受験勉強の新スタイルはYouTubeへ|第4回緊急事態宣言の影響か
大学入試”総合型選抜”特化型「AOIチャンネル」の登録者数が急増。コロナ前より「登録者数9.7倍、保護者世代1.5倍」に。
株式会社花形が運営する「総合型選抜専門塾AOI」 (以下 「AOI」)のYouTube「AOIチャンネル」は、2021年9月28日に”総合型選抜”特化型の中で最多となる、登録者数1万人を突破した。これにあたり、総合型選抜について専門性の高い解説動画シリーズの公開を2021年12月より開始した。
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登録者増加の要因「新型コロナウイルス感染拡大の影響」
AOIチャンネルの登録者数は、2021年7月から9月にかけて大きく増加し、特に2021年9月においては、2019年9月と比較して約9.7倍の登録者数となった。これは、第4回緊急事態宣言期間(2021年7月12日〜9月30日)と重なっており、新型コロナウイルスの感染拡大が大きく影響していると考えられる。
学力だけでなく、受験生のこれまでの経験や将来ビジョンを含めて総合的に評価される総合型選抜(AO入試)では、多くの大学の出願日が9月に固まっており、7月〜8月は出願に向けて対策に注力し始める受験生が多い。その時期に重なって緊急事態宣言が発出されていた影響により、受験生が高校や予備校で対策を行うことへのハードルが高くなっていた。このような背景から、近年、自宅学習や映像授業などの学習スタイルが確立されている中、新たに「YouTube」で大学受験勉強をする受験生が増加傾向にある。
- 視聴者層にも変化「保護者世代もYouTubeで入試情報の収集」
AOIチャンネルの登録者の情報から、受験生の保護者世代を含む「35歳〜44歳・45歳〜54歳・55歳〜64歳」の登録者数を比較すると、2019年から2021年の「約2年半で1.5倍に増加」していることがわかる。これは、若い世代だけでなく、受験生の保護者までもがYouTubeで受験情報の収集をしているということを表しており、実際にYouTubeのコメント欄においても保護者と思われる方からの質問なども寄せられている。
増加の要因としては、新型コロナウイルスの影響などにより、保護者が高校へ出向いて教員へ気軽に相談することが難しくなったことはもちろん、総合型選抜(旧AO入試)という新しい入試の情報を周りに持つ人が少ないことから、YouTubeで情報収集をするという行動が増えたと考えられる。
- 総合型選抜(旧:AO入試)とは
一般選抜(旧:一般入試)においては、偏差値で受験校を決め、答えのある問題を解く方法を学部ことがスタンダードであった。しかし、この総合型選抜は、大学が求める学生像と受験生の学びたいことがマッチした時に、合格が生まれる。そこに偏差値は関係なく、正解や答えもない。受験生一人ひとりの将来の夢、学びたいこと、興味が重要になる入試なのだ。
今後も拡大が予想される総合型選抜では「受験対策の機会不平等」が問題視されている。正解のない総合型選抜は、一般選抜のように合格基準や対策方法が明確でないため専門塾での対策が主流となっており、居住地や経済的問題で諦める受験生も多い。また、学校においても対策基盤がなく教師への業務圧迫も問題になっている。
総合型選抜専門塾AOIを展開する株式会社花形は、この機会不平等へアプローチし教育格差是正への貢献を目指すべく、映像配信サービス「Mushroom」やオンライン添削サービス「QuickCheck」を展開、さらに、総合型選抜に関する指導補助教材プログラム「AOI for Teachers」を全国の高校教員へ無償提供するなどしている。
その内の一つが、このYouTubeだ。居住地に関係なく、誰でも情報を得ることのできるYouTubeにおいて、正しい情報の少ない総合型選抜に関するノウハウを配信することで、総合型選抜という受験方式を知り、少しでも可能性を広げられる高校生が増えることを願っている。
- AOIチャンネルとは
まだまだ新しい入試方式である総合型選抜(旧AO入試)に関して、専門塾だからこそ発信していくべきだという使命を持ち、2019年1月1日に動画投稿を開始した。
YouTubeにおいて、教育系のチャンネルは数多くあり注目されている分野でもあるが、その中でもAOIチャンネルは、総合型選抜を専門とするチャンネルとして「最多の登録者数」を誇る。(*2)
AOIチャンネル「【志望理由書の真実】アドミッション・ポリシー編」
https://youtu.be/RCKoiR1jVt4
AOIチャンネル「【この動画で実践!】ひとりでできる面接対策」
https://youtu.be/xhdW7c57NXI
- AOIチャンネル3つの特徴
・AOIチャンネルで情報を発信するのは「現役大学生」だ。受験生時代にAOIで対策をしていた卒塾生で、中には現在AOIで指導をしているメンター(講師)もいる。このように、総合型選抜(旧AO入試)の対策や試験を実際に経験し指導している現役大学生だからこそ、インターネットで検索するだけでは得られないリアルな情報を、視聴者である受験生へ伝えることができている。
