タレスがImpervaの買収を完了、サイバーセキュリティのグローバルリーダーに

タレスジャパン株式会社

  • 1月から開始するImpervaの統合により、タレスは、機密データがどこにあっても発見・保護し、アクセスを管理し、これに通じるすべての経路を保護できるようサポート

  • 北米がタレスの2番目に大きな拠点国に

  • Impervaはタレスにとって、過去9年間のデジタル・セキュリティ領域での9番目の買収であり、デジタル・セキュリティ分野の世界的リーダーであるジェムアルトに次ぐ、グループの歴史で2番目の規模の買収


世界有数のテクノロジーとセキュリティのプロバイダーであるタレスは、Impervaの買収を予定より早く完了したことを発表しました(予定では2024年初頭)。これはタレスにとって、サイバーセキュリティのグローバルリーダーとなるための重要な節目です。68か国にまたがる5,800人以上のサイバーセキュリティの専門家によって、2024年には民間向けおよび国防活動を含むサイバーセキュリティの売上高が24億ユーロに達し、その後も二桁の成長が期待されています。この取引は株主に対して重要な価値を作り出すものであり、これは2023年7月に買収を発表した際に発表された目標に合致するものです。また、2027年までの新しい財務目標(2024~2027年の既存事業売上成長率は+6~7%、2027年のEBITマージンは16.5%)により、タレスのデジタル・アイデンティティおよびセキュリティ(DIS)事業のプロファイルが大幅に向上します。


タレスの会長兼最高経営責任者であるパトリス・ケインは次のように述べています。「米Impervaの買収は、タレスが世界中の企業と政府のためにグローバルでサイバーセキュリティ能力を拡張するための新たな一歩となる重要な日です。Impervaチームをタレスに歓迎できることを非常に嬉しく思います。両社の価値観と信頼からなる未来への共同コミットメントを組み合わせることで、大きなシナジー、ビジネスチャンス、および重要なマーケットイノベーションを創出します。企業や政府機関のデジタル・インフラに対するサイバー脅威が絶え間なく増加するなか、タレスはお客様がアプリケーション、データ、アイデンティティといったデジタル・エコシステム中核を保護するための唯一無二の存在です」


アプリケーション、データ、アイデンティティを横断するデータ中心のセキュリティ


タレスとImpervaは共に、頻度、重大さ、複雑さが急速に増しているサイバーセキュリティの課題に顧客が対処できるよう、アプリケーション、データ・セキュリティ、およびアイデンティティの幅広いユースケースに対応する包括的なソリューションを提供します。これらの3つの市場セグメントは今後数年で著しく成長すると予想されています。アナリストの予測によれば、2024年には世界のエンドユーザー支出が約200億ドルに達する見込みです。


Impervaが加わったことで、拡大したタレスのサイバーセキュリティ・ポートフォリオは、企業のデジタル・エコシステム全体でアプリケーション、データ、アイデンティティを保護するソリューションを、補完性の高い組み合わせで提供します。


  • アプリケーション・セキュリティ:クラウド、オンプレミス、ハイブリッド・モデルでのすべてのアプリケーションおよびAPIの統合保護。市場をリードする製品スイートには、Webアプリケーション・ファイアウォール(WAF)、分散型サービス拒否(DDoS)攻撃からの保護、ボットからの高度な保護対策、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)セキュリティ、コンテンツ・デリバリー・ネットワーク(CDN)、およびランタイム・アプリケーションの自己保護(RASP)が含まれています。

  • データ・セキュリティ:データが静止、移動、または使用中であるかに関わらず、どこでも機密データへのアクセスを保護・制御。製品スイートには、CipherTrust Data Security Platform、Imperva Data Security Fabric、LunaおよびpayShieldのハードウェア・セキュリティ・モジュール(HSM)が含まれており、これらは暗号オペレーションの信頼の基幹として頻繁に使用されます。

  • アイデンティティ&アクセス管理:顧客、従業員、およびパートナーのためのアプリケーションとデジタル・サービスへのシームレスで安全で信頼性のあるアクセス。製品スイートには、OneWelcome Identity PlatformおよびSafeNet Trusted Accessが含まれています。


Exclusive NetworksのCEO、Jesper Trolle氏は次のように述べています。「タレスとImpervaの長年のパートナーであるExclusive Networksは、この2社の統合を大変喜んでいます。この買収は、タレスがサイバーセキュリティのグローバルリーダーになるという目標を具現化し、データ・セキュリティにおけるタレスの強みをし、活気に満ちたアプリケーション・セキュリティ市場への進出を促します。この新しいバリュー・プロポジションにより、タレスは世界中の組織が直面しているセキュリティとコンプライアンスの課題に対処するために、より革新的かつ効果的なソリューションを提供するために唯一無二の存在となるでしょう」


