展しました。IRI2023は、地中海最大の製油施設を持つSarlux SARAS社(https://www.sarlux.saras.it/)と、イタリアの検査会社AIMAN社(https://www.aiman.com/)が主催となり行われたものです。開催期間中、Float Armをはじめとする当社のソリューションに、来場者様からは大きな関心が寄せられ、今後はイタリアのみならず、欧州全域でRaaS事業を展開していく予定です。
我々はオフショア向けソリューションのグローバル展開に注力していますが、DeepStarの各メンバーが米国内でのオンショア・アプリケーションへの高い関心とニーズも示していることから、米国での活動開始も視野にいれています。
◆Float Arm(フロートアーム)について
Float Arm は、広い可動範囲とフレキシビリティを両立した、これまでにないインフラ点検用ヘビ型ロボットアームです。独自の自重補償機構により、軽量でありながら5mのリーチと多関節構造を実現したこの Float Arm は、モーションコントロール技術によって、狭く見通しの悪い環境にも進入し、点検作業を行うことができます。また、軽量で設置スペースも小さいため、無人搬送車や高所作業車のような既存のシステムに搭載して使用するなど、多様なアプリケーションに対応します。
詳細は弊社ホームページをご参照ください。
<会社概要>
会社名:株式会社ハイボット
所在地:東京都品川区北品川5-9-15
代表者:代表取締役社長 ミケレ グアラニエリ
設立日:2004年4月15日
コーポレートサイト:https://www.hibot.co.jp/
東京工業大学の広瀬茂男教授、ミケレ グアラニエリ、パウロ デベネストを中心とする創業メンバーによって、先端科学技術の産業応用を目的に2004年に設立されました。ハイボットはこれまで、極限環境におけるロボット技術の開発に特化してきました。また、AIを搭載した遠隔操作ロボットを製造・開発し、人間が過酷な環境で行う現場作業から解放されるソリューションを提供しています。ハイボットが製造してきたロボットは、捜索・救助活動や福島第一原子力発電所の廃炉作業等の現場に利用されています。
<お問い合わせ先>
広報チーム(飯島、炬口)
電話番号: 03-5791-7526
e-mail : press@hibot.co.jp
すべての画像