「届かなかった支援を、届ける力に変える」NPO法人CoCoTELIが支援者養成講座「CoCoラボ」を10月・12月にオンライン開催、今年度はフォローアップ研修を新設

届かなかった支援を見つめ直し、制度・実践・声にふれる8講座で「子ども・若者を支える」を問い直す

NPO法人CoCoTELI

「精神疾患のある本人もその家族も生きやすい社会」の実現を目指すNPO法人CoCoTELI(所在地:大阪府大阪市、代表:平井 登威)は、精神疾患の親をもつ子ども・若者にとって本当に必要な支援とは何かを多角的に問い直すことを目的とした「支援者養成講座:CoCoラボ」をオンライン開催します。本講座は、概論から当事者の声、居場所運営、医療・法律、トラウマインフォームドケア、ソーシャルアクションまで専門家とともに学ぶ全7講座で構成されます。今年度は、講座終了後の実践を支えるため新たに「フォローアップ研修」を1講座追加し、基礎知識から現場での実践につながる、より継続的な学びの場とします。

企画背景

NPO法人CoCoTELIは、「精神疾患の親をもつ子ども・若者」への支援を行なうNPO法人です。『精神疾患のある本人もその家族も生きやすい社会へ』をミッションに掲げ、子ども若者、その家族が抱える困難が大きくなる前の早期発見、困難を予防できる社会を目指し、そのファーストステップとして居住地関係のないオンライン上での相談支援や居場所づくりを行なっています。

活動を行うなかで、当該テーマが児童福祉・精神保健・医療・教育といった既存制度の“はざま”にある支援領域であり、多くの支援者が孤立した実践を強いられていることを痛感しています。

日本全国に精神疾患の親をもつ子ども・若者の支援者を増やすべく、昨年度より支援者養成講座を開催しています。

今年度は、全7講座に加えて、講座終了から一定期間を経たタイミングで「フォローアップ研修」を新設し、学びを一過性のもので終わらせず、現場での実践や葛藤を継続的に振り返り、支援者同士がつながり続けられる仕組みをつくります。

本研修では、以下の目的を掲げています。

  •  多職種の専門家・実践者からの講義を通じ、参加者が領域横断的な視点を獲得する

  •  継続的な学びとつながりを促進するネットワーク形成を行う 

  • 現場の支援者が自らの実践を振り返り、フィードバックを共有できる仕組みを作る 

  • 現場で必要とされている知見を収集・整理し、形式知化・体系化を行う起点とする

初回講義では、田野中恭子氏より「精神疾患の親をもつ子ども・若者の現状と支援の全体像」について、当事者視点と研究成果に基づく概論を提示いただきます。そのうえで、以降の講義では、医療・法制度・トラウマ理解・居場所実践・当事者の声といった各論に焦点を当て、分野ごとの専門家による講義を行います。そして講座終了後のフォローアップ研修では、「正しい支援」という前提そのものを問い直す対話の場を設け、受講者が現場に戻ってからの迷いや葛藤に向き合えるようにします。

開催概要

【開催日程】

2026年10月10日(土)、11日(日)の全7講座、および12月4日(金)のフォローアップ研修

【開催形式】 

オンライン開催(録画配信も予定しています。※期限あり)

【参加費】

 全講座(全7講座+フォローアップ研修)参加チケット:15,000円(一般)/3,000円(25歳以下)

【対象】 

福祉・医療・教育分野に関わる支援者、テーマに関心のある一般の方

【申込方法】

 Peatixページよりお申し込みください。

https://cocolab2026.peatix.com

【講座概要ページ】

https://cocolab2026.netlify.app/

講座公開にあたり、以下の日程で事前説明会を開催します。

第1回:9月11日(金)19:00〜20:00 ※申込締切:9/11(金) 9:00まで
第2回:9月28日(月)19:00〜20:00 ※申込締切:9/28(月) 9:00まで
参加をご希望される方は以下のフォームからご参加ください。

▼説明会参加申込フォーム

https://forms.gle/A3KNW1ayLeYd1Ye9A

講座詳細

10月10日(土)9:00〜17:40(各講座、講演+質疑応答:90分、グループワーク20分予定) 

講演1(9:00〜): 「孤立」から「つながり」をつくる 〜精神疾患の親をもつ子ども・若者の現状と支援の全体像〜 

講師: 田野中 恭子氏(佛教大学看護学部教授)

佛教大学看護学部教授、CAMPs代表、博士(保健学)、保健師・看護師。専門は公衆衛生看護学。精神疾患のある親をもつ子どもの経験と支援をテーマに研究・実践を続ける。京家連(きょうかれん)にて子どもの個別相談や「子どもの集い」を運営。2020年度日本公衆衛生看護学会学術奨励賞受賞。著書に『子どもの語りからわかる 精神疾患のある親をもつ子どもの支援』(中央法規)、『悲しいけど、青空の日』(サウザンブックス社・翻訳)、『親の精神疾患とともに生きる子どものレジリエンスを高めるために』(かもがわ出版・監修)など。

講義2(11:00〜): 精神疾患の基礎知識と、行政・医療現場における支援の可能性と限界 

講師: 小野 美樹氏(東京科学大学大学院医歯薬総合研究科 ときめき精神医学講座 特任講師) 

医学博士(京都大学)。児童精神科医。和歌山県にて医務課、および海南保健所長として保健福祉行政に従事した経験を持つ。精神神経科学・児童精神医学を専門とし、ヤングケアラーのメンタルヘルス・レジリエンス・自己効力感をテーマに研究を行う。現在、日本学術振興会科学研究費助成事業(若手研究)「ヤングケアラーのWell-beingに寄与する因子と睡眠を指標とするケア限界点の検討」(2023〜2027年度)を推進中。

