静岡県東伊豆町で、デジタルアーカイブを活用したクイズ形式ワークショップを開催

デジタル化のその先にゴールはある! 地元の人に、地元を好きになってもらうためのデジタルアーカイブ活用

データベース事業やマーケティング・リサーチ事業を手掛ける、弊社エム・アール・エス広告調査株式会社(本社:東京都千代田区)は去る6月、静岡県東伊豆町と連携し、同町のDX推進事業の一環としてデジタルアーカイブを活用した住民向けのワークショップを行ないました。

  • ワークショップ概要

開催日:2023年6月24日(土)

場 所:静岡県東伊豆町立 稲取小学校

参加者:同町在住の小中学生

 協 力:東伊豆町教育委員会 社会教育係


  • 私たちについて―――――エム・アール・エス広告調査株式会社

弊社は1971年の設立以来、広告出稿のデータベース事業やマーケティング分析を通して、クライアントの効果的なメディアプランの実現に貢献してまいりました。創業50年目の2021年を契機に、デジタルアーカイブ事業をスタート。文化財をはじめとするさまざまな地域資源のデジタル化・データベース化にとどまらず、例えばそれを利用しての住民向けワークショップの企画・開催など、地域活性化までも視野に入れたデジタルアーカイブの可能性を提案しています。


  • 静岡県東伊豆町

伊豆半島東岸に位置し、相模湾に面した自然豊かな町。数多くの温泉地を抱え、ダイビングのスポットとしても知られています。同町ではデジタルトランスフォーメーションを推進するにあたり、ワークショップによる町誌のデジタル活用を実証実験として実施しました。弊社エム・アール・エス広告調査株式会社は、町誌のデジタル化、並びにワークショップの企画・運営を担当しました。


  • 「デジタル探求! 東伊豆クイズ大作戦」  ~DX推進事業 稲取のデジタル歴史散歩~

現在、全国の自治体でデジタルアーカイブ化が盛んに進められています。図書館や博物館などの公的な収蔵資料にとどまらず、有形無形の文化資料、産業資源などその対象は多岐にわたりますが、デジタル化自体がゴールになってしまったり、情報資源として十分に活用されていない現状も多々見受けられています。


今回、弊社が東伊豆町教育委員会と連携して開催したのが、上記タイトルで掲げたデジタルアーカイブを活用した町民参加型のワークショップです。

企画のベースになったのは、東伊豆町30周年を記念して1989年に発行された「東伊豆町誌」。同町のなりたちや自然、観光や産業まで網羅した貴重な情報資源ですが、紙文書のみだった従来は活用度の高い資料とは決して言えない状況でした。

今回のワークショップでは、町誌に戻づいた同町稲取地区に関するクイズを実施。

それに先立ち、弊社エム・アール・エス広告調査株式会社では東伊豆町誌をスキャニング・デジタル処理し、アーカイブ化してその情報に基づいたクイズを作成しました。


今回のワークショップでは町誌に戻づいた同町稲取地区に関するクイズを作成。


「東伊豆町の郷土芸能“ばかばやし”を広めた人物は?」


「伊豆急行の伊東~下田間開通時、商店会が行った記念イベントの景品は?」


 同町の歴史を知る大人でも答えられないような難易度ですが、参加した小学生には出題と同時にGIGA端末を使ったデジタルアーカイブの検索方法などをアドバイス。クイズの解答をデジタル化された東伊豆町誌の中に探り当て、最後には同誌をもとに子どもたち自らが東伊豆町に関するクイズを作成しました。

参加した小中学生からは、


「東伊豆町の歴史、方言、お祭りなどにさらにくわしくなれた」


「町のことをもっと知ったし、これからもっと知りたいと思った」


などの感想が聞かれ、立ち会った保護者からも「東伊豆町のことがもっと好きになった」などのアンケート回答が寄せられました。同町の住民にデジタルアーカイブに親しんでいただきながら、自分たちの住む町をもっとよく知る機会にしていただくことができました。


東伊豆町でのワークショップ開催において、弊社エム・アール・エス広告調査株式会社は町誌のデジタル化や、ワークショップの企画・運営を行ない、弊社が掲げる「ひとを動かすデジタルアーカイブ」を東伊豆町の住民や同町担当者に体験していただきました。


また、クイズ形式という特別感のある学習体験により、子どもたちにとって強い印象を残した記憶になったことと考えられます。この体験を周囲の身近な人と共有しようとすることで、参加者以外にもワークショップの効果が波及していくことも期待されています。

さらに、同町の貴重な情報資料である東伊豆町誌をデジタルアーカイブ化したことで、図書館などを来訪しなくても誰もがその情報アクセスが可能になり、検索性も高まったことから町誌の資料的価値をより高めることに貢献することができました。


今回のワークショップは弊社が提供する、地方自治体向けの住民共創型デジタルアーカイブ「みんなでつくるクイズサイト」の一環として実施したものです。このパッケージメニューを全国に広げながら、地域資源の積極的な活用と地域振興を提案していきたいと考えています。ご関心のある方は下記のサービスサイトもご覧ください。

https://da.mrs-research.com/

エム・アール・エス広告調査株式会社では、今後もデジタルアーカイブ事業を通して情報資源の活用と地域活性化を提案し、自治体のPR活動や新たな魅力発信に貢献してまいります。

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●会社情報

社 名:エム・アール・エス広告調査株式会社

事業内容:データベース事業(新聞広告・雑誌広告・交通広告の出稿量統計の制作、販売)

     マーケティング・リサーチ事業

     デジタルアーカイブ事業

主要顧客:広告代理店・新聞社・出版社

所在地 :東京都千代田区神田三崎町1-4-17 東洋ビル12F

社員数 :78人

設 立:1971年3月4日

公式サイト:https://mrs-ads.com/

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会社概要

URL
https://mrs-ads.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区神田三崎町1丁目4番地17号 東洋ビル12階
電話番号
03-5217-3190
代表者名
横島宰
上場
未上場
資本金
1400万円
設立
1971年03月