東京・三鷹エリアに国内2件目のデータセンターを開発

-IT電力容量20MW、2025年9月サービス開始予定―

ESR株式会社

 ESR株式会社(代表取締役:スチュアート・ギブソン 本社:東京都港区 以下、ESR)は、データセンター集積地の一つである三鷹エリア・東京都東久留米市内に、敷地面積20,900㎡のデータセンター開発用地を取得したことをお知らせいたします。

 2020年の世界的なパンデミックで企業活動や人々の生活・消費行動が大きく変化しました。社会・産業のデジタル化の加速により、IoT、自動運転、AI、ブロックチェーン等のスマートテクノロジーを活用した新ビジネスが台頭し、eコマースは引き続き旺盛で、クラウド接続がビジネスの主要な推進力となっていることから、大量のデータを収集、伝達、処理する役割を担う5G、通信網、データセンター等のデジタルインフラの重要性が世界中で急速に高まっています。
 日本国内のデータセンターサービス市場の2020~2025年の年間平均成長率は12.5%、2025年の市場規模は2兆7987億円と2021年(1兆7341億円)から約6割増えると見込まれています。※1
 また、日本はデータセンターの適地として世界第3位と評価され※2、中でも東京はアジア太平洋地域(APAC)で最大のデータセンター集積地ですが、耐災害性、電力供給能力、通信網の観点からデータセンター適地は限られている状況です。

 ESRはこの開発用地にIT電力容量20MWのデータセンター(以下、本センター)を建築する計画で、2025年9月のサービス開始を予定しております。本センターが所在する三鷹エリアは東京都心から20km圏に位置し、古くからデータセンターや金融機関の電算センターが集積しており、通信網との接続性も優れているため、大手クラウドサービスプロバイダーを含むハイパースケーラーからコロケーションユーザーまで、顧客の多様なニーズに柔軟に対応できるデータセンターです。

 本センターは、2021年4月に発表したESR初のデータセンターである大阪市の「ESRコスモスクエア」に次いで、日本国内で2件目のデータセンタープロジェクトです。ESRコスモスクエアは最大98 MWのIT電力容量を備えた3棟構成のキャンパス型で、1期目が2023年に完成予定です。

 また、ESRグループはESG(環境・社会・ガバナンス)への取組みを全事業の中核にしており、本センター開発においても、電化も含めたデジタル化による効率的なエネルギー利用、再エネ利用によるグリーン化、省エネのデジタル機器の採用など、CO2排出量削減に積極的に取り組んでまいります。

 データセンター市場の急速な成長に対応するため、ESRグループ全体では大阪、香港、シドニー、ムンバイ、ジャカルタ、シンガポールの6ヶ所にIT電力容量合計260MWのデータセンターを開発中です。さらに、グループ全体でIT電力容量1,200MW以上の開発計画があり、2022年度内にデータセンター開発ファンドの設立も予定するなど、より広範にサービスを提供すべくデータセンター戦略を加速させてまいります。

「ESRコスモスクエア」1期目(大阪市) 完成イメージ「ESRコスモスクエア」1期目(大阪市) 完成イメージ


ESR 代表取締役 Stuart Gibson(スチュアート・ギブソン)
「2021年に大阪市でESR初のデータセンター開発用地を取得したことに続き、この度、東京の一等地でのデータセンタープロジェクトを新たに発表できますことを大変嬉しく思っております。
 社会がデジタル化していく“ニューエコノミー”がさらに広がることに伴い、ESRでは先進的物流施設とデータセンターを両輪で考えており、総称として“ニューエコノミー不動産”と定義しています。2022年1月に完了したARAアセットマネジメント社の買収後のESRグループ全体のニューエコノミー不動産の運用資産残高は590億米ドル(約6兆7900億円)※3と、APAC最大のニューエコノミー不動産を持つアセットマネジメント会社となり、APAC全域でデジタルインフラのエコシステムを拡大する戦略を積極的に実行中です。
 ESRは各国で地域密着型の企業として独自の土地調達ネットワークを構築しており、データセンターの開発とファンドマネジメントの豊富な専門知識を備えたデータセンター専任チーム共に他社との差別化を図ってまいります。」

※1 出典:IDC Japan株式会社「国内データセンターサービス市場予測を発表」
※2 出典:経済産業省 2021年4月「デジタルインフラを巡る現状と課題」
※3 2022年3月24日に発表した「FY2021 Results(2021年度決算報告)」内の2021年12月31日時点のプロフォーマ財務諸表に基づく。
為替レートは同日終値1米ドル=115.08円で換算。

< 施設概要 >
■所在地:東京都東久留米市
■敷地面積:20,900㎡(6,322坪)
■竣工・サービス開始:2025年9月(予定)
■IT電力容量:20MW

※データセンターの機密性および情報セキュリティの観点から、具体的な所在地・売主・購入金額は非公開としており、当リリース以上の情報提供は致しかねますことを予めご了承頂きたく、どうぞよろしくお願い致します。

<ESRについて>
www.esr.com/jp
 ESRは先進的物流施設・データセンターを両輪とするニューエコノミー不動産プラットフォームを形成するアジア太平洋地域(APAC)最大の不動産アセットマネジメント会社です。
 2006年にレッドウッド・グループとしてその歩みを始め、2016年イーシャンとの経営統合により設立、日本法人レッドウッド・グループ・ジャパン株式会社は現・ESR株式会社に社名変更。2019年11月1日に香港証券取引所に上場。2022年1月20日にARAアセットマネジメントの買収を完了し、APAC最大、上場企業として世界第3位の不動産アセットマネジメント会社になりました。
 現在、香港にグループ本社を置き、日本・中国・韓国・シンガポール・インド・オーストラリア・ニュージーランド・インドネシア・ベトナムで事業を展開し、欧米にも拡大中です。
 開発においては『HUMAN CENTRIC DESIGN.』を基本理念に、弊社施設で働くワーカーにとって快適で、環境にも配慮した先進的物流施設の創出に力を入れています。日本では三大都市圏(首都圏・関西圏・中部圏)と九州を中心に物流施設・データセンターを開発しており、アジア最大の延床面積を誇る「ESR尼崎ディストリビューションセンター」他25の物流施設を竣工させ、本データセンターを含め11プロジェクトを開発中。
 ESRはデジタル時代においてその社会・経済インフラである先進的物流施設・データセンターと商業・事業用不動産など複数のアセットクラスを通じ、多様化するお客様のビジネスをサポートし、投資家の皆様にはポートフォリオの最適化と利益を確保すべく循環型投資エコシステムを提供してまいります。

 

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会社概要

ESR株式会社

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URL
https://www.esr.com/jp/
業種
不動産業
本社所在地
東京都港区虎ノ門4-1-17 神谷町プライムプレイス3階
電話番号
03-4578-7121
代表者名
スチュアート・ギブソン
上場
未上場
資本金
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設立
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