ごみが肥料に生まれ変わる!静岡市西ケ谷清掃工場の溶融スラグが肥料として全国初の「本登録」
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)のシャフト炉式ガス化溶融炉を利用して、ごみを処理し、資源物として産出される「溶融スラグ」が、このたび一般廃棄物由来のスラグの肥料として全国初となる「本登録」※を受けましたので、お知らせいたします。
この溶融スラグは、静岡市西ケ谷清掃工場(シャフト炉式ガス化溶融炉)で地域から排出された一般廃棄物を約1,700~1,800℃の高温で溶融処理により産出される資源物であり、高温溶融する過程で有害成分が取り除かれるため、高品質で非常に安全な製品です。2017年の仮登録以降の5年間を通じ、安定的に良好な品質であることを農林水産省に評価いただき、今回の本登録にいたりました。本登録により、同じ型式のガス化溶融炉であれば、他の施設の溶融スラグも肥料登録が可能となります。このスラグ肥料は、水稲・畑ワサビ・マコモダケの肥料などの農業分野に加え、ゴルフ場の芝生養生や水産業における藻場再生・生育などに適用分野を広げております。
当社のシャフト炉式ガス化溶融炉は、これまで他の焼却施設では埋め立てが必要となっていた焼却灰や処理ができなかった災害廃棄物なども適切に処理することが可能で、最終処分量を極小化することにより、廃棄物処理行政の課題に貢献しています。さらに地域の一般廃棄物(家庭ごみ)から産出された資源物(溶融スラグ)が、周辺地域で農業や水産業に利用されるという当該モデルは、SDGs(国連の持続可能な開発目標)や地域循環共生圏の構築に資するものであり、今後、静岡市をはじめとする関係者の皆さまのご協力もいただきながら、他地域にも積極的に展開してまいります。
※ 静岡市西ケ谷清掃工場から産出される一般廃棄物由来のスラグ肥料は、2017年に農林水産省の「仮登録」を受け、2019年からJA静岡経済連を通じ「SKケイカル」として販売されています。このたび、全国で初めて農林水産省により、スラグ肥料として「本登録」(2022年3月25日付)を受けました。
<参考>一般廃棄物溶融スラグの肥料化
https://www.eng.nipponsteel.com/csr/report/environmental_solution/utilization_of_the%20slag.html
当社のシャフト炉式ガス化溶融炉は、これまで他の焼却施設では埋め立てが必要となっていた焼却灰や処理ができなかった災害廃棄物なども適切に処理することが可能で、最終処分量を極小化することにより、廃棄物処理行政の課題に貢献しています。さらに地域の一般廃棄物(家庭ごみ)から産出された資源物(溶融スラグ)が、周辺地域で農業や水産業に利用されるという当該モデルは、SDGs(国連の持続可能な開発目標)や地域循環共生圏の構築に資するものであり、今後、静岡市をはじめとする関係者の皆さまのご協力もいただきながら、他地域にも積極的に展開してまいります。
※ 静岡市西ケ谷清掃工場から産出される一般廃棄物由来のスラグ肥料は、2017年に農林水産省の「仮登録」を受け、2019年からJA静岡経済連を通じ「SKケイカル」として販売されています。このたび、全国で初めて農林水産省により、スラグ肥料として「本登録」(2022年3月25日付)を受けました。
<参考>一般廃棄物溶融スラグの肥料化
https://www.eng.nipponsteel.com/csr/report/environmental_solution/utilization_of_the%20slag.html
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