【はなび】大学3年生
AOI卒塾生。大学1回の夏、N’ismとして世界最高峰のダンスコンテストWODで優勝し、世界一に。その後、AOIでメンター(指導者)を経験し、3回生の春からAOIチャンネルに出演。パラリンピック閉会式に出演するなどダンサーとしても活動を広げつつ、大学では友人と環境系団体を立ち上げるなど、AOIでの学びを生かして活動の幅を広げながら、AOIチャンネルにて情報を発信している。
【ゆずき】 大学1年生
AOI卒塾生。現在は大学に通いながら大阪校でAOIのメンター(指導者)を担当し、日々生徒と共に成長中。同時にAOIのYouTubeチャンネルも担当しており、出演だけでなく、受験生とその保護者に有益な情報を伝えるべく企画を考え、シナリオ制作も行なっている。大学ではAOIでの経験を活かしつつ、福祉学やスポーツ科学などを中心に学んでいる。
②単なる情報発信に留まらない「視聴者に寄り添った」内容
・受験対策では、その時期によって受験生の抱える悩みも変化していく。例えば、高1.2年生であれば進路選択や文理選択、高校3年生になってくると志望校選びや実際の出願書類作成について、などだ。そのような日々変化する受験生の悩みに答えられるよう、AOIチャンネルでは一方的な情報発信だけでなく、コメントなどで視聴者から頂く質問を基に配信内容を企画している。
・また、通常配信だけでなくライブ配信やショート動画も配信。ライブ配信では、受験生とリアルタイムで会話をして悩みに答えていき、ショート動画では、まだ受験に力を入れられていない高1.2年生が気軽に受験に触れられる機会を作っている。
③企画から編集まで「すべてAOI」で一貫して行う
・AOIチャンネルでは、企画、運営からシナリオ制作、撮影、編集に至るまで、全て自社で完結している。そのため、内容にも一貫性が出ている。特に企画においては、出演者である現役大学生が主体となって進めているため、自身が受験生だった頃の実体験なども含めた企画内容を配信している。
- より専門性の高い解説動画シリーズの公開を開始
【総合型選抜とは?】えっ、まだバカ入試って言ってるの?
https://youtu.be/MrPI5XD3tXc
総合型選抜を受験するにあたり、必要な対策や具体的なアクションプラン、総合型選抜専門塾AOIでしか知り得ないノウハウなどを紹介するシリーズとなっている。まずは、これまで投稿された動画で情報収集をし、こちらのより専門性の高いシリーズで理解を深める、という方法を推奨している。
- AOIチャンネル「今後の展望」
自分の将来を考えるには高校3年生からでは時間が足りないことが多いため、高校生には1.2年生の頃から様々な経験や活動をすることで、長い時間をかけて自分の意思で将来を考えてもらいたい。
AOIチャンネルは、受験生が、偏差値やネームバリューなど、なんとなくで大学やその先の進路を選ばず、自分の将来や目的意識を持って大学進学ができる「総合型選抜」をさらに広めていきたいと考えている。
- 総合型選抜専門塾AOIとは
総合型選抜専門塾AOIは、「想像以上の、あなたにする」というミッションを掲げ、大学合格をゴールと捉えず、将来の夢や目標を叶えるための通過点として大学受験対策を行っている。
教育方針として、生徒が本気で自分に向き合い、本心の志望理由書を完成させることを重要視している。そうすることで、生徒が夢中になれることに出会い、自分の人生に自信を持って歩んでいくための機会を提供する。創業5年目、校舎は全国に6校舎を展開している。
・総合型選抜専門塾AOI サービスサイト:https://aoaoi.jp/
- 運営会社
「人のチカラを証明する」
人には無限の可能性があり、やりたいことをやっていい環境があればどこまでもいける。人はもっと自由になれる。人の可能性は、型にはまったものではないはずで、自由であり、意志のあるもので、リスクを取ったチャレンジが必要。花形は、人のチカラを最大化するための、本当にあるべき姿を追求する事業をやっていく。
[設立]2017年3月
[代表取締役]小澤忠
[事業内容]学習塾事業
[AOIサービスサイト]https://aoaoi.jp/
[コーポレートサイト]https://hanagata.co/
- 参考
文部科学省:「平成27年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11373293/www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/10/1362966.htm
文部科学省:「令和2年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要」https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/1414952_00002.htm
*2 自社調べ
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