歯科技工基幹業務クラウド「エミウム クラウド技工」、経営ダッシュボード機能を大幅アップデート

〜 売上・単価・再製作率・保険割合・顧客・技工物別分析など高度な経営分析機能を搭載。歯科技工所・院内ラボの「データドリブン経営」を加速 〜

エミウム

エミウム株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:稲田雅彦、以下「当社」)は、歯科技工基幹業務クラウド「エミウム クラウド技工」の経営ダッシュボード機能を大幅にアップデートしたことをお知らせいたします。

今回のアップデートでは、月次売上高・受注件数・平均単価・再製作率・保険割合といったKPI(重要業績評価指標)のリアルタイム可視化に加え、顧客別分析、技工物別分析、技工士別分析、ピボット分析など、歯科技工所経営に特化した高度な経営分析機能を新たに搭載・強化いたしました。

これにより、歯科技工所様や院内技工所様の経営者が、勘や経験に頼らない「データドリブン経営」を実践できる環境を提供いたします。


■ アップデートの背景

歯科技工業界が直面する構造的課題

日本の歯科技工業界は、深刻な人材不足と経営環境の悪化という二重の課題に直面しています。

厚生労働省「衛生行政報告例」によると、就業歯科技工士数は2000年の約37,000人をピークに減少を続け、2022年には約33,000人にまで急減しました。国家試験合格者数も過去10年間で3分の2以下に減少しており、業界の持続可能性が問われています。

加えて、日本の歯科技工所の約7割が技工士1名で運営される「一人ラボ」であり、長時間労働も常態化しており、東京都保険医協会の2023年アンケートでは、就労歯科技工士の35〜55%が月80時間以上の時間外労働を行っていると回答しています。

こうした状況において、経営判断に必要なデータの可視化と分析を通じて、収益性の改善や業務の最適化を図ることが、歯科技工所の持続的な成長と働き方改革の実現に不可欠です。

グローバルで進むデンタルラボのデータ活用

世界の歯科技工所市場は、2025年から2030年にかけてCAGR 6.6%で成長すると予測されており、その成長を牽引する主要因の一つとして「包括的なデジタルワークフローの統合と自動化」および「AIによる設計・品質管理」が挙げられています。

米国を中心に大規模なデジタル統合経営が進み、中国では500人以上の技工士を擁する大型歯科技工所がデータ駆動型の品質管理体制を構築しています。日本においても、デジタル技術とデータ分析を組み合わせた経営高度化が喫緊のテーマとなっています。


■ 経営ダッシュボード アップデート概要

今回のアップデートにより、「エミウム クラウド技工」の経営ダッシュボードは、歯科技工所経営に必要な主要KPIを網羅的に可視化し、多角的な分析を可能にする統合的な経営分析基盤へと進化しました。主な機能は以下のとおりです。

機能

概要

経営概況

(発送日/受注日基準/請求日基準)

月次売上高、受注件数、平均単価、保険割合、再製作率の各KPIをカード形式でリアルタイム表示。前月比の増減率も自動算出され、経営のトレンドを瞬時に把握可能。発送日基準・受注日基準・請求日基準の3つの視点で切り替え可能。

売上推移・受注数推移

月別の売上金額と受注件数を積み上げ棒グラフで可視化。保険技工・自費技工・ラボ間取引などのセグメント別内訳も一目で確認でき、収益構造の変化を追跡可能。

顧客別分析

取引先(歯科医院・歯科技工所)ごとの売上構成比、受注件数、平均単価、再製作率などを比較分析。上位顧客の貢献度や取引リスクの偏りを定量的に評価。

商品別分析

技工物の種類(クラウン、インレー、義歯等)ごとの売上・数量・平均単価を分析。収益性の高い技工物の特定や、製品ポートフォリオの最適化に活用可能。

顧客・商品別ピボット分析

顧客軸と商品軸を掛け合わせたクロス分析が可能。どの顧客がどの技工物を多く発注しているかを一覧化し、営業戦略やプロダクトミックスの最適化を支援。

技工士別分析

技工士ごとの生産性(処理件数、売上貢献額)や品質(再製作率)を可視化。適正な業務配分や人材育成計画の策定を支援。

再製作率モニタリング

月次再製作率をKPIとしてモニタリング。再製作の原因分析や品質改善のPDCAサイクルの基盤を提供。

データエクスポート

ダッシュボード上の各種データをCSV等の形式でエクスポート可能。外部BIツールとの連携や、社内会議資料への活用に対応。

経営概況(受注日基準)イメージ
商品別分析イメージ

■ 導入により期待される効果

歯科技工所にとっての価値

収益構造の可視化と改善:保険・自費の売上比率、技工物別の売上構造を定量化し、利益率の高い事業領域への集中投資判断が可能になります。平均単価のトレンドを追跡することで、値下げ圧力の影響を早期に検知し、適正価格の維持に向けた交渉材料としても活用できます。