Impervaの買収は、タレスにとって過去9年間のデジタル・セキュリティ領域での9番目の買収であり、デジタル・セキュリティ分野の世界的リーダーであるジェムアルトに次ぐ、グループの歴史で2番目に大きい買収です。 オーストラリアのサイバーセキュリティ分野の主要なプレーヤーであるTesserent(*1)、ヨーロッパのサイバーセキュリティ・コンサルティング、統合、およびマネージド・サービスの2大プレーヤーであるS21secとExcellium(*2)、および顧客アイデンティティとアクセス管理においてヨーロッパのリーダーであるOneWelcome(*3)の買収が完了した後、Impervaをタレスに統合することで、グループのサイバーセキュリティ事業は、同分野でグローバルリーダーのトップ5に位置付けられます。

*1) https://cts.businesswire.com/ct/CT?id=smartlink&url=https%3A%2F%2Fwww.thalesgroup.com%2Fen%2Fworldwide%2Fsecurity%2Fpress_release%2Fthales-closes-deal-tesserent-strengthening-its-global&esheet=53865482&lan=ja-JP&anchor=Tesserent&index=1&md5=064503e449638e123c2a5390269490cb

*2) https://cts.businesswire.com/ct/CT?id=smartlink&url=https%3A%2F%2Fwww.thalesgroup.com%2Fen%2Fworldwide%2Fgroup%2Fpress_release%2Fthales-closes-acquisition-important-cybersecurity-players-excellium&esheet=53865482&lan=ja-JP&anchor=S21sec+%26amp%3B+Excellium&index=2&md5=cfd1588352ede605c3709b2218bae617

*3) https://cts.businesswire.com/ct/CT?id=smartlink&url=https%3A%2F%2Fwww.thalesgroup.com%2Fen%2Fworldwide%2Fdigital-identity-and-security%2Fpress_release%2Fthales-further-accelerates-its-cybersecurity&esheet=53865482&lan=ja-JP&anchor=OneWelcome&index=3&md5=5f26e455ebd358fcf78699162fb2c508


北米におけるタレス

2022年の段階で北米に6,200人[1]の従業員および24億ユーロの収益[2]をもち、約50%の浮動株が米国の株主に保持されている状況であり、タレスは既にこの地域に強力な存在感を有しています。 Impervaの買収により、タレスの北米でのデジタル・セキュリティの労働力が約33%増加します。


毎年、タレスは研究開発に40億ユーロを投資しており、そのうち10億ユーロが自己資金調達[3]からなっています。グループはImpervaの顧客をサポートし、加速化されたイノベーションを通じてそのソリューションを拡充することに全力を尽くしています。イノベーターとして、タレスは2万以上の特許を保有しており、これの半分以上が人工知能、生成型人工知能、サイバーセキュリティ、ビッグデータ、クラウド、拡張現実、および量子技術に関連する主要な技術に関連しています。


1 GTS従業員を含む

2 GTS利益を含まず

3 グループ規模でのデータ


タレスグループについて

タレス(本社:フランス・パリ、Euronext Paris: HO)は、防衛・セキュリティ、航空・宇宙、デジタルアイデンティティ・セキュリティの3つの領域における先端技術で世界をリードしているグローバル企業です。世界をより安全で、より環境に優しく、より包括的にすることに役立つ製品およびソリューションを開発しています。

タレスグループは、研究開発に関して、特に量子技術、エッジコンピューティング、6G、サイバーセキュリティなどの主要分野に、年間40億ユーロ近くを投資しています。

68カ国に7万7,000人[1]の従業員を擁するタレスの2022年度売上高は、176億ユーロを記録しています。


1 現在売却中である輸送事業は除外


タレスDISジャパン(株) クラウドプロテクション&ライセンシング事業部門について

タレスDISジャパン(株)のクラウドプロテクション&ライセンシング事業部門は、サイバーセキュリティソリューションの提供を担っており、クラウドからデータセンター、オンプレミスなどの様々な場所に保管または移動しているデータの暗号化やトークン化とHSMによる鍵管理、多要素認証と認証トークンの提供により多くの組織の重要データを保護しています。日本国内においては政府機関、金融機関、大手製造業、流通を含む様々な業種にて採用されています。

Webサイト:https://cpl.thalesgroup.com/ja

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会社概要

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂2-17-7 赤坂溜池タワー8F
電話番号
03-6744-0221
代表者名
アラン・コレイア
上場
未上場
資本金
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設立
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