講義3(13:50〜): トラウマインフォームドケアの実践――子どもの行動を「問題」ではなく「適応戦略」として理解する 

講師: 大岡 由佳氏(武庫川女子大学心理・社会福祉学部教授/一般社団法人TICC共同代表理事) 

博士(保健福祉学)。一般社団法人TICC(トラウマ・インフォームド・ケア・コミュニティ)共同代表理事。専門は精神保健福祉・トラウマインフォームドケア・犯罪被害者支援。著書に『トラウマインフォームドサポートブック』(編著)など。日本トラウマティックストレス学会・日本被害者学会・日本精神保健福祉学会各理事。

講義4(15:50〜): 子どもの権利と親の限界――精神疾患をもつ親子支援の法的視点から考える、介入と権利擁護のあり方 

講師: 山下 敏雅氏(永野・山下・平本法律事務所〈東京弁護士会〉) 

弁護士(東京弁護士会、2003年登録)。東京都・江戸川区・荒川区児童相談所協力弁護士。少年事件・児童虐待・未成年後見など子どもに関わる事件を中心に従事。著書に『どうなってるんだろう?子どもの法律』(高文研・共著)、『こども労働法』(日本法令)ほか多数。東京弁護士会「子どもの人権と少年法に関する特別委員会」委員。

 10月11日(日)9:00〜15:40(各講座、講演+質疑応答:90分、グループワーク20分予定) 

講義5(9:00〜): 「居場所」とは何か――AWAIの実践と、当事者との関わりの中で見えてきたこと 講師: 風間 暁氏(一般社団法人Void理事)

 認定特定非営利活動法人ASK理事、一般社団法人Void理事、若者アフターケア相談センター「AWAI」ソーシャルワーカー、北里大学医療衛生学部非常勤教員(社会系医療学)、こども家庭庁「国立児童自立支援施設における児童の処遇に関する専門委員会」委員、ほか。NHK Eテレ福祉番組「toi-toi」では、制作委員会を務めながら準レギュラー出演中。著書に『「回復」という毒――支援に埋め込まれた構造的暴力』(日本評論社)ほか。

講義6(11:00〜): 非当事者だからこそできること―NPO法人マイフェイス・マイスタイルの実践と、支援者・社会の動かし方 

講師: 外川 浩子氏(NPO法人マイフェイス・マイスタイル代表) 

NPO法人マイフェイス・マイスタイル代表(2006年設立)。顔や体に見た目の症状がある人々が直面する「見た目問題」の啓発・支援に長年取り組む。著書に『人は見た目!と言うけれど——私の顔で、自分らしく』(岩波ジュニア新書、2020)、協力『顔ニモマケズ』(水野敬也・著、文響社、2017)など。

講義7(13:50〜): 当事者として生きてきた――リアルな経験と、支援者との関係 

講師: 佐海 ずう氏(漫画家)+CoCoTELI居場所参加の若者たち 

漫画家。統合失調症の母と暮らした経験をもとに、エッセイ漫画を発信する。代表作『今日も母は繭の中』(Vコミ)はVコミ・エッセイ大賞受賞。現在、新連載『死ぬより先に飯を食え』(芳文社)を連載中。

【CoCoTELI居場所参加の若者たちについて】精神疾患の親をもつ家庭で育った若者たちが、仮名・顔出しなしで語ります。親の病気への戸惑い、誰にも言えなかった孤独、成人しても続く葛藤――それぞれの経験と、支援者に届けたい思いをお話しいただきます。

 12月4日(金)20:00〜21:30〈NEW〉フォローアップ研修 

フォローアップ研修: 正しい支援って本当にあるの?〜支援の「正しさ」に関するモヤモヤ対話 

講師: 竹端 寛氏(兵庫県立大学環境人間学部教授) 

博士(人間科学)。専門は福祉社会学・社会福祉学。著書に『枠組み外しの旅』(青灯社)、『脱「いい子」のソーシャルワーク』(現代書館)、『ケアしケアされ、生きていく』(筑摩書房)、『能力主義をケアでほぐす』(晶文社)など。元内閣府障がい者制度改革推進会議総合福祉部会構成員。

全7講座を受講したうえで、講座で得た学びを現場に持ち帰った受講者同士が、実践のなかで感じた迷いやモヤモヤを言葉にし、分かち合う対話の場です。

 主催・お問い合わせ先 

主催: NPO法人CoCoTELI 

助成: 公益財団法人日本財団 

所在地: 大阪府大阪市中央区平野町1-7-1 堺筋高橋ビル5階B-506 

お問い合わせ: info@cocoteli.com(TEL:090-1289-4860)

 団体概要 

■団体名:NPO法人CoCoTELI

 ■代表者:平井 登威

 ■所在地:大阪府大阪市中央区平野町1-7-1 堺筋高橋ビル5階B-506 

■設立:2023年5月24日 

■HP:https://cocoteli.com/ 

■SNS:X(旧:Twitter):https://twitter.com/cocoteli

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会社概要

NPO法人CoCoTELI

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URL
https://cocoteli.com/
業種
医療・福祉
本社所在地
大阪府大阪市中央区平野町1-7-1 堺筋高橋ビル5階B-506
電話番号
-
代表者名
平井 登威
上場
未上場
資本金
-
設立
2023年05月