品質管理の高度化:再製作率(Remake Rate)の継続的なモニタリングにより、品質課題を早期発見し、原因分析から改善までのPDCAサイクルを構築できます。技工士別の品質データは、技術指導や研修プログラムの設計にも直結します。

人材マネジメントの最適化:技工士別の生産性と品質データを基に、適材適所の業務アサインや公正な評価制度の運用が可能に。人材不足が深刻化する業界において、限られたリソースの最大活用を支援します。


■ 「エミウム クラウド技工」について

「エミウム クラウド技工」は、「ワンチームの歯科技工へ」をコンセプトに、電子歯科技工指示書、ラボ間取引、帳票管理(納品・請求)、入金管理、工程管理、在庫管理、歯科医院とのチャット機能など、歯科技工の基幹業務をオールインワンでカバーするクラウドソフトです。

今回の経営ダッシュボードの大幅アップデートにより、「業務効率化ツール」から「経営分析基盤」へと進化。日々の業務データがそのまま経営判断に活用できる仕組みを実現し、歯科技工所経営のDXを包括的に支援いたします。

また、当社は2025年11月より国産AIクラウドCAD「エミウム クラウドCAD」のクローズドベータテスト版の提供を開始しており、約6,000症例の口腔データで学習したAIによる自動設計技術と、本クラウド技工ソフトの経営分析機能を連携させることで、「設計から経営管理まで一気通貫」のデジタルデンティストリー基盤の構築を目指してまいります。

下記Webサイトにサービス概要を掲載しております。こちらも併せてご覧ください。

歯科技工業務の生産性を高めるオールインワン技工クラウド「エミウム クラウド技工」

https://dt-lp.emium.co.jp/

■エミウム株式会社について

エミウム株式会社は、「歯科医療・歯科技工の原動力を生み出すインフラをつくる。」という企業ビジョンを掲げ、歯科医療・技工技術、デジタル製造技術、AI技術を融合した事業の開発と提供を手掛けるデンタルテックスタートアップです。創業以来、大学病院との研究連携や歯科医院・歯科技工所など国内外の関係各所とのディスカッション・協業を通じて業界課題を特定し、日々の歯科技工業務の効率化をサポートするためのデジタルソリューションの開発、および、デンタルプラットフォームの構築・提供を行っています。

<主要サービス>

歯科技工業務の生産性を高めるオールインワン技工クラウド「エミウム クラウド技工」

https://dt-lp.emium.co.jp/

歯科技工物のCAD設計・デジタル製造サービス「エミウム 技工センター」

https://lab-lp.emium.co.jp

エミウム株式会社 会社概要

会社名:エミウム株式会社

本社所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿1-36-2-3F

設立:2020年11月

代表者:代表取締役 稲田 雅彦

URL:https://corp.emium.co.jp

事業内容:歯科向けクラウドソリューション事業、歯科技工物調達支援事業、歯科領域サプライチェーン事業

賛助会員:日本補綴歯科学会、日本デジタル歯科学会、日本歯科技工所協会

加盟団体:日本補綴歯科学会、日本デジタル歯科学会、日本臨床歯科CADCAM学会、日本歯科技工所協会、日本歯科技工学会、日本メディカルAI学会、人工知能学会

認定:国際規格に基づく情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証登録番号 IS 777255

本件に関するお問い合わせ先

エミウム株式会社 カスタマーサポート

TEL:03-6772-8539

※通話料はお客様ご負担となります。

※お電話による対応は、平日9:00〜18:00になります。

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会社概要

エミウム株式会社

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URL
https://corp.emium.co.jp/
業種
医療・福祉
本社所在地
東京都新宿区新宿1-36-2-3F
電話番号
03-6772-8539
代表者名
稲田 雅彦
上場
未上場
資本金
1000万円
設立
2020年11月