SORA Technology、マラリア対策衛星解析Zmartを買収・子会社化 宇宙事業への本格参入を発表

SORA Technology 株式会社

AIと航空宇宙技術でグローバルヘルスと気候変動課題に取り組むSORA Technology株式会社(本社:愛知県名古屋市、Founder兼CEO:金子洋介、以下SORA Technology)は、マラリア対策衛星解析会社Zmart Ltd.(以下Zmart)の過半数以上の株式を取得し、子会社化したことをお知らせします。今後、ソラテクノロジーのドローン×AIによる地上データ取得・オペレーション技術と、Zmartの衛星データ×AI解析技術を統合することで、マラリア対策の効率化とグローバル展開を加速してまいります。

子会社化背景

SORA Technologyはこれまで、ドローンやAIを活用し、現地での繁殖地調査や感染症対策オペレーションの高度化に取り組んできました。今後、より広域のリスクを把握し、対策の優先順位を最適化していくためには、衛星データや地理空間情報を活用した分析との組み合わせが重要になると考えています。

Zmartは、衛星画像やGISデータをAIで解析し、マラリア感染リスクの高い地域の特定や対策戦略の立案を支援する技術を有しています。同技術の開発・活用により、主にサブサハラアフリカ各地で以下のような実績をあげており、これらは同社の技術の実用性と有効性を示しています。

  • ガーナ(オブアシ)

    アプリ導入により繁殖地検出の精度が向上し、蚊の個体数を60%以上削減。対策コストの大幅削減も実現。

  • サントメ・プリンシペ

    政府との協力プロジェクトで、蚊の個体数約75%減少、マラリア発生率約52%減少。保護対象者1人あたりのコストは、都市部で0.44米ドル(PPPベース)、農村部で1.41米ドル(PPPベース)を実現。

  • タンザニア(ザンジバル)

    Gates Foundationの支援を受けて実施しているドローン、衛星画像、AIを活用した蚊の発生源の特定と幼虫対策が、Zmart、アベリストウィス大学およびザンジバル・マラリア撲滅プログラム(Zanzibar Malaria Elimination Programme)との連携のもと実行中。

今回の子会社化により、SORA Technologyのドローン×AIによる現地オペレーション技術と、Zmartの衛星×AIによる広域解析技術を統合し、マラリア対策の効率化とスケール化をさらに推進してまいります。

【本件概要】
対象:Zmart Ltd.
代表者:Arnon Houri Yafin
事業内容:AIによる衛星・地理空間データ解析を用いたマラリア対策プラットフォーム。モバイルアプリ、ダッシュボード、および計画ツールで構成されるZzappプラットフォームを開発。世界的なコンペティションであるXPRIZE AI for Goodにおいて優勝した実績を有する。

今後の展開

本件は、SORA TechnologyとZmartの事業統合を前提とした戦略的投資であり、マラリア対策におけるドローン×衛星×データ解析の統合を加速するものです。今後は、アフリカにおけるLSM事業や世界銀行案件などを通じた収益創出を進めるとともに、Gates Foundation等の助成案件を通じた技術実証や案件パイプラインの形成を進め、グループ全体での事業拡大を目指します。

また、Zmartの衛星・GISデータ解析技術とソラテクノロジーのドローン・AIによる現地オペレーションを統合することで、より効率的でスケーラブルなマラリア対策の実装を推進していきます。さらに、感染症対策に加え、気候変動や農業分野への応用も視野に入れています。

  • ドローン × 衛星の統合

    衛星データで広域のリスクを把握

    ドローンで局所的な繁殖地を精密検出

  • AI × 現地オペレーションの統合

    AIによる対策優先順位の最適化

    フィールド作業のデジタル管理の高度化

  • スケーラブルなマラリア対策

    都市部や準都市部における低コストかつ高効率な対策の大規模展開

マラリアは年間2億人以上が感染し、約60万人が命を落とす深刻な感染症であり、その多くが5歳未満の子どもたちです。気候変動や洪水・干ばつなどの環境変化により蚊の生息域が変化し、今後流行地域が拡大する可能性も指摘されています。SORA Technologyは、テクノロジーの力を活用し、この世界的な公衆衛生課題の解決に引き続き取り組んでまいります。

代表者コメント

SORA Technology Founder兼CEO 金子洋介

今回の子会社化は、グローバルヘルス分野における“宙(そら)からの統合インフラ”の構築に向けた重要な一歩となります。Zmart社の衛星データ解析と、当社のドローンによる現場オペレーションを組み合わせることで、マラリアの状況把握と対策の在り方を大きく変革できると考えています。Arnon氏およびZmartチームとともに、長期的なパートナーとして一体となり、アフリカをはじめとする各地域においてインパクトを拡大してまいります。また、マラリア対策の高度化にとどまらず、気候変動への適応や農業分野など、より広範な領域への展開も目指してまいります。

Zmart CEO Arnon Houri Yafin

強固なパートナーシップは、共通の価値観を持つことから始まります。Zmart社は、「高い志」と「精度」という2つの主原則のもとに設立されました。私たちは、マラリアの撲滅に向けた前進には、複数の側面から課題に取り組む大胆かつ包括的なアプローチが不可欠であると考えています。

「精度」は非常に重要です。データとAIを公衆衛生分野のオペレーション設計に統合することで、公衆衛生対策はより効果的かつ的確に、より集中投下的になり、さらに広範囲に展開することが可能となります。

SORA Technologyチームとの初めての打ち合わせの時点で、これらの価値観を共有していることが明確に感じられました。私たちは、本パートナーシップを通じてインパクトをさらに拡大し、よりスマートで効果的なマラリア対策を、最も支援を必要とする地域へ届けていけると確信しています。

会社概要

会社名:SORA Technology株式会社
本社所在地:愛知県名古屋市西区那古野2-14-1 なごのキャンパス
代表者:金子洋介(Founder兼CEO)
事業内容:ドローンおよびAIを活用した感染症対策、農業支援、気候変動適応支援技術の開発・提供
設立:2020年
SORA Technology株式会社は、「宙(SORA)」から人の生き方に変革を」をミッションに掲げ、ドローンやAI技術を活用し、「世界のどこでも安全で豊かな社会」を実現します。アフリカを中心とするグローバルサウス諸国に、感染症対策や農業生産性向上、気候変動への適応対策支援などの多様なサービスを提供しています。
ウェブサイト:https://sora-technology.com/
Linkedin:https://www.linkedin.com/company/sora-technology/
Facebook:https://www.facebook.com/sora.technology/



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会社概要

SORA Technology 株式会社

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URL
https://sora-technology.com/
業種
医療・福祉
本社所在地
愛知県名古屋市西区那古野2-14-1 なごのキャンパス
電話番号
-
代表者名
金子 洋介
上場
未上場
資本金
7051万円
設立
2020年06月