氏田雄介×PHP×ネオページ『「笑い」の短編小説コンテスト』受賞作を発表!
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株式会社ネオページ(本社:東京都千代田区、代表取締役:小川傑子)は、「笑い」をテーマに、大ヒットシリーズ『54字の物語』(PHP研究所刊)の企画・編著者である氏田雄介氏を選考委員長として招いて短編小説(ショートショート)のコンテストを小説投稿プラットフォーム『ネオページ』( https://www.neopage.com/ )にて実施しました。優秀作品は株式会社PHP研究所からの書籍化(短編集への収録)を検討いたします。今回はその受賞作品をご紹介します。
▶『「笑い」の短編小説コンテスト』について詳しい解説はこちら
◆金賞
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カピパパ
望月滋斗
氏田雄介先生からの講評
分かりやすいのに見たことのない設定、そして何より「カピパパ」というキャッチーなタイトルに心をガッチリ掴まれました! 「カピバラになると長風呂してしまう」など脱力感あふれるネタが散りばめられており、最後のオチまで飽きずに楽しめました。
PHP研究所 児童書出版部からの講評
月を見ると変身…というネタ自体は王道のものですが、チョイスされる動物や、世界観、結末までの展開にオリジナリティが光りました。限られた文字数の中でも、お母さんのキャラの良さをしっかり描いていることで、オチのユニークさを際立たせている点を高く評価しました。
◆銀賞
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化け物喰い
椿あやか
氏田雄介先生からの講評
荒唐無稽な主張が落語調で矢継ぎ早に語られていくところに、ある種の心地よさを感じました。「幽霊をとろろ汁にして食う」といった表現も、それっぽさがあって刺さりました。構成やオチにも無駄がなく、完成度の高さに感服しました!
PHP研究所 児童書出版部からの講評
古典落語のような語り口調を生かし、テンポよく、オチまで一気に読ませる構成力が素晴らしかったです。こういった語り口調にあまり馴染みのない若い読者でも、意味を理解しながら(時に調べながら)楽しく読める物語だと感じました。
◆銀賞
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妖怪の才能
蜂賀三月
氏田雄介先生からの講評
「ぬら」は苗字だったんですね……。ボケやツッコミの言い回しがわざとらしくなく、洗練されていると思いました。オチも、しっかりとフリが生かされていて見事でした!
PHP研究所 児童書出版部からの講評
ファンタジー要素の強い展開でありながら、主人公の性格や思考は読者が共感できる・親しみやすい設定にされていることで、作品の世界に入り込みやすく、最初から最後まで楽しく読むことができました。『なんか妖怪?』や「ぬら・りひょん」といったネーミングセンスも絶妙です。若い読者が楽しめる「設定」と「ストーリー」のバランス感覚と、ぐいぐい読ませる構成力を高く評価しました。
◆銀賞
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書初め
梅野飴
氏田雄介先生からの講評
ほぼ漫才ですが、読んでいて笑ってしまったので入賞です。「あらすじ」がいい味を出しています。
PHP研究所 児童書出版部からの講評
会話メインで構成された作品を複数作投稿していただきましたが、どれも楽しく拝読しました。一次審査ではこの作品のほか『夏休みの宿題』も通過し、どちらも甲乙つけがたい面白さでしたが、『書初め』のほうがより強く印象に凝り、二次審査はこちらを通過作としました。彼らの会話を隣でずっと聞いていたくなるような、クセになる面白さがありました。
ネオページ特別賞
1位
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変換ミスと青春
湊
PHP研究所 児童書出版部からの講評
作中に登場する「変換ミス」の具体的なエピソードが絶妙で面白く、審査しながら思わず吹き出してしまいました。若い読者も楽しく読める作品だと感じます。オチはやや予想できましたが、ストーリー冒頭から続く2人のやり取りを通して、お互いの性格がしっかり読者に伝わってくるので、結末に説得力がありました。ストーリーの構成力、笑いのセンスが素晴らしいです。
ほめます編集長 コメント
変換ミスがいちいち面白いです!文字コンテンツならではのアイデアが素晴らしいッ! キュンとする要素もおさえててなお良し!SNS社会に一笑投じましたね!
ネオページ特別賞
2位
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夜空の向こう
古田江
PHP研究所 児童書出版部からの講評
「月のウサギから見た人間」の分析が斬新で面白かったです。途中の会話で何度も笑いのポイントがあった分、オチがやや地味な着地になっているのが惜しく感じました。ところどころ大人じゃないとわからない笑い(医療費のくだりなど…)もありましたが、全体的には今風の語り口なので、若い読者も楽しんで読める作品だと思います。
ほめます編集長 コメント
夜空の向こうはおとぎ話の向こう側ですね~現代的なやりとりがそう来るかという感じで面白かったです! 月世界で一笑投じましたね!
ネオページ特別賞
3位
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ロボット研究所へようこそ
makihide00
PHP研究所 児童書出版部からの講評
会話メインで展開していくストーリーのテンポが良く、まるでコントを見ているような気持ちで笑いながら読み進めました。一方で「博士は、主人公は、何者なのか?」といった謎が散りばめられていることで、他の投稿作にはあまり見られなかった『考察する楽しみ』も盛り込んでいる点を「作品のオリジナリティ」として高く評価しました。
ほめます編集長 コメント
「目からビーム」は「体質」っていうのが最高です! 来るAI・ロボット社会に一笑を投じましたね!
ネオページでは様々な作品を掲載しております。詳しくは公式HPをご覧ください。
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