ピカリング インターフェース、MIL-STD-1553テストに対応する新PXI/PXIeマルチプレクサ・モジュールを発表
「40/42-739」モデル、シングルまたはデュアル4:1、8:1、16:1差動構成で450MHzの差動帯域幅を提供
電気テストと検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーション・ソリューションのリーディング・サプライヤであるピカリング インターフェース(本社:英国、クラクトン・オン・シー)は、MIL-STD-1553テスト・アプリケーション向けに最適化した新PXI/PXIeマルチプレクサ・モジュール(https://www.pickeringtest.com/ja-jp/product/40-739-001-pxi-mil-std-1553-mux-single-16channel-2pole)を発表しました。新製品の「40/42-739」モデルはMIL-STD-1553規格の要件を大きく上回る450MHzの差動帯域幅を、シングルまたはデュアル4:1、8:1、16:1差動構成で提供します。
「40/42-739」マルチプレクサは通信グレードの電気機械式リレーを使用し、450mΩ未満の最小初期シグナルパス抵抗を提供します。新モジュールは39Ωシングルエンド特性インピーダンスと、MIL-STD-1553規格に規定されている70~85Ωの範囲内の78Ω差動インピーダンスで構成されるインピーダンス制御差動ペアを特長としています。PXIまたはPXIe制御インターフェースに対応するコンパクトな単一スロット・フットプリントにより、シャーシ選択におけるフレキシビリティとシャーシ・スロット数の最小化を実現します。
ピカリング インターフェースのスイッチング・プロダクト・マネージャーのスティーブ・エドワーズは「MIL-STD-1553規格は当初、1970年代に軍用機での使用向けに策定されました。しかし現在では、陸上軍用車両、武器システム、民間機、宇宙アプリケーション向け規格として使用されています。『40/42-739』は航空宇宙/軍用ATEシステムの多くのアプリケーションで使用できるほか、78Ω差動インピーダンスへの対応により、ビデオ信号向けなどの75Ωスイッチング・アプリケーションにも潜在的に対応できます」と述べました。
「40/42-739」PXI/PXIeマルチプレクサ・モジュールは、メンテナンスと故障発見を容易にするピカリング インターフェースのeBIRST診断ツールによりサポートされています。スペアのリレーが用意されていることから、お客様は適切なSMTリワーク・トレーニングにより現場での修理が可能になり、システムのダウンタイムを最小限に抑えられます。また、「40/42-739」ファミリをサポートする広範な標準/カスタム相互接続アクセサリも提供されます。
ピカリング インターフェースについて
ピカリング インターフェース(本社:英国、クラクトン・オン・シー)は電気テストと検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーションの設計/製造を行っている企業です。PXI、LXI、PCIアプリケーション向けに、業界で最も広範なスイッチング/シミュレーション製品を提供しています。さらに、こうした製品のサポートのため、社内のソフトウェア・チームが開発したアプリケーション・ソフトやソフトウェア・ドライバと合わせて、ケーブル/コネクタ・ソリューション、診断試験ツールも提供しています。
ピカリング製品の仕様は世界で使用されている試験システムに対応しており、その優れた信頼性と価値に対しては高い評価が寄せられています。ピカリング インターフェースは米国、英国、ドイツ、スウェーデン、フランス、チェコ共和国、中国での直接的な営業活動とともに、北/中南米、欧州、アジアの国々での代理店網によりグローバルな活動を展開しています。現在、車載、航空宇宙/防衛、エネルギー、産業機器、通信、医療、半導体などのすべての電子機器業界に対し、製品/サービスを提供しています。シグナル・スイッチング/シミュレーション製品や販売窓口の詳細については、https://www.pickeringtest.com/ja-jp/をご覧ください。
日本では、アンドールシステムサポート株式会社(https://www.andor.jp/)がピカリング インターフェースの総代理店となっています。
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