小菅村・丹波山村での特積み物流会社の共同配送開始における出発式を実施
~新スマート物流SkyHub®※1実装エリア山梨県小菅村において共同配送を開始~
今後、小菅村で展開をしている新スマート物流SkyHub®との融合を進め、陸上輸送とドローン配送による更なる自動化、省人化で、地域の物流インフラを構築してまいります。今後、新たな物流会社の参加や連携を図り、更なる効率化、最適化を進めていく予定です。
背景
中山間地域では、住民の高齢化が進み、災害発生時や日常生活における生活交通・物流等の生活インフラの維持が困難な状況です。物流業界においては、2024年問題から人材不足が顕著になり、配送業務の効率化、採算性の確保、生産性向上等が必要となり、その課題の解決が難しい中山間地域の物流の維持が困難になることが予想されます。そこで、今回の取組で、地域と物流事業者が連携し協力することで物流維持、双方にメリットがある物流インフラの構築を目指しています。
運営方法(各社の役割)
現行の小菅村・丹波山村の配送については、各社が麓の都留市、大月市の拠点から片道約40分をかけて山を登り実施しています。しかしながら、配送商品が限られているため空気を運びながら配送をおこなっている状況で、生産性、採算性の面で課題があり、今後、維持が難しく、モノが届かないことも将来的に危惧しています。
福山通運が小菅村・丹波山村の配送商品を、富岳通運に持ち込み
富岳通運は既存の小菅村・丹波山村の配送車両に福山通運の配送商品を積み込み
富岳通運は小菅村のSkyHub®小菅デポに福山通運の配送商品を回送(荷卸し)
※福山通運のロット商品は富岳通運で配送NEXT DELIVERYは富岳通運が回送してきた配送商品(小口)を域内配送物と混載で配送
効果
福山通運の配送車両の削減を図ることで、CO2排出量も削減。年間約3t-CO2削減。
福山通運は、配送エリアの見直しを図ることで、全体の労働時間の短縮、効率化を図ります。
富岳通運、NEXT DELIVERYは、収益性が改善。
自治体は、物流の維持を図るとともに、新しいインフラを構築することで、定住、移住を促進。
共同配送の車両を前に集合写真
共同配送の車両を行う車両 写真向かって左が富岳通運2トン車、 右がNEXT DELIVERY軽バン
富岳通運に配送商品を持ち込んだ福山通運の車両 (富岳通運都留支店)
今後の展望
他の物流会社にもこの取り組みを紹介し、理解いただきながら連携先を増やしていくことで更なる効率化を図ってまいります。この配送スキームをしっかり定着させ、中山間エリアの共同配送モデルとして構築し、全国の地域に展開をしたいと考えております。
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