地域の魅力と課題を探り、提案へつなげる社会人リカレント講座立命館「チェンジ・メイカー育成プログラム」（第６期）開講

ビジネスパーソン「越境体験」－他流試合のススメ社外研修による人材開発。社会課題の発見から解決、実装まで　オンラインセミナー報告

立命館大学

2024年7月2日 09時54分

立命館東京キャンパス(東京都千代田区、所長：宮下明大)は、社会課題を題材としたビジネスパーソン向け講座「チェンジ・メイカー育成プログラム」を、9月27日から全9回で開講いたします。

また、開講に先立って6月17日にオンラインセミナーを開催。社員研修での「多様な経験」「越境・他流試合」への必要性を認識する企業等のキーパーソンの方、教育現場でプロジェクトベースの授業を展開されている方、また、社会課題の解決について問題意識を持つ方、群馬県にゆかりのある方など、多くの方に視聴いただきました。

当日の内容について、以下のサイトからアーカイブにて公開しています。

https://www.ritsumei.ac.jp/tokyocampus/news/article/?news_id=751

経産省の委託事業『「未来の教室」実証事業・採択プログラム』として2018年度にスタートした本講座は、2019年度から本学独自事業として引継がれ、コロナ禍で開講出来なかった2020年度を除き、毎年開講され今回で第６期を迎えます。これまでの実施において、大学の知的財産、ビジネスの実践知、そして地域の現場知を融合させ、短期集中の越境学習・他流試合カリキュラムによって既存の枠組みを「リフレーミング」し、チェンジ・メイカーへのマインドとスキルへの扉を開く効果があると、ご参加頂いた皆さんや企業からの評価を頂戴しています。

本プログラムでは、「越境」をキーワードに、日常から離れた環境で実際の社会課題を解決するための実践的な学びを提供します。受講生は、オンラインで基礎知識を学びつつ、4～5人のチームで具体的な課題解決の提案を行います。この過程で、企業や地域社会との連携を深め、異なる価値観を持つ他の受講生との議論を通じて、合意形成と解決策の提案に取り組みます。

今年度は、群馬県片品村からの全面的な協力のもと、受講生は地域と交流し、社会課題の解決に挑むとともに、自己成長の機会を得ます。プログラムの効果は、受講前後に実施されるEQテストにより検証され、参加者の成長と変化を評価します。

期　間　　　： 2024年9月27日（金）から11月21日（木）　全9回

場　所　　　：立命館東京キャンパスおよび群馬県片品村内

対　象　　　：社会人（ビジネスリーダー候補人材）

内容・申込　：プログラムHP（以下）をご参照ください。

　　　　　　　https://www.ritsumei.ac.jp/tokyocampus/course_guide/detail/?course_id=32

募集人数　　： 25名

申込締切　　：１次締切7月31日／２次締切8月31日

受講料　　： 231,000円（税込）　※現地までの交通費は除く

共　催　　　：ジャパンラーニング株式会社

協　力　　　：群馬県片品村

■プログラム実施概要

本プログラムは、社会的な課題に対して深い洞察力を持ち、異なる分野や背景を持つ人々と協力して革新的な解決策を生み出す「チェンジ・メイカー」を育成することを目指します。今年度は、群馬県片品村の具体的な課題に焦点を当て、実際の状況を改善する提案を行うことで、理論だけでなく実践的なスキルも身につけます。また、「越境」というキーワード掲げ、参加者は日常の職場環境を離れ、新たな環境と課題に触れることで、視野を広げ、多様な価値観と向き合います。このプロセスを通じて、柔軟な思考とリーダーシップのスキルを養います。

日程	場所	内容
9/27（金）	立命館東京	【キックオフ】①開講式 ②基礎講座 ③チームビルディング
10/3（木）	オンライン	【課題理解と発見】①課題を深めるミニ講座 ②チーム活動
10/11（金） 10/12（土）	群馬県片品村	【現地フィールドワーク】①片品村見学 ②現地関係者との対話会
10/17（木）	オンライン	【課題整理と検討】①FW成果共有 ②チーム活動
10/24（木）	オンライン	【解決策検証】①現地事業者との対話 ②チーム活動
10/31（木）	オンライン	【プレ発表】プレ発表 ②意見交換 ③チーム活動
11/7（木）	オンライン	【検討と修正】①チーム進捗報告 ②チーム活動
11/15（金）	群馬県片品村	【現地成果報告会】①最終プレゼンテーション ②提案先との対話会
11/21（木）	オンライン	【ポストセッション】①グループリフレクション ②総評/クロージング

■EQ テストの受検（参加者のプログラム効果検証）

プログラム受講前後にEQ(Emotional Intelligence Quotient)テストを実施します。EQは感情の知性、こころの知能指数ともいわれています。自分と他者の気持ちがわかり、感情を上手く調整する能力、「この人なら信頼できる、一緒に仕事がしたい」と思わせる人間的な魅力とも言い換えられます。このテストは、ジャパンラーニング社提供の「Japan EQ」と「EQトレーニング」が用いられます。自己及び他者の感情を理解し適切に調整する能力を評価し、プログラムの影響を数値化して効果を検証します。参加者は、多様な環境との対話を通じて、人間的魅力と協働性を高めることが期待されます。

■群馬県片品村（フィールドワーク先）のご紹介

片品村（かたしなむら）は、群馬県の北北東に位置しています。人口は約4000人。東京から約180キロメートルの北に位置しています。高山植物と湿原で全国に名高い尾瀬をはじめ多くの山々や丸沼・菅沼の湖水美など自然環境に恵まれており、観光以外の基幹産業は農業。高原の気候を活かしてトマト・大根・トウモロコシなどの野菜を中心に栽培されています。

■立命館東京キャンパス

京都に生まれ、100年を超える歴史と伝統、そして最先端の教育・研究実績を持つ立命館大学。その新たな知の発信拠点が「立命館東京キャンパス」です。

常に社会の要請に応えるべく教育・研究を展開してきた立命館が総力をあげて、東京の地で高度な学術・文化を創造し、情報発信を行います。幅広い教養を学ぶ講座から、最先端の分野で必要とされる知識が実践的なスキルを身につけるプロフェッショナル講座まで、多彩なプログラムを提供しています。

　　　　　　　　　　　　　　　（群馬県片品村の写真）