アメリカ、カナダ向け100USトン吊りフル電動ラフテレーンクレーン「EVOLT eGR-1000XLL-1」発売
株式会社タダノ(本社:香川県高松市、代表取締役社長:氏家 俊明)は、最大吊上げ荷重100USトン吊りのバッテリ式フル電動ラフテレーンクレーン「EVOLT eGR-1000XLL-1」を2024年11月1日(金)よりアメリカ、カナダ向けに発売いたします。
※EVOLTとは(エボルト)EVOLUTION+VOLTAGEからなる造語です。EVOLTは、当社の電動化製品ラインナップの共通シリーズ名です。
開発コンセプト
北米で主力製品であるGR-1000XLL-4(当社100USトンの主力ラフテレーンクレーン) と同じ吊り上げ能力を備え、より静かで排出ガスゼロの製品です。eGR-1000XLL-1は車体に搭載したバッテリを使用し、最大7時間のクレーン作業、または最大5時間の吊り上げと5.5 マイル(8.7km)の現場移動が可能です。Tadano Green Solutionの一貫としてCO2排出量を削減し、オペレータをサポートする魅力的な機能を搭載しました。
特徴
■ゼロエミッションオペレーション
eGR-1000XLL-1はディーゼル燃料を使用せず、走行とクレーン作業の両方にてリチウムイオン電池のみで駆動します。年間のCO2排出量は従来のエンジン搭載機より約48,500ポンド(約22トン)削減されます。クレーンは標準の480VACグリッド電源またはCCS1急速充電システムを使用して充電でき、多様な充電オプションを提供します。容量60Aの3相480V通常充電を使用する場合、バッテリを完全に充電するには4.5~5.5 時間かかります。急速充電の場合2~3時間で充電が完了します。また、回生ブレーキを採用し、減速時にバッテリが充電されます。さらにプラグイン操作によりクレーンの連続操作が可能です。
■騒音低減
eGR-1000XLL-1の特徴として、その静かな操作性です。クレーン作業においては 99dB と低騒音で稼働でき、これは従来のディーゼル駆動クレーンに比べて 9dB 改善されています。この静音性能は、騒音規制が厳しい都市部で有利であり、夜間の操作や屋内プロジェクトでも周囲の環境に配慮しながら作業を行えます。
■リフトビジュアライザー
eGR-1000XLL-1には、安全性と効率性を高めるリフトビジュアライザーが標準搭載されています。この機能は吊り荷監視カメラを利用し、オペレータが吊荷を真上から直接監視できます。AMLからクレーン作業情報を引き出し、負荷率、吊荷重量などを専用モニタに表示し、オペレータの効率性と安全性が向上します。
■Hello-Net テレマティクス
eGR-1000XLL-1を含む当社製品では、作業履歴、機械の位置データ、メンテナンススケジュールなどの詳細を提供することでクレーン管理を支援します。
■EVOLT アプリ
クレーンオーナー向けのEVOLTアプリは、当社の電動ラフテレーンクレーンのバッテリ状態、稼働履歴、目的地までの距離などをスマートフォン等の画面にわかりやすく表示します。電動ラフテレーンクレーンの操作や走行に関する情報を表示しオペレータをサポートします。
製品ページ
https://group.tadano.com/uscan/en/lifting-equipment/rough-terrain-cranes/evolt-egr-1000xll-1/
株式会社タダノについて
1955年に日本初の油圧式トラッククレーンを開発し、建設用クレーンのトップ企業として業界を牽引。常に時 代のニーズを捉えた製品開発に力を入れ、LE(Lifting Equipment)事業で世界ナンバー1を目指しています。1990年にFAUN社、2019年にDemagブランドのクレーン事業を買収し、さらなるグローバル化に取り組んでいます。また、地域社会・国際社会発展への貢献と地球環境の保全に役立つ事業活動を推進し、すべてのステーク ホルダーの期待に応え、「世界に、そして未来に誇れる企業」を目指しています。
【会社概要】
会社名:株式会社タダノ
所在地:香川県高松市新田町甲34番地
代表者:代表取締役社長・CEO 氏家 俊明
事業内容:建設用クレーン、車両搭載型クレーン及び高所作業車等の製造販売
【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社タダノ 総務部 広報・広宣グループ
TEL:087-839-5601
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