病院経営改善に本気で取り組むモデル病院4施設2500人が、院内外コミュニケーション改革と脱ハンコリレーを両輪で推進
院内外問わず医療情報も送れる安心安全なチャットがセキュリティ強化に一役。新機能"ワークフロー"と連携し業務効率化とペーパーレスを加速
“日本の医療を黒字化する”をミッションに掲げ、医療業界横断DXを推進するHITOTSU株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO 佐藤 公彦、以下、HITOTSU社)は、対面や電話を主とする院内外コミュニケーションにより“言った言わない”と非効率が生じている現状に着目し、日本の病院の7割が赤字であることも踏まえ、「苦しい経営事情」「働き方改革」「情報セキュリティ」「企業との透明性」にアプローチする病院経営改善特化のオールインワンツールHITOTSUを開発しています。

中心となる医療DXチャット“Link”は2024年3月にリリースし、全国の医療機関250施設以上、企業100社以上がご利用中です。また、25年3月より、当社がプロジェクト推進室として伴走しながら、病院全体でHITOTSUを活用し経営改善成果の創出に取り組む「モデル病院」が始動しました。

プロジェクトチームを立ち上げ、病院ごとに重点取り組みテーマを決定・推進
モデル病院として5月末までにお申込みいただいた病院のうち、4施設では既にプロジェクトチームを立ち上げ、各施設2~3つの重点テーマを設定し、病院全体での利用に向けて段階的な導入が進んでいます。4施設の経営トップおよびプロジェクトリーダーの皆様から、HITOTSUの活用や“伴走”に対して期待の声をいただきました。
◆芳賀赤十字病院「院内全職員が安心して使える公認ツールとして育てていく」
(栃木県、364床)

◆富士宮市立病院「多機能、セキュリティ、コスト、サポートを総合的に評価」
(静岡県・380床)

◆水戸ブレインハートセンター「HITOTSUの進化とともに、より良い医療を」
(茨城県・88床)

◆回生病院「次は企業との情報連携も推進し、より高い経営改善成果・安全性を期待」
(香川県・397床)

病院公認の業務専用ツールで安全・安心・効率的に。企業との透明性確保も
弊社のご面談病院の多くから、次のような悩みをよく聞きます。「当院では、病院配布のメールと電子カルテでのやりとりしか認められておらず、院外で見られない等の不便さゆえ、プライベートのSNSや各部署が独断で導入したアプリが水面下で使われている。スタッフも良い医療のためのツール利用を隠れて行わざるを得ず、彼らにジレンマを与えてしまっている」。
これは院外とのやり取りも同様です。特に企業と病院の間のコミュニケーションは、歴史的な背景もあり、企業側・病院側の双方とも透明性の確保を重要視していますが、実際には病院がやり取りの中身まで把握・管理できず、透明性を十分確保できていないのが実情です。ある病院関係者は、「当院では、医師は企業と直接連絡を取ってはならないルールとなっているが、現実的に、医師‐企業間の接点が全くないということはあり得えない。このルールをかいくぐるためにプライベートの電話番号やSNSで連絡をとっており、厳格すぎるルールがかえってガバナンス崩壊を引き起こしている。」と、厳しいルールの弊害、および、実態との乖離を指摘します。

こうした組織管理上の経営層の悩みを直接解消するのがHITOTSUです。チャットログ管理も可能な病院公認の業務専用ツールとしてLinkを導入し、院内運用規定とともにスタッフに展開することで、安全・安心・効率的なスタッフコミュニケーションを実現するとともに、企業との透明性向上にも寄与します。
BYODにも対応。病院管理の下で柔軟な運用が可能
もっとも、コミュニケーションツールの導入と浸透においては「利用端末」の検討が不可欠です。病院の7割が赤字経営である実態も踏まえ、BYOD(Bring Your Own Device:職員の私物であるスマートフォンなどの端末を職場で業務に利用すること)は、多くの医療機関において現実的に有効な選択肢の1つとなります。HITOTSU社はBYODの適用職種・シーン等の見極め、運用規定や管理体制の構築から、将来の病院支給スマホの段階的支給計画に応じたプランニングまできめ細かくサポートします。BYODと支給スマホの段階的拡大を組み合わせることで、迅速かつスムーズに院内全体に展開でき、情報セキュリティ強化や業務効率化といった成果を確実に創出します。
早期に"クイック・ウィン"を作ることで、経営層は真の経営改善成果創出に集中
HITOTSU社は『このツールを入れたら生産性が上がりますよ』とツールを提供するだけではなく、実際にパートナー医療機関に生産性向上、経営改善インパクト創出、セキュリティ強化を成果として実現するところまで伴走します。成功のカギとなるのが「クイック・ウィン」と呼ばれる「早期の成功体験の創出」です。クイック・ウィンは、モチベーション向上やプロジェクト推進を通じて長期的な目標達成につながります。実際、モデル病院の1つ・水戸ブレインハートセンターの薬剤科では、取り組み初月から約10万円/月の診療報酬増を実現しました。
モデル病院◆Linkでの情報共有で朝礼時間を短縮し、服薬指導を増やし診療報酬+約10万円/月を初月に実現(水戸ブレインハートセンター・薬剤科)
↓こちらは2月末に公開した回生病院での事例です。その後も順調に診療科・職種の拡大、企業との生産性向上・透明性確保が進捗しています。
モデル病院◆医師-看護師230人の電話連絡を3週間でチャットへ!(回生病院)

モデル病院は2026年4月の有償提供開始まで無償利用できます。その間、HITOTSU社が経営層の“右腕”(プロジェクト推進室)となってツール活用を推進。マイルストンを設定し、クイック・ウィンをどんどん積み上げ、26年4月の有償提供開始後、月額200円/ユーザーの利用料をご負担いただいた場合も十分元が取れる経営改善成果創出に確実にコミットします。そのため、病院経営層はコストを心配することなく、真の経営改善に集中できます。
ワークフローでハンコリレー解消&ペーパーレス
「病院に最適化された多様な機能がチャットを中心にすべてつながる」を特長とするオールインワンツールHITOTSU。病院特化機能の開発も進んでおり、4月にはワークフロー(院内申請・承認)のβ版をリリースしました。

ある外部調査では、「病院の半数以上がWordやExcelを印刷して申請」「承認されるまでに7日以上かかる病院が3割」といった、紙とハンコで申請承認が行われる「ハンコリレー」の非効率性が報告されています(出典:「医療施設における稟議の悩み 第1位「承認までに時間がかかる」」ワークフロー総研/2022年7月)。
HITOTSUのワークフローの特長は、
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どんな案件にも対応!自由かつ直感的に作れる申請フォーム
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申請フォームと承認フローを組み合わせることで、作成・管理を簡素化
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承認依頼や承認状況がリアルタイムにチャットで通知され対応漏れ防止
の3点です。これにより、申請・承認過程の大幅な効率化とペーパーレス化を促進でき、印刷コストや手間の削減でさらに経営改善を加速します。
通話やカレンダーも近く実装し、病院にとっての「オールインワンツール」へ
さらに、病院業務に欠かせない「通話」「カレンダー」についても、それぞれ6月上旬、8月末ごろリリース予定です。これらにより、医療スタッフ一人ひとりの臨床業務からチーム内外・院内外の連携、委員会・プロジェクトに至るまで、さらに多くの業務を効率化し、病院経営改善を強力に推進します。

経営層のコミットの下、先行利用モデル病院を募集

現在、当社では、オールインワンツールHITOTSUの先行利用モデル病院を数施設限定で追加募集しています。本先行利用においては、病院の経営層にコミットいただいたうえで病院全体でのご協力が必須です。
ご興味のある病院様は、こちらからお気軽にお問い合わせください。
HITOTSU/Linkにご興味いただいた医療機関・企業の皆様へ
先行利用に関してはこちらご参照ください。医療機関からのお問い合わせはこちらからお願いします。
医療DXチャット“Link”に関する最新リーフレットはこちら、先行利用以外のLink利用申し込み(50名まで無償)はこちらからいただけます。
※企業様は無償・有償どちらでもご利用いただけます。企業様のLinkお申込みはdealer@hitotsu.co.jp(担当:加藤)までお願いいたします。
医療現場におけるLinkの有用性(ユーザー様ご発表スライド・動画一覧)
オールインワンツールHITOTSU/先行利用、医療DXチャットLink、医療機器・資産管理システムHITOTSU Assetいずれも、詳しいご説明やご質問は、Web面談にて承ります。お気軽にお問い合わせください。
[メール]customer@hitotsu.co.jp
[電話]080-5752-7307 (田村・病院担当) 090-9265-1139 (加藤・企業担当)
報道関係者の皆様へ
本リリースに関する報道関係者の皆様からのお問い合わせは、press@hitotsu.co.jp(担当:内海)までお願いいたします